2017年12月25日以来、オレは友野一希のエキシビションの演技を観るのを楽しみに待っていた!!!
 なぜって。友野一希と言えば。「エキシビションがすごいらしい」&「ラーメン大好き友野くん」として有名(夜中に彼のインスタグラムを見ない方がいいです。ラーメン食べたくなります)。そして、遂にその日がやって来た!
 ロボット振り!
 カクカクとしたその動きに、笑笑笑。さすがはエンターテイナー!
 でも。フリーの「リバーダンス」から、ちょっと感じていたのである。この短期間に、彼は多くを吸収し、猛スピードで成長していっている。だから、まだまだ少年っぽい面差しに、ふと大人っぽい表情を浮かべるようになったのを。そして、エキシビションで滑る彼の姿に、初めて男らしい魅力を感じて。
 たった一回の演技でわかったみたいに書いて申し訳ない。友野一希はエンターテイナーである。と同時に、まだまだ秘めている多くの顔がある。これから、その顔を次々と見せていってくれることに期待。ラーメン食べて頑張って!
2018-11-19 23:01 この記事だけ表示
 山下真瑚。待てど暮らせど帰って来ないピンカートンを待つ、蝶々夫人の想い――。やわらかい演技で、音楽の世界に没入させてくれた。
 松田悠良。ところどころに感じさせるエレガントさ。怪我を克服してリンクに帰ってきたときの演技が楽しみ。
 白岩優奈。エキシビションの方が、一つ一つの動きをメリハリつけて滑れている印象。

 アリーナ・ザギトワは、…今シーズン、どんどん顔つきが険しくなっていっていて…。心がいつまでもつんだろうか。心配。一つだけ思いついたのは。みんなでますます楽しく滑っていって、「こっちの世界においでよ!」といざなう『北風と太陽』作戦だ!
2018-11-19 22:59 この記事だけ表示
 今、振り返ってみると、その演技を観ていたときの、音と視覚の一切の記憶が、私にはない――。
 もちろん、ニュース映像や写真を観れば、そうだ、こういう衣装でこういう演技をしていたと思うし、曲を聴けば、そうだ、こういう曲だった、と思う。でも、初めてその演技にふれた瞬間の、それが残っていない。残っているのは、まるでブラックホールのような空間で、ただ、相手の心――狂おしいまでに自らの生の意味を求める心――を受け止めたという、その衝撃だけなのである。
 人間の身体には、見るために目という器官があり、聞くために耳という器官がある。だから通常、それを用いる。だが、肉体がなく、ただ心だけが存在し得ると考えた場合、心そのもので見、聞かなくてはならない。だから、あれは、ただ心だけを、ただ心だけで受け止めるという、究極の経験だったのだ。それだけでも、この世に生を享けてよかったと思えるような類の。
2018-11-19 20:43 この記事だけ表示
 掲載されました。

http://www.meg-net.com/blog/entry-565.html

 幕間、ひどい泣き顔で感想を伝えに行ったあひるに、演出の長塚圭史さんが、…大丈夫ですか…とばかりに手を差し出してくれて、…その笑顔が優しくて、美しかった。
 またブログでも書きます。
2018-11-19 20:35 この記事だけ表示
 …エーテルの如くただよう、珠城りょうの“トート=死”。その姿に、改めて思った。
 『エリザベート』の結末。“死”と、人が、一つになるとは――?
 単なる死ではない。“死”という不可視の、でも絶対的な存在と、人とが一つにならなくてはいけない。さて、どうやって?
 トートは肉体を持たない。だから、彼が何か事を起こすには、彼の意図を理解し、それを実行してくれる人間を探さねばならない。エリザベートと、一つになる。エリザベートを、殺す。この場合、イタリア人テロリスト、ルイジ・ルキーニが彼の“実行犯”となったわけである。凶器はナイフ。ここで、ナイフを“ファルス(男性器)”のメタファーととらえたならば、突き刺す行為は“挿入”である。ここに、肉体を持たないトートと、エリザベートの結合は完成する。
 死はそもそもエクスタシーのメタファーでもある。エクスタシー。――それは、芸術の場において、しばしば経験され得るものではないか。演技や音楽の名演に、観衆、聴衆は、平気で心を一つにしてしまう。演技者、演奏者も然り。…自分のタクトのもと流れる音楽と一つになっていたんだろうな…と思いたくなるような昂揚した表情で、終演後、舞台に現れるマエストロもいる。
 となると、トート=死は、美の表象とも考え得るのだった。いつかたどり着くところ。死の、――美の、彼岸。
 無論、東宝公演でも、井上芳雄のように、男性性/女性性を超えた、優れたトートの演技を見せる役者もいる。けれども、宝塚歌劇の場合、そもそもが女性である男役がトートを演じる時点で、作品に仕込まれたその仕掛けがデフォルトで発動している。そのことに、今回の月組公演で改めて気づかされたのだった。
2018-11-18 01:37 この記事だけ表示