藤本真由
(舞台評論家・ふじもとまゆ)
1972年生まれ。
東京大学法学部卒業後、新潮社に入社。写真週刊誌「FOCUS」の記者として、主に演劇・芸能分野の取材に携わる。
2001年退社し、フリーに。演劇を中心に国内はもとより海外の公演もインタビュー・取材を手がける。
ご意見・お問い合わせ等は
bluemoonblue@jcom.home.ne.jp まで。
試合の最初の球をいきなり2塁打にした先頭打者大谷翔平が、2回に満塁ホームラン! ――何だかよくわからない感情で(主に安堵でしょうか)笑いながら泣いた。この回、打者15人で10点の猛攻〜。13対0で7回コールド勝ち! 先発の山本由伸投手の球が途中からグイーンと伸びるのをおもしろく観ていた――マウンド上で見せるプロフェッショナリズム。すごいレベルのバッター揃いなので、……その球をそう打つんだ〜! と巧さにうなりまくり。全打席出塁の源田壮亮の応援歌の前奏が雄大で好き。「JAPAN」のユニフォームを着た鈴木誠也に広島カープ名物スクワット応援できたのが楽しかった。大量リードとなっても終始引き締まった試合で見応えありました!
男役のかっこよさ。娘役のかわいさ。一人一人の個性。組のパワー、一体感。宝塚歌劇の魅力を満喫できる、前向きになれるオリジナル作品の二本立てで、星組新トップコンビ暁千星&詩ちづる、ロケットスタート! 1960年代のイギリス・ブライトンを舞台に、モッズの青年とカーレーサーを目指すお嬢様の恋模様をさわやかに描く『恋する天動説』(作・演出/大野拓史)。1964年のモッズとロッカーズのブライトンでの抗争も描かれた映画『さらば青春の光』や名作『ウエスト・サイド・ストーリー』へのオマージュ、そして『ヘイズ・コード』『ロシアン・ブルー−魔女への鉄槌−』『記者と皇帝』といった演出家の過去作のモチーフ、そしてそして宝塚の他の座付き作家たちの美点、はたまたロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手の名言「負けるという選択肢はない」をもじったセリフ等々、あれこれつめこんだ欲張りな作品で、あちらこちらで発見多々、予習復習も大変楽しい。ルールや制約(と思われたもの、思い込んだものも含む)を超えて前へと進んでいくという意味合いで、『ヘイズ・コード』や『記者と皇帝』といった作品の系譜にあるのだけれども、今回はさらに、1960年代に世界的にパワーを爆発させた若者世代を中心に据えて描き、今の時代の変化や、閉塞感に対するあり得べき突破口をも照らし出す作品となっている。だから、心に傷を抱えてどこか立ち止まるような日常を送っていた主人公の青年アレックス(暁千星)が銀橋で二度歌う主題歌「アレックス」(作詞/大野拓史、作曲/玉麻尚一)、とりわけ「♪回り道はしない/どんな壁も越えて」と歌う二度目のリプライズは心を打つ。暁が、夢に向かってまた走り出すことを選択する青年アレックスを、過去の傷の部分も含めて蠱惑的に描き出せば、彼に影響を与えるヒロインのシンシアを、詩ちづるがおてんばキュートに演じる。アレックスに出逢い、恋に落ちたシンシアが、妹とその友達と、4人の娘役で歌い踊る場面(振付/平澤智)は、『ウエスト・サイド・ストーリー』の「I Feel Pretty」を彷彿とさせると同時に、『ロシアン・ブルー』や『THE SCARLET PIMPERNEL』等の宝塚作品における娘役キューティー名場面と肩を並べる楽しさ。この場面において、何回観ても涙がこぼれるほどのかわいさを爆発させた詩ちづるは、年末を待たずして2026年度の新人賞確定。……別人? と見間違えるほど、トップ娘役になって大化けした人である。
……と、レヴュー作品『DYNAMIC NOVA』(作・演出/稲葉太地)まで行っておりませんが、今宵一夜では到底書ききれないので、また後日〜。
……と、レヴュー作品『DYNAMIC NOVA』(作・演出/稲葉太地)まで行っておりませんが、今宵一夜では到底書ききれないので、また後日〜。
夫が90年代後半にイギリスに単身留学していた際、仕事の休みを利用して2年間で12回訪れた。その際、『恋する天動説』の舞台であるブライトンにも何度か足を運んだ。ロンドンから列車で二時間弱の、海浜リゾートとして名高い街。ジョージ4世が摂政王太子時代に建てた王室の離宮ロイヤル・パビリオンが有名だけれども、この建物、外観も内装もオリエンタル風で不思議な雰囲気である。後のジョージ4世といえば、星組公演の一つ前の雪組公演『ボー・ブランメル〜美しすぎる男〜』で瀬央ゆりあが演じていた役。作中、プリンスの浪費が問題になっていたけれども、このロイヤル・パビリオン建設にも莫大な費用がかかったそうである。そしてもちろん、今回の作品にも登場する、遊園地やゲームセンターを備えたパレス・ピアも楽しい場所。海辺のさわやかさと同時に、日本でいうなら熱海や、ミュージカル『Love Never Dies』の舞台になったニューヨーク市ブルックリン区のコニーアイランドとも共通する、行楽地ならではのある種独特の雰囲気を感じた。
そして、パレス・ピア以外の桟橋もあった。ウエスト・ピア。時代設定が1964年で、ブライトンも登場する映画『さらば青春の光』(1979)でも、パレス・ピアの向こうに映っているように思う。パレス・ピアより30年以上も前に作られたこのウエスト・ピアは、1975年に閉鎖され、90年代後半には海辺に廃墟の如き姿をさらしていて、復興させようという活動をしている団体が探訪ツアーを主催していた。私は新入社員時代に記者を務めていた雑誌で廃墟特集を組んだ廃墟好きだったので、即参加を決めた。夫は別に廃墟好きでも何でもないのだけれども、妻に何かあるといやなのでいやいや参加。というのも、彼は高所恐怖症なのだけれども、桟橋は痛んでいて、歩くとけっこう怖いのである。何かあっても自己責任という誓約書に署名をして、ヘルメットをかぶり、ガイドに引率されて桟橋の廃墟を歩いていく。桟橋途中に残る建物に入ると、そこら中、海鳥の糞だらけで、匂いが目にしみそうになる。少し離れたところに見える華やかなパレス・ピアの景色と、ヘルメットをかぶってへっぴり腰で歩いている夫の姿と、すさまじい匂いと、そんな記憶。その後、ウエスト・ピアは、嵐があり、火災があり、相当程度崩壊してしまったという。だから、あの日観た景色は、もはやこの世にはなくて、幻のように心の中に存在している。
そして、パレス・ピア以外の桟橋もあった。ウエスト・ピア。時代設定が1964年で、ブライトンも登場する映画『さらば青春の光』(1979)でも、パレス・ピアの向こうに映っているように思う。パレス・ピアより30年以上も前に作られたこのウエスト・ピアは、1975年に閉鎖され、90年代後半には海辺に廃墟の如き姿をさらしていて、復興させようという活動をしている団体が探訪ツアーを主催していた。私は新入社員時代に記者を務めていた雑誌で廃墟特集を組んだ廃墟好きだったので、即参加を決めた。夫は別に廃墟好きでも何でもないのだけれども、妻に何かあるといやなのでいやいや参加。というのも、彼は高所恐怖症なのだけれども、桟橋は痛んでいて、歩くとけっこう怖いのである。何かあっても自己責任という誓約書に署名をして、ヘルメットをかぶり、ガイドに引率されて桟橋の廃墟を歩いていく。桟橋途中に残る建物に入ると、そこら中、海鳥の糞だらけで、匂いが目にしみそうになる。少し離れたところに見える華やかなパレス・ピアの景色と、ヘルメットをかぶってへっぴり腰で歩いている夫の姿と、すさまじい匂いと、そんな記憶。その後、ウエスト・ピアは、嵐があり、火災があり、相当程度崩壊してしまったという。だから、あの日観た景色は、もはやこの世にはなくて、幻のように心の中に存在している。
録画視聴。
イリア・マリニンの演技に心を打たれた。曲は「Fear」。こんなにも苦悩が色濃く深く表現された演技を、フィギュアスケートで初めて観た。バックフリップさえもその表現の一部だった。冒頭からぐっと心をつかまれて、途中、声を上げて泣いた……。このオリンピック期間中に人として大きく成長したことがうかがえて。貴方だけが味わってきた人生上の経験と、貴方だけに可能な技術、それを融合させて氷上で滑り、観る者と分かち合ったとき、そこに何かが生まれる。
苦悩が表現できるなら、あふれんばかりの幸福感も表現できる、それがフィギュアスケート。人生さまざまなジャンルのコンビを観てきたけれども、三浦璃来&木原龍一のりくりゅうコンビはその中でも心に残る名コンビの一つ。三浦璃来の輝く美しさ。泣き虫キャラが定着しつつある? 木原龍一のかわいかっこよさ。フリーの演技が二人の競技にかける真剣な思いを示すものだとすれば、こちらは、二人の掛け合いの楽しさが伝わってくるような、観ていて幸せになる演技。三浦の片足を木原が両手でもって回すのを含めたラスト近くのド迫力ぐるんぐるんの連発には、伝統芸能・太神楽の曲芸師コンビ、海老一染之助&染太郎が和傘の上で毬等を回しながらの決めゼリフ、「いつもより多く回しております〜!!」を思い出した――テレビのお正月番組等でおなじみの、おめでたさいっぱいの芸風の兄弟コンビだった。
ダニエル・グラッスル。しっとり系もいいですね。と思いきや、シャツを脱いでの後半は生き生き楽しんで滑っていた!
オリヴィア・スマート&ティム・ディーク。サッカーのユニフォームで滑り、ゴールポストとサッカーボールも出てきて二人でかわるがわるシュート! 今年は「ワールドカップ2026」もありますね! その前に「WBC2026」もあってあひるは忙しい(笑)。
ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ&ニキータ・ボロディン。しっとり。ボロディンのリードが素敵。二人ならではのスケート、見つけていって!
佐藤駿。彼はジャンプがすばらしい分、他の要素はジャンプと比べられすぎて少々損をしている部分もあるのではないかと、競技の演技を観ていて感じた。手足等の動きの部分については、このエキシビションの演技ではかなり工夫して見せていたと思う。その一方で、エキシビションの演技については、割とどこか羽生結弦が滑っているようにも見えた。「学ぶ」の語源は「まねぶ」、すなわち真似ることであって、もちろん最初は真似るのでもいい。でも、最終的には、その学びの対象がいかに自分の身体に自身の意図を落とし込んで滑り、動いているかを分析した上で、佐藤駿自身の身体にいかに自分自身の意図として落とし込み、演技するかが問われるわけで、佐藤駿はスケーターとして今やその段階にたどり着いたのだろうと思う。久しぶりに演技を観て、いろいろな意味で成長ぶりがめざましいと感じた。
アンバー・グレン。ゴージャスで素敵! 大人の演技ができるスケーターの活躍がうれしい。
パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ。ギレスの強さ。
マリア・パブロワ&アレクセイ・スヴィアチェンコ。スヴィアチェンコ、いいキャラである(笑)。頭の上にパブロワの腹部を乗せて手を放しての回転、すごい。
チャン・ジュンファン。優しく対話を楽しむような、あっという間の演技に見入る。昨年12月に出張で初めて韓国に行ったとき、親切で優しい人ばかりで、「How can I not love them?」とときに涙がこぼれそうになったのだけれども、そう親しみを抱く上では、韓国のフィギュアスケーターたちの演技を観てきたことも大きかったな、と。ありがとう!
アリソン・リード&サウリウス・アンブルレビチウス。クリムキン風イーグルをしたリードが仰向け後ろ向きに滑っていくアンブルレビチウスを支えているのがおもしろかった。
アナスタシア・メテルキナ&ルカ・ベルラワ。ダイナミックぐるんぐるん、来た〜! スパンダー・バレエの「True」(好きな曲です)に合わせてのベルラワの小粋な仕草もよかった。
シャルレーヌ・ギニャール&マルコ・ファブリ。「私たちの国、イタリアを楽しんでいってね!」感、おもてなし感があふれていて、観ていて幸せになる。母国開催のオリンピック、お二人にとって楽しいものであったならよかった!
イ・ヘイン。憑依能力をこれからも生かしていって!
鍵山優真。角野隼斗が彼のために書き下ろした「frostline」に乗っての演技。軽やかで浮遊感があってキラキラしていて、曲と滑りがマッチしていた。カロリーナ・コストナーの振付もよかった。とてもよいプログラム!
マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ。しっとり美しく、調和があり、二人の魅力を堪能。
サラ・コンティ&ニッコロ・マチー。ミラノ出身のマチーが長身から繰り出すふわんふわんとした動きがおもしろくて笑った。「Y.M.C.A.」は現地にいたら一緒に踊っていたかと。マチーが頭にコンティの腹部を乗せて手を放してくるくる回ったり、盛り上げ上手の二人!
ロランス・フルニエ=ボードリー&ギヨーム・シゼロン。ショートプログラム、フリーのように、“残像”が見えなかったのがよかった。
ミハイル・シャイドロフ。曲は映画『カンフーパンダ』。パンダの着ぐるみで熱演、ジャンプも! ――パンダの着ぐるみをかぶったシャイドロフの両足をつかんでぐるんぐるん回す友情出演ルカ・ベルラワもすごい。こういうおもしろいところも競技で発揮すればいいのに〜。と思っていたらフィナーレもその姿のまま登場(笑)。
平和の祭典、オリンピック。氷上の演技についてのみならず、世界情勢、地政学を考える好機ともなりました。関わった方々、そして、これまでのオリンピックで素敵な演技をしてきた方々にも、感謝!
イリア・マリニンの演技に心を打たれた。曲は「Fear」。こんなにも苦悩が色濃く深く表現された演技を、フィギュアスケートで初めて観た。バックフリップさえもその表現の一部だった。冒頭からぐっと心をつかまれて、途中、声を上げて泣いた……。このオリンピック期間中に人として大きく成長したことがうかがえて。貴方だけが味わってきた人生上の経験と、貴方だけに可能な技術、それを融合させて氷上で滑り、観る者と分かち合ったとき、そこに何かが生まれる。
苦悩が表現できるなら、あふれんばかりの幸福感も表現できる、それがフィギュアスケート。人生さまざまなジャンルのコンビを観てきたけれども、三浦璃来&木原龍一のりくりゅうコンビはその中でも心に残る名コンビの一つ。三浦璃来の輝く美しさ。泣き虫キャラが定着しつつある? 木原龍一のかわいかっこよさ。フリーの演技が二人の競技にかける真剣な思いを示すものだとすれば、こちらは、二人の掛け合いの楽しさが伝わってくるような、観ていて幸せになる演技。三浦の片足を木原が両手でもって回すのを含めたラスト近くのド迫力ぐるんぐるんの連発には、伝統芸能・太神楽の曲芸師コンビ、海老一染之助&染太郎が和傘の上で毬等を回しながらの決めゼリフ、「いつもより多く回しております〜!!」を思い出した――テレビのお正月番組等でおなじみの、おめでたさいっぱいの芸風の兄弟コンビだった。
ダニエル・グラッスル。しっとり系もいいですね。と思いきや、シャツを脱いでの後半は生き生き楽しんで滑っていた!
オリヴィア・スマート&ティム・ディーク。サッカーのユニフォームで滑り、ゴールポストとサッカーボールも出てきて二人でかわるがわるシュート! 今年は「ワールドカップ2026」もありますね! その前に「WBC2026」もあってあひるは忙しい(笑)。
ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ&ニキータ・ボロディン。しっとり。ボロディンのリードが素敵。二人ならではのスケート、見つけていって!
佐藤駿。彼はジャンプがすばらしい分、他の要素はジャンプと比べられすぎて少々損をしている部分もあるのではないかと、競技の演技を観ていて感じた。手足等の動きの部分については、このエキシビションの演技ではかなり工夫して見せていたと思う。その一方で、エキシビションの演技については、割とどこか羽生結弦が滑っているようにも見えた。「学ぶ」の語源は「まねぶ」、すなわち真似ることであって、もちろん最初は真似るのでもいい。でも、最終的には、その学びの対象がいかに自分の身体に自身の意図を落とし込んで滑り、動いているかを分析した上で、佐藤駿自身の身体にいかに自分自身の意図として落とし込み、演技するかが問われるわけで、佐藤駿はスケーターとして今やその段階にたどり着いたのだろうと思う。久しぶりに演技を観て、いろいろな意味で成長ぶりがめざましいと感じた。
アンバー・グレン。ゴージャスで素敵! 大人の演技ができるスケーターの活躍がうれしい。
パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ。ギレスの強さ。
マリア・パブロワ&アレクセイ・スヴィアチェンコ。スヴィアチェンコ、いいキャラである(笑)。頭の上にパブロワの腹部を乗せて手を放しての回転、すごい。
チャン・ジュンファン。優しく対話を楽しむような、あっという間の演技に見入る。昨年12月に出張で初めて韓国に行ったとき、親切で優しい人ばかりで、「How can I not love them?」とときに涙がこぼれそうになったのだけれども、そう親しみを抱く上では、韓国のフィギュアスケーターたちの演技を観てきたことも大きかったな、と。ありがとう!
アリソン・リード&サウリウス・アンブルレビチウス。クリムキン風イーグルをしたリードが仰向け後ろ向きに滑っていくアンブルレビチウスを支えているのがおもしろかった。
アナスタシア・メテルキナ&ルカ・ベルラワ。ダイナミックぐるんぐるん、来た〜! スパンダー・バレエの「True」(好きな曲です)に合わせてのベルラワの小粋な仕草もよかった。
シャルレーヌ・ギニャール&マルコ・ファブリ。「私たちの国、イタリアを楽しんでいってね!」感、おもてなし感があふれていて、観ていて幸せになる。母国開催のオリンピック、お二人にとって楽しいものであったならよかった!
イ・ヘイン。憑依能力をこれからも生かしていって!
鍵山優真。角野隼斗が彼のために書き下ろした「frostline」に乗っての演技。軽やかで浮遊感があってキラキラしていて、曲と滑りがマッチしていた。カロリーナ・コストナーの振付もよかった。とてもよいプログラム!
マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ。しっとり美しく、調和があり、二人の魅力を堪能。
サラ・コンティ&ニッコロ・マチー。ミラノ出身のマチーが長身から繰り出すふわんふわんとした動きがおもしろくて笑った。「Y.M.C.A.」は現地にいたら一緒に踊っていたかと。マチーが頭にコンティの腹部を乗せて手を放してくるくる回ったり、盛り上げ上手の二人!
ロランス・フルニエ=ボードリー&ギヨーム・シゼロン。ショートプログラム、フリーのように、“残像”が見えなかったのがよかった。
ミハイル・シャイドロフ。曲は映画『カンフーパンダ』。パンダの着ぐるみで熱演、ジャンプも! ――パンダの着ぐるみをかぶったシャイドロフの両足をつかんでぐるんぐるん回す友情出演ルカ・ベルラワもすごい。こういうおもしろいところも競技で発揮すればいいのに〜。と思っていたらフィナーレもその姿のまま登場(笑)。
平和の祭典、オリンピック。氷上の演技についてのみならず、世界情勢、地政学を考える好機ともなりました。関わった方々、そして、これまでのオリンピックで素敵な演技をしてきた方々にも、感謝!
録画視聴。
アンバー・グレンの演技がすばらしかった。軸キュン! のトリプルアクセル高! 観ていて気持ちの引き締まるようなジャンプ続々と。スケールの大きさ、優雅さ。滑る、生きる喜びがある、スポーツとしてのフィギュアスケートの魅力がつまった素敵な演技。中井亜美のトリプルアクセルも思い切りよく跳び上がる様がいいのだけれども、複数のスケーターが跳んでいるとそれぞれの個性や魅力がわかって楽しい。グレンは次に滑ったソフィア・サモデルキナの演技終了後も、「今の演技、よかったでしょ? もっと拍手!」とばかりに煽ったり、この夜のキャプテンという感じの活躍。
イ・ヘインの演技にも大いに引き込まれた。曲は「カルメン組曲第1番」、振付はミーシャ・ジー。あでやかな黒の衣装。音楽に合った三回転サルコー。ほとんどトランス状態かと思うほど入り込んだステップ・シークエンスからドラマティックなラストへ――巫女力を感じた。そして風格も。演技、また観られて本当によかった!
千葉百音も会心の演技。曲は映画『ロミオとジュリエット』より。音楽を感じて滑っていて、ジュリエットらしい可憐さも。千葉百音らしい感性を感じさせるあっという間の演技に引き込まれて拍手!
ロリー・シールド。一つ一つをていねいに行おうという気持ち◎。
リヴィア・カイザー。両手を組んでの三回転ジャンプが、衣裳のひるがえりとあいまって、白鳥が舞い上がるよう! 終盤、気持ち乗っていた。
マリア・セニュック。強い気持ちと祈りを感じる箇所があった。
キミー・レポンド。気持ち、切れなかった!
張瑞陽。キビキビ、柔軟性があり、気持ちよくジャンプも決まり、『ミス・サイゴン』の曲の美しさも感じられる演技に引き込まれた。
ララ・ナキ・グッドマン。気持ちの乗った演技で、『JAWS』の曲のおもしろさを味わった。襲いかかるような仕草がおもしろい。片手をウエストに当て、もう片手で足をもってのスピンの形が楽しかった。
オルガ・ミクティナ。身体の動かし方がとても綺麗で見入った。しっとり小気味よい演技。
ユリア・ザウター。とりわけ前半のジャンプが高かった。
イーダ・カルフネン。最後の、身体を思いっきり背中側に折ってコンパクトにまとめてのスピンがすごい。『白鳥の湖』のぶつ切り編曲は聴いていてしんどかった……。
シン・ジア。観ていて気持ちのいいジャンプ。伸びやかなステップ・シークエンス。フランツ・リストの『愛の夢』を滑って夢見る風情あり。
ソフィア・サモデルキナ。ジャンプのシュア感、確信感。
ニーナ・ピンザローネ。心にぱっと飛び込んでくるあざやかな赤の衣装。冒頭からマイム風の動きがおもしろいブノワ・リショー振付。さまざまな美点を総合的に提示できる魅力を感じる、割とあっという間の演技。確かにインスピレーションをかきたてる存在である。
ニーナ・ペトロキナ。気迫みなぎる演技。滑りが観ていて気持ちいい。
イザボー・レビト。彼女の魅力であるフェアリー感、エアリー感を堪能!
ルナ・ヘンドリックス。落ち着いて観ていられる、引き込まれて割とあっという間の演技だった。
アナスタシア・グバノワ。優しい思いに強く貫かれていると感じる演技。
AIN(中立な立場の個人選手)参加制度について考えていて、「オリンピックは誰のもの?」という疑問が浮かんだ。侵略された側の選手の心、AIN選手の心、周囲の選手やスタッフの心、そして観る側の心、そういった心の面に対し、映像に映っていないだけで何らかの配慮、心配りはなされているのだろうか。
アンバー・グレンの演技がすばらしかった。軸キュン! のトリプルアクセル高! 観ていて気持ちの引き締まるようなジャンプ続々と。スケールの大きさ、優雅さ。滑る、生きる喜びがある、スポーツとしてのフィギュアスケートの魅力がつまった素敵な演技。中井亜美のトリプルアクセルも思い切りよく跳び上がる様がいいのだけれども、複数のスケーターが跳んでいるとそれぞれの個性や魅力がわかって楽しい。グレンは次に滑ったソフィア・サモデルキナの演技終了後も、「今の演技、よかったでしょ? もっと拍手!」とばかりに煽ったり、この夜のキャプテンという感じの活躍。
イ・ヘインの演技にも大いに引き込まれた。曲は「カルメン組曲第1番」、振付はミーシャ・ジー。あでやかな黒の衣装。音楽に合った三回転サルコー。ほとんどトランス状態かと思うほど入り込んだステップ・シークエンスからドラマティックなラストへ――巫女力を感じた。そして風格も。演技、また観られて本当によかった!
千葉百音も会心の演技。曲は映画『ロミオとジュリエット』より。音楽を感じて滑っていて、ジュリエットらしい可憐さも。千葉百音らしい感性を感じさせるあっという間の演技に引き込まれて拍手!
ロリー・シールド。一つ一つをていねいに行おうという気持ち◎。
リヴィア・カイザー。両手を組んでの三回転ジャンプが、衣裳のひるがえりとあいまって、白鳥が舞い上がるよう! 終盤、気持ち乗っていた。
マリア・セニュック。強い気持ちと祈りを感じる箇所があった。
キミー・レポンド。気持ち、切れなかった!
張瑞陽。キビキビ、柔軟性があり、気持ちよくジャンプも決まり、『ミス・サイゴン』の曲の美しさも感じられる演技に引き込まれた。
ララ・ナキ・グッドマン。気持ちの乗った演技で、『JAWS』の曲のおもしろさを味わった。襲いかかるような仕草がおもしろい。片手をウエストに当て、もう片手で足をもってのスピンの形が楽しかった。
オルガ・ミクティナ。身体の動かし方がとても綺麗で見入った。しっとり小気味よい演技。
ユリア・ザウター。とりわけ前半のジャンプが高かった。
イーダ・カルフネン。最後の、身体を思いっきり背中側に折ってコンパクトにまとめてのスピンがすごい。『白鳥の湖』のぶつ切り編曲は聴いていてしんどかった……。
シン・ジア。観ていて気持ちのいいジャンプ。伸びやかなステップ・シークエンス。フランツ・リストの『愛の夢』を滑って夢見る風情あり。
ソフィア・サモデルキナ。ジャンプのシュア感、確信感。
ニーナ・ピンザローネ。心にぱっと飛び込んでくるあざやかな赤の衣装。冒頭からマイム風の動きがおもしろいブノワ・リショー振付。さまざまな美点を総合的に提示できる魅力を感じる、割とあっという間の演技。確かにインスピレーションをかきたてる存在である。
ニーナ・ペトロキナ。気迫みなぎる演技。滑りが観ていて気持ちいい。
イザボー・レビト。彼女の魅力であるフェアリー感、エアリー感を堪能!
ルナ・ヘンドリックス。落ち着いて観ていられる、引き込まれて割とあっという間の演技だった。
アナスタシア・グバノワ。優しい思いに強く貫かれていると感じる演技。
AIN(中立な立場の個人選手)参加制度について考えていて、「オリンピックは誰のもの?」という疑問が浮かんだ。侵略された側の選手の心、AIN選手の心、周囲の選手やスタッフの心、そして観る側の心、そういった心の面に対し、映像に映っていないだけで何らかの配慮、心配りはなされているのだろうか。


