白岩優奈は、フリースケーティングのとき、動きがせかせか小さくせわしない感じに思えたのだけれども、エキシビションのときの方がゆったり伸び伸び滑っていてよかった。化粧はいつも◎。
 坂本花織。『キャバレー』の「Don’t Tell Mama」は、ミュージカルの舞台ではヒロインを中心に大人数で歌い踊るナンバーだけれども、この日の彼女の演技からは、その華やかさ賑やかさが感じられて。ちょっとセクシーなところも! ちなみに、「こんなところ(キャバレー)に出入りしていること、ママには内緒ね」というナンバーなり。

 羽生結弦は、エキシビションでは普通に美しく、つまり、いつもの羽生結弦らしくて、大いに安堵した。ショートプログラムは、…感情面でそういう方向にそこまで努力して滑りきる人っているんだ…と逆にびっくりしたけれども、その(ある意味、無駄な?)努力の分、力が入っていて、だから、直前練習で飛んでいたジャンプの方が美しい。フリースケーティングは一発レッド(心の荒れはスケートに出ます)。今後もぜひ、羽生結弦だけにしか可能とはならない美(他の人とはまったくかぶらない)を追求されたし。
2018-11-05 22:27 この記事だけ表示
 …昔、あるところに、ちょっとぽっちゃりとした少女がいました。体つきが変わる思春期のこと、受験勉強もあって、彼女は太ってしまいました。そして、いつの頃からか、彼女はすっかり思い込むようになりました。自分はきっともう一生デブなんだと。それから15年ほどして、彼女は、あるダイエットの本を読んで、満腹感をちゃんと感じ、それが来たら食べ終えるというごく普通のことをするようになりました。つまり、「足るを知る」ことを学んだというわけです。すると、なんということでしょう、みるみるうちに体重が落ちて、今では着ているのは7号サイズ。
 どうせ自分はデブだと思い込んでいるから、デブになるような行動ばかりする。もうお腹いっぱいで苦しいのに、さらに自分の中に食べ物を詰め込もうとする。他ならぬ自分自身の思い込みが、彼女を長年にわたって苦しめていたというわけです。
 思い込みって恐ろしいですね…というお話。

 さて、田中刑事選手について。
 どうしてエキシビションのときみたいな演技を競技でやらないの〜〜〜。かっこいいじゃないですか! 颯爽として、観客へのアピールもばっちり、水を得た魚のよう、まるで競技のときとは別人のようである。
 競技のとき、「…俺はだめだ、俺はだめだ…」と思いすぎなのである。誰も初めからそんなこと思っちゃいません。ある人物について一番詳しいのは、基本的にはその人自身である。他の人間には、そこまでの情報がなかなかない。だから、あんまり強くその人が「…俺はだめだ…」と思っていると、それが伝わって、「本人がそこまで自分で強く思っているからには、実際のところ、そうなんだろうな…」と、周りも思うようになってきてしまうという、それだけのことである。
 私の目に映る田中刑事は、別にだめな人ではない。ただ、自分のことを、不思議なまでに「…俺はだめだ…」と強く強く思っている人である。その思い込みがあまりにも強すぎて、彼の他の部分が覆い隠されていて、なかなか見えてこない。それで、例えばジャンプを失敗すると、「…やっぱり俺はだめなんだ…」と思い、どんどん負の連鎖に陥っていく。そこまでだめではないと思っているところに関しては、割に落ち着いて演技できているのに。
 どうしてそんな風に思ってしまうようになったのか。彼をそう強く思い込ませたものに、私は断固、否を唱える。ジャンプ一回失敗したからって、それだけで演技全体がだめになりゃしません。世界に田中刑事という人間はたった一人。そして、その田中刑事という人間を一番信じて、励ましてあげられるのは――練習を重ねて、好きなスケートに邁進してきた彼を励ましてあげられるのは――田中刑事自身。
 次回、競技のときに緊張して、「…俺はだめだ…」と思い始めるようなことがあったら、ぜひ、冒頭の太っていた少女の小咄を思い出して、笑ってやってほしいものである。思い込みって、ホント、アホみたいだなあと。それで緊張がほぐれたら、恥を忍んでこんなエピソードを出した彼女(オレのことだ!)もさぞ本望でしょう。
 ちなみに田中刑事は、あひるが東京大学フィギュアスケート部のとき、憧れていた同学年のT選手に雰囲気が似ているので、かっこよさが全開する日が楽しみ。
2018-11-05 22:21 この記事だけ表示
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https://spice.eplus.jp/articles/212748

 大反響のパルコの“三島×MISHIMA”取材シリーズ、今回は三島由紀夫ワールドに挑む二人を直撃〜。
2018-11-05 22:16 この記事だけ表示
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https://spice.eplus.jp/articles/213924

 幅広く活躍している方なのに実に謙虚で、自虐ギャグもキュートなり。
2018-11-05 22:13 この記事だけ表示
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https://spice.eplus.jp/articles/213375

 力作! とほめていただくことが多く、幸せな文章。それも無論、スタッフ・キャストの奮闘あってのこと。花總まりの熱演に、帰宅後、つい『ラ・セーヌの星』のアニメDVDと漫画版を大人買いしたあひるであった(設定が少々かぶるな…と)。遠い昔の異国の革命に、日本人はなぜこんなにも心ひきつけられるのか、実に興味深いテーマ。
2018-11-05 21:59 この記事だけ表示
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https://spice.eplus.jp/articles/209423

 まだまだお聞きしたいことがあったので、今後、作品を通じての対話を希望〜。
2018-11-05 17:34 この記事だけ表示