日帰り出張&年末進行で遅くなった!

 ネイサン・チェン。自分だけに滑れる美を、明確に追求し始めた。

 宇野昌磨。顔色がよくないように見えて…。落ち着いて〜〜〜! と祈るような気持ち。しかしながら、心と身体がバラバラな中でもここまでまとめられるんだ…と思い、そこにいつもとは違う、妙な迫力を感じた。氷上に突き刺さるようなトリプルアクセルに力強い美しさ。

 エリザベータ・トゥクタミシェワ。…涙が出そうだった。人生の不条理を表現に昇華させられれば、美の道が見えてくるのだけれども。

 紀平梨花。…貴女はいったい、どこからやって来たの…? 月の女神に見守られて舞う、この世の者ではない存在――。その演技に見入っていたら、…途中で、月の光が一つ一つの音符となって、私の心と身体に、バラバラと突き刺さってきて…。ドビュッシーの「月の光」をそんな風に聴くことができたのは、初めてだった。茫然と観ていた。
 どこまでも高く、どこまでも遠くへ、一緒に行きましょう。

 宮原知子。自分で答えを出すしかありません。私はここにいます。

 坂本花織。ますます大人の女性になって、トリプルループが美しかった…。
 …それはそうと、バンクーバー、楽しんでる? 昨年秋、あひるもバンクーバーに出張したけれども、久しぶりに食べるカナダの野菜と果物、味がぎゅっとつまっていて、本当においしくて…。バンクーバーの近くに、オカナガン・ヴァリーというワインの名産地があって、そこで採れる果物は格別! 日々のすべてを味わって、楽しんできて!
2018-12-07 23:31 この記事だけ表示
 I will be right here waiting for you.
2018-12-07 00:14 この記事だけ表示
 12月2日14時の部、サンシャイン劇場。
 三島由紀夫のユーモア小説、初の舞台化。脚本・演出・出演のノゾエ征爾は、“芸術家・三島由紀夫”ではなく、“人間・三島由紀夫”に、実に果敢に挑んでいった。そうすることで、三島由紀夫の作品世界、その内的世界へと迫る鍵をいくつも引き出していった。だから今、これまで以上に三島由紀夫という存在が気になる。けれども。あひるの中では、“生者の世界では、生者が優先”という鉄則があるので、三島由紀夫に興味を抱かせてくれたノゾエ征爾という存在への興味を優先させることにする。観ていて、今年いろいろ抱いた美についての思考の断片が頭をぐるぐる。そして、こまつ座『父と暮せば』と『エリザベート』との相関関係について、文章を書き洩らしていたことも思い出し。まずは皆様、9日までの東京公演&22日の大阪公演をお見逃しなく。
 昨年のさいたまゴールド・シアター『薄い桃色のかたまり』での岩松了(作・演出)の仕事と、今年の<世界ゴールド祭2018>ゴールド・アーツ・クラブ『病は気から』でのノゾエ征爾(作・演出)の仕事にふれることがなければ――二人が、故蜷川幸雄の仕事を追体験するという尊い営為に乗り出していなければ――私は、先月半ば、ある一人の若者に対して書いたような文章は書けなかったと思う。その意味でも、大いに感謝!
2018-12-02 22:54 この記事だけ表示