駒(門脇麦)と明智家との縁が解き明かされる場面、無力さを吐露した息子・明智十兵衛光秀(長谷川博己)を受け止める場面、光秀の母・牧役の石川さゆりの活躍回。最近、神山彰・編著『商業演劇の光芒』の「歌手芝居の命運――最後の『国民演劇』」の章を読んでいて、改めて、芝居とショーの二本立てから成る「座長公演」の芯を務めることによってスター歌手の内に培われている演技の力に考えを巡らせていたところ。「誇り高く」と自らに言い聞かせる長谷川光秀の言葉も心に沁みて。彼の活躍がもっと見たい。
2020-05-17 22:52 この記事だけ表示