11時の部、明治座。
 ――10代のはじめにカナダに渡って、3年後、日本に戻って来た私は帰国子女というものになっていた。それから長いことずっと、さまざまな“らしさ”と闘っていたような気がする。女らしさであるとか。日本人らしさであるとか。ピアスもせずジーンズも履かないから、帰国子女らしくないと言われたこともあった。“らしさ”とは一体何なんだろうと反発する心から、敢えて“らしくなさ”を選び取っていたときもあるような気がする。今ではだいぶ肩から力が抜けて、自分らしさの中で生きているけれども。――そんな人生のあれこれを思い出させる歌声の持ち主もまた、さまざまな“らしさ”の中で闘ってきた人なのだろうと思った。歌声という見えないものに色をつけて視覚化できるとしたら、その歌声は、どんな色となって、どんな空の彼方まで弧を描いて飛んでいくのだろうと夢想した――。
 演歌をこんなにも長い時間、それも生で聴いたのは初めてだった。その音色が、自分の奥底にもある日本人としての懐かしいような琴線にふれてくるのを、どこかくすぐったいような気持ちで聴いていた。思えば、私がもっとも幼くしてふれる機会の多かった興行は大相撲であり、小学生の時分、山本譲二の「みちのくひとり旅」を唸っていて母親に止められたこともあった――「♪たとえどんなに つめたく別れても/お前が俺には 最後の女〜」と、10歳にならない少女が歌っていたら、今の自分でもちょっとびっくりすると思う――。それから月日が流れた今、幼き日の自分が知らず知らずのうちにふれていた文化と再び向き合おうとしていること、そうして日本人としての自分に向き合おうとしていることを、自分自身、非常に興味深く思っている。それにしても。…この人が頑張っているから、自分も頑張ろう…と思える人がまた一人増えることは、人生における大きな財産である。宝である。歌手・氷川きよしに出逢えたことを、心から幸せに思う。
2020-08-31 23:59 この記事だけ表示
 …国土交通大臣を演じる江口のりこが、こわい。表情にかわいらしさと稚気とがにじむときがあって、お茶目さもあって、それがさらにこわい。敵か味方か、「ですです」繰り返すうざさがかわいい香川照之。わなわなっとする段田安則のアップ! ←映像作品ならではの楽しみ。朗々とセリフを述べるとき、美声が好ましい感じに震える瞬間がある、その魅力。義理か金か迫られ、「一千万です」と答える声に堂々たる卑屈さをにじませる佃典彦。幹事長役の柄本明の一喝の凄み。そして来週の予告編で一瞬映った浅野和之にテンションさらにアップ! 日曜夜は大忙し〜。
2020-08-30 23:53 この記事だけ表示
 約三か月ぶりの放送だったけれども、自分の中では中断された感じはまったくなく、作品世界にスムーズに戻れた。主人公明智十兵衛光秀を演じる長谷川博己をはじめ、メインキャストの演技が心にしっかりとした印象を残していたからだろうと思う。駒(門脇麦)とケンカした東庵先生(堺正章)の憎まれ口がキュート。その演技、表情を観ていると、かつて彼が孫悟空役で主演したドラマ『西遊記』、おもしろかったな…と、子供のころの記憶が甦ってきて。妻を亡くしたばかりで伊呂波太夫(尾野真千子)に迫って袖にされる松永久秀役の吉田鋼太郎もかわいくおかしい。それにしてもやはり長谷川博己の芝居はよいですね。久々に堪能〜。
2020-08-30 23:52 この記事だけ表示
 リアルタイムで視聴。二回目となると、演出上のこだわりもより深く味わえるように。
 浅田真央登場からずっと涙していて、『蝶々夫人』で嗚咽。「ある晴れた日に」――澄み切った空の彼方から見守る優しい微笑みを感じた――について、今まで自分にはなかった視座に気づかされた。アイス・ショーにおけるグループ・ナンバーの楽しさについては、映画『氷上の王、ジョン・カリー』を観たときに感じたことを思い出し。また、浅田真央がこの日の滑りで提示した論点は、ピアニスト中村紘子がかつて語り、弾いた、モーツァルトを思い起こさせた。ということで、一度自分の中に沈めてからゆっくり書きたいと思います。出演者一人一人のさまざまな「サンクス」が氷上に描き出されて、一つのショー作品として堪能。いつか生で観られたら!
2020-08-30 23:50 この記事だけ表示
 アップされています。

https://spice.eplus.jp/articles/274308

 パルコ劇場にて、9月4日初日!
2020-08-30 23:48 この記事だけ表示
 m.c.A・TとDA PUMPで<まだまだ夏は終わらない>メドレー。地元の熱い祭り、高円寺阿波おどりが中止になったのでいまいち夏を実感できていないあひるの心を、キレキレの歌と踊りのエネルギーが直撃!
 AKB48の16人でスペシャル・メドレー。柏木由紀の長い手足の動かし方が優美。
 志尊淳×城田優の「全力少年」。少年も少女も、成長していかなくてはいけない。そのせつなさ。あんなにも笑顔で歌っているのに、聴いていて涙がにじんでしまうのは、何故――? 二人の心が共にはじけて。
 嵐「Happiness」。5人の瞳がキラキラ! そのキラキラこそ、アイドル! かけがえのない5人。
 Hey! Say! JUMPで「夏の王様」。気合は感じた。その曲調なら、もっと力を抜いた感じに見せてもかっこいいかも。
 森山直太朗「生きてることが辛いなら」。――カラカラに乾いたスポンジのような心をしぼった果てにポトリ、落ちた一滴の水のような希望。
 TUBE×鈴木雅之で、それぞれの名曲を交互にメドレー。まさに音を楽しむTUBEが、世界を夏色に染め上げていく。やっぱり、日本の夏はTUBEだぜ!
 ジャニーズWEST「証拠」。魂の咆哮! 夏を感じさせるワイルドなパワー。そういえば、桐山照史は舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』でも激しく魂を迸らせていたのでした。
 瑛人「香水」。…よし、一緒に闘おう! つらいことも楽しいことも、歌い手としての貴方を成長させてくれるから。
2020-08-26 21:04 この記事だけ表示
 三山ひろし&山内惠介が、アコーディオンの伴奏で「誰か故郷を思わざる」。――人それぞれの心にある、それぞれの故郷。ということで、今宵のテーマは“故郷”。
 上白石萌音が、アンジェラ・アキの「HOME」をカバー。彼女の中の故郷が浮かんで、涙じわじわ。幅広い役柄で、末長く観ていきたい人だな…と思う。
 三山ひろしで「南国土佐を後にして」。“総天然色”という宣伝文句華やかなりしころの映画のフィルムが回っているような物語性。古き良き昔への郷愁。土佐に住む父と、都会に住む主人公とでは、生活がまるで違ってしまっていることの、物理的距離と、心理的距離と。――高知県出身で、大阪に移り住んで銀行員として働いていた母方の曾祖父のことを思った。それにしても、いい声!
 上白石萌音で「夜明けを口ずさめたら」。地に足がしっかりついていて、それだからこそ、いい意味で浮世離れした透明感を感じさせる。人としてのしっかりした芯を感じる。
 山内惠介で「残照」。まだまだ全然行ける!
 NMB48「だってだってだって」。…よし、一緒に闘おう! &今晩よく闘った! 踊りめっちゃ揃ってた! そうなると、大人数だからこその迫力がびしっと出てくる。衣装の袖が振りで揺れるのがかわいくて、覚えて一緒に踊りたくなる。さすがのなにわパワー!
2020-08-25 23:37 この記事だけ表示
 …段田安則が、現実世界の銀行から出向してきて特別出演している人みたいに見える…! 一回腹の中にぐっと落とし込んでから爆発させる堺雅人が勢いに乗ってきた感あり。それにしても、顔、近いですね…。
2020-08-23 23:59 この記事だけ表示
 コロナ禍で練習時間が減る中、卒業論文を書いていた由。そのテーマが、「フィギュアスケートにおいて、モーションキャプチャ技術をどれだけ使えるか、どういう展望があるか」。――読んでみたい! あひるも自粛期間中、フィギュアスケート関連本を読んで勉強しており。将棋界も、AI技術によって盛り上がっているところもあるわけで。
 昨夜のオープニング・コールで、「2020年、世界は変わってしまいました」と彼が言うのを聞いて、――わかってはいたことなのだけれども、改めて、胸が痛かった。でも。変わってしまった世界の中で、何ができるのか、どうつながっていけるのか、それは、今まで自分が追求してきたことの延長にあって、その本質とより深く向き合う機会ということなのではないかと思うから。変わらず歩んでいくだけなのです、今も。
2020-08-23 23:59 この記事だけ表示
 「24時間テレビ」をつけたら、どぶろっくがやっていた。昨年の大晦日に稲垣吾郎が渾身の演技を見せて、昨年のあひるブログの大トリを飾った、件のミュージカル風下ネタ、その「24時間テレビ」バージョンを。流れもオチもわかっているのに、やっぱり爆笑。人間心理の本質、その一面を教えられた思いである。感謝している。いい声の二人をいつかミュージカルでも観てみたいものである。…って、また書いちゃった(笑)。それにしても、心の間隙を衝いてくるなあ。
2020-08-23 23:59 この記事だけ表示