2002年の『モーツァルト!』日本初演で、主人公ヴォルフガング役として華麗に競演しながらも、共演の機会はほとんどなかったという二人による、一夜限りのコンサート。演じながら歌うことが心底好きなんだな…と感じさせる井上、音の響きをとことん味わい尽くすような中川、楽曲に対するそれぞれのアプローチの違いが非常に興味深い――そのアプローチの数だけ、ミュージカル界は大きく豊かなものになっていくわけだけれども。共演はなくても、同じ作品を一から作り上げた現場に一緒にいた経験からか、強い信頼感で結ばれていることが確かに伝わってくる。そして、音楽を通じて、共に歌うことを通じて、その信頼はさらに深まっていって。二人を主役に抜擢した『モーツァルト!』演出家の小池修一郎がトークゲストとして椅子に座ってせり上がってキュートに登場し、抜擢秘話も披露、厳しい中に愛あるエールを送り、それを受けての『モーツァルト!』からのナンバー、「僕こそ音楽」と「影を逃れて」がとてもよかった――とりわけ、「影を逃れて」は、『モーツァルト!』を演じていたころの二人が“アマデ”となり、今の二人を見ているような凄みあり。そして、オープニングに歌ったザ・スリー・ディグリースの「When Will I See You Again」(イギリスのボーイズ・バンド、ブラザー・ビヨンドがカバーしたバージョンも好き!)をしめくくりに再び歌ったのだけれども、この一夜で絆を再確認して、歌が深まっていたことに感動! I will see you two again!
2020-09-23 23:59 この記事だけ表示
 「井上芳雄&中川晃教 僕らこそミュージック」ライブ配信観ます!
2020-09-22 23:43 この記事だけ表示
 13時の部観劇(東京芸術劇場プレイハウス)。今のこの状況において、…自分に、他者に、世界に、このように向き合えたら…と、ノゾエ征爾の演出(翻案・脚本も)に深い共感を覚える舞台。宮沢氷魚と大鶴佐助の持ち味もじっくり引き出されている――大鶴は今後に注目したく、そして、いつまでも観ていたい…と思わせるほど、宮沢が役者として魅力的である。公演は明日まで、ライブ映像のアーカイブ配信は24日まで〜。
2020-09-22 23:42 この記事だけ表示
 …ドキドキハラハラした。濃ゆい回だった。しばし噛みしめさせて〜。
2020-09-20 23:28 この記事だけ表示
 諦念にじむ眼差しと声。僧侶の身でありながら、死を恐れる言葉に漂わせる俗っぽさ。覚慶役の滝藤賢一の演技に心惹かれる。
 そして、坂東玉三郎が正親町天皇役で大河ドラマ初出演! でも。御簾越しで顔がよく見えませぬ〜。来週まで待てない〜と思った方は、歌舞伎座にて26日まで上演中の九月大歌舞伎第四部へ是非。玉様による劇場案内、歌舞伎座の舞台機構がわかっておもしろいです。
2020-09-20 23:28 この記事だけ表示
 9月13日放送分。この回より登場した浅野和之があまりに自然体で! この夏上演された三谷幸喜作・演出『大地』でも自然体だったのだけれども、舞台と映像とでもまた異なる自然体ぶりに、…その核心に何とか迫って解き明かしたい…! とぐるぐる考えていたらあっという間に一週間経過していたのであった。老獪な幹事長役の柄本明も何だかもう演技を超越したところにいるような…。そして、実は敵方であったことが判明した木本常務役の段田安則。悪を演じてセクシー。黒段田、いい! その手下役のみのすけの、どことなく明るい悲哀。今年2月に上演された『泣くロミオと怒るジュリエット』の終盤でのみのすけの姿も、非常にインパクト大だったのでした。半沢直樹(堺雅人)と大和田暁(香川照之)が握手するシーンは、半沢サイドは窓から光が差し込んでいるのに対し、大和田側は影になっていて、対比の映像が凝っているなと。今夜も21時からテレビの前にスタンバイ〜。
2020-09-20 20:09 この記事だけ表示
 2020年9月20日をもって、約21年半の宝塚人生に別れを告げる専科・華形ひかる。――忘れられない瞬間がある。花組時代、『銀ちゃんの恋−つかこうへい作「蒲田行進曲」より−』(2008)で、スター俳優銀ちゃんに、妊娠してしまった恋人小夏を押し付けられる、銀ちゃんの子分である大部屋俳優ヤスを演じたときのこと。作品のラスト近くで、「銀ちゃん、かっこいい!」というセリフがあるのだけれども、――それまでの彼女の演技すべてがその一言に見事収斂していったのだった。華形ヤスが舞台上で繰り広げてきた悲喜こもごもが、その一言を成り立たせるためにあったのだと得心した、あの瞬間――。派手な演技をする人ではない。器用なタイプでもない。実直に、まっすぐに、役柄を構築していっていた。その姿勢がいつも、好ましかった。
 不思議なもので、『銀ちゃんの恋』より前の下級生時代には、…キラキラアイドル路線で行く人なのかな…と思っていた。そうしたら、ヤスが似合った。しかし、渋い重厚路線にも行かなかったのが実におもしろいところである。専科に行っても、いつまでも、若い! それが彼女の円熟なのだった。男役、舞台人としての技量は確かに磨かれながらも、みずみずしい。
 あの世が舞台の『ANOTHER WORLD』(2018)で演じたのは貧乏神。地獄に行って死神になるのではなく、極楽に行って福の神になりたいという切なる願いをもつ、キュートな“びんちゃん”。びんちゃんのいじらしい悪戦苦闘もまた、心に深く残っている。そして、“キザってナンボ”の花組で培われた男役精神は、専科時代に出演したショー作品の数々でも大いに生きていた。キラキラとした円熟。男役下級生に与えた影響も少なからずあったと思う。
 2011年3月11日、東日本大震災。――そのとき東京宝塚劇場で上演されていた雪組公演が何とか千秋楽までこぎつけた後、次に初日を迎えたのは、華形がいた花組だった。初日の幕を開けるか否か、タカラジェンヌの間でもいろいろと議論がなされたと聞く。そして幕は開いた。その舞台を客席で見守る観客も、大震災後の不安な日々を、舞台上の人々と共に闘っていたところがあったと思う。それから9年後、コロナ禍という予想もつかない事態となって、華形ひかるの退団公演となった星組『眩耀の谷〜舞い降りた新星〜』『Ray−星の光線−』の舞台も、宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演共、一時公演中止を余儀なくされながらも、何とか千秋楽の日までたどり着いた。今は、今日の一日が、そして、宝塚を去って後のこれからの人生が、華形ひかるにとって幸せにあふれるものであることを祈るばかりである。――これまで、劇場で共に過ごした時間が濃厚だったから、それだけの深い縁で結ばれていたと思うから、今こうして書いているのは決して別れの言葉ではない、何故か、その確信が不思議と心の中にある。
2020-09-20 00:25 この記事だけ表示
 1月下旬以来の箱根〜。

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 幻想的な逢魔が時でした。
2020-09-19 23:59 この記事だけ表示
 歌声と笑いに大いに元気づけられたステージでした。東京でお待ちしてます!
2020-09-18 23:59 この記事だけ表示
 オープニング映像の「DAIMON!」(←望海風斗の愛称)コールから、齋藤吉正ワールド全開〜〜〜。宝塚歌劇団雪組トップスター望海風斗の心意気に打たれた!
2020-09-18 16:40 この記事だけ表示