12月に退団を控えた星組トップ娘役舞空瞳のミュージック・サロン(ディナーショー)のライブ配信。ANJU(元花組トップスター安寿ミラ)振付のかっこいいタンゴのダンス場面からスタート、スリット入りのドレスにジャケットとハットの姿でキレよくさっそうと踊りまくる。娘役同士で組んで踊るのも新鮮。ボリュームのあるロングドレスで初舞台ロケットを再現したり、フリルもふんだんなやわらかな生地のドレスで『ME AND MY GIRL』主題曲のタップを踊ったり、それが見事成立するのも優雅な足さばき、ドレスさばきあればこそ。腕のちょっとした振りなどにも細やかな工夫が盛り込まれていて、動きの質が素晴らしい。これまで出演してきた作品の曲の歌唱にも熟成を感じた。舞空含め、出演者5人が全員102期の同期生ということで、和気あいあいとした雰囲気も印象的。
 舞空瞳ミュージック・サロン『Dream in a Dream〜永遠の夢の中に〜』ライブ配信観ます。
 指揮:フランチェスコ・ランツィロッタ(管弦楽:東京フィルハーモニー管弦楽団)。このオペラを聴くといつも出だしから問いかけられているように感じるのだけれども、今日においても通じるその鋭い問いかけとさまざまな論点が明快に伝わってくる舞台だった。

(19時の部、新国立劇場オペラハウス)
 昨日はパルコ劇場にて森新太郎演出・吉田羊主演『ハムレットQ1』(13時の部)を、本日は彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて吉田鋼太郎演出&出演・柿澤勇人主演『ハムレット』(14時の部)を観劇。続けて観たからこその発見があり、非常におもしろく。2本併せての観劇をお勧め。
 13日16時の部観劇。興奮したのかその夜、よく寝られませんでした(笑)。
 掲載されています。明日11日初日。

https://spice.eplus.jp/articles/327920
 第二次世界大戦後、歌舞伎の劇場を誘致しようと「歌舞伎町」の名前をつけたけれども、実現はしなかった。そんな新宿歌舞伎町での歌舞伎の公演、「歌舞伎町大歌舞伎」をTHEATER MILANO-Zaにて観劇(12時の部。昼夜同一狂言)。舞踊『正札附根元草摺』『流星』と、落語『貧乏神』を題材にした新作歌舞伎『福叶神恋噺』というラインアップ。雷一家の四人を瞬時にコミカルに踊り分ける流星役の中村勘九郎を観ていると、幸福感がふくふくと心に満ちてきて。ぐうたら男(中村虎之介)に恋してしまい、彼にせっせと尽くす『福叶神恋噺』の貧乏神おびんに扮した中村七之助のいじらしさ――“びんちゃんびんちゃん”呼びに、同じく落語が原作で、貧乏神のびんちゃんも登場する宝塚星組『ANOTHER WORLD』を思い出し。歌舞伎町での上演ということで、ホストクラブのシャンパンタワーならぬ“味噌汁タワー”が登場したり、時事ネタ、ご当地ネタの入れ方も楽しく品よく。貧乏神すかんぴんに扮した勘九郎の芸のキレのよさに、……この人はこういう凄みをもった役者になっていくんだな……と。そして、歌舞伎の劇場が誘致できていたら、歌舞伎町はどんな街になっていたんだろう……とふと考えたり。未だに足を踏み入れるときちょっとドキドキしてしまう歌舞伎町ですが、THEATER MILANO-Zaに歌舞伎を観に行ってよかった! としみじみ思える公演。