宝塚雪組東京公演「ベルサイユのばら」舞台稽古&朝海ひかるさん会見[宝塚]

 初日前の通し舞台稽古を見学。通常二階席には上がらないカメラ・クルーが、最前列ど真ん中の席に陣取り、朝海オスカルがペガサスで空高く駆ける場面をバッチリ撮影しているのを目撃。
 舞台稽古終了後、主演・朝海ひかるさんの囲み取材。私からは、宝塚の誇る名作で当たり役に出会えた感想、ペガサスで飛ぶ場面での気持ち、そして特別出演の星組・安蘭けいさんを含む三人のアンドレと組むことについて質問。こぼれんばかりの笑顔が印象的な会見でしたが、それにしても、オスカル・メイク&扮装の朝海さんと一瞬とはいえ同じ空間に身を置いていたというのは、シュールきわまりない経験だなと。明らかに、属する世界が違うとしか思えない。それくらい、朝海オスカルは空や天に近い存在だと思う。
 そう考えてみても、朝海オスカルと先日までの星組東京公演の安蘭オスカル、両者のアプローチが180度違うことに、驚いてしまう。それだけ異なるアプローチを許すオスカルという役柄自体奥が深いし、同期の二人がここまで徹底して異なる世界観でキャラクターを作り上げてきている、その対比が興味深すぎる。となると、朝海オスカルと安蘭アンドレがぶつかり合う今月末からの公演ではいったいどんなことが起きるのだろうかと、まるで「紅天女」を賭けた「ガラスの仮面」の北島マヤ対姫川亜弓の対決を見守るような気分になってしまう(と書く私はもちろん、来月の新作能「紅天女」公演を観に行こうと考えている長年のガラかめファンです)。