ポンポン・デビュー!〜宝塚雪組「RIO DE BRAVO!!」[宝塚]
 舞台稽古に記者招待日、あひるは耐えた。そして先日、雪組の熱い熱いショー「RIO DE BRAVO!!」で、ついに念願のポンポン・レビューじゃなかったデビューを果たしたのであった…!(笑) いやあ、最初からものすごく振りたかったんですが、さすがに仕事モードのときはまずいと思い。で、振ってみたら…、めちゃめちゃ楽しい! 楽しすぎる! 夏に、「ドラムストラック」でジェンベを激しく叩いたときと似た感覚。自分も公演に参加してる! という気持ちが、300倍くらいアップ。心の盛り上がり方が違う。「ドラムストラック」のときと同様、最初は慣れなくてちょっと目を白黒、我ながらドンくさいなあ…と自分で自分にツッコミつつ振っていたあひるですが、トップスター水夏希先生の熱血指導に必死でついていき、何とかサマになったかなあと…。いやあ、何事もぶっつけ本番はいかん。次回観劇時までに家で練習する所存。
 このポンポン、先日取材した「ファニー・ガール」の赤坂ACTシアターでのユニークな記者会見でも見かけたことを思うに、いろいろ活用されている模様。あひるも、人生つらくてめげそうになったとき、「フレーフレーあひる」と自分で振ったり夫に振ってもらったりと活用中〜。ということで、キャトルレーヴの回し者ではございませんが、雪組観劇時にはポンポン、お勧めです。
 雪組にとっては久々の通常モードのショーとなった「RIO DE BRAVO!!」、前物の「ロシアン・ブルー」が非常にせつない物語なので、ホットな盛り上がりがバランス的にいい感じ。デビュー作にして伝説のショー「BLUE・MOON・BLUE」を放った斎藤吉正が、「ノバ・ボサ・ノバ」や「サザンクロス・レビュー」といった傑作ラテン・ショーの系譜をも汲んで仕上げた楽しい楽しい作品。陽気なオープニングから、水夏希の粋な男前っぷりを堪能できる“怪盗ガロ”のシーン、問答無用! の盛り上がりを見せる中詰め、水&愛原実花の新トップコンビの息の合ったデュエット・ダンスが優美なフィナーレまで、見どころいっぱい。「キャリオカ」をはじめとするスタンダードなラテン・ナンバーからジュリーにタンゴ、「風になりたい」まで選曲も◎。ちなみに今回の“心のダンシング”は、愛原の“イパネマの娘”と大月さゆの“コパガール”が彩吹真央の“セニョールコパ”を競い合うコミカルなシーンのクライマックスで、「コパカバーナ」の軽快なメロディにのって、両手を身体の前でくるくる回しながら花道から舞台へと突進してゆく“ゴッドファーザー”汝鳥伶! 猪突猛進ぶりが何だか愛おしいかわゆさ。中詰めのエンディングの、水、愛原、彩吹、音月桂、大月の五人衆揃い踏みシーンも、女性メンバーが二人参加の戦闘ものヒーロー隊みたいでかっこいい! 2016年のオリンピックもリオデジャネイロに決まったことだし、この夏に生まれたばかりのあひるの姪の名は「りお」だし、何かとめでたい気分でユーフォリックな主題歌を口ずさんだりして、秋がどうにも苦手なあひるも、今年は「RIO DE BRAVO!!」で乗り切れそう。