ファンキーな楽しさ! 宝塚宙組「ファンキー・サンシャイン」[宝塚]
 もう二度と完全徹夜で国内出張はすまいと深く心に誓ったあひる38であった…。明け方家を出て、品川始発の新幹線でちょっぴり寝て、宝塚大劇場に着いて、朝取材して、昼観劇して、夜取材して、神戸のホテルでバタンキュー。次の日、お気に入りのテラスで朝ご飯食べて、無事帰ってきました。あ、取材は大変充実&向こうでいろいろな方々にお会いしてお話することができて、楽しい出張でした〜。
 その際、宝塚大劇場にて観劇した宙組公演ですが、天才コスプレイヤー大空祐飛以下、宙組男役陣のりりしい軍服姿に嘆息せずにはいられない「トラファルガー」に続いて、ショー「ファンキー・サンシャイン」、めちゃめちゃおもしろいではないですか! 大空祐飛の無邪気な魅力を太陽にたとえるあたり、なるほどという感じ。オープニングなんて、セットのきらびやかさと蘭寿とむのグラインドだけで刺激が過ぎて、徹夜していたあひるの目、まばゆさでつぶれるかと(笑)。そして、蘭寿が太陽族に扮し、あひるの母の愛唱歌である「太陽の彼方に」(「♪のってけ、のってけ、のってけサーフィン」)を含む懐メロでモンキーダンス等々激しく踊りまくるシーンが、徹夜ハイのあひるのツボに入りまくってしまい、客席の暗闇の中、一人声なき笑いを抑えきれず腹筋が…。その後も、大空祐飛のコスプレ七変化、蘭寿とむの超絶ダンス、北翔海莉の癒し歌唱と見どころ聴きどころ満載。タカラヅカスカイステージを見ていたあひる夫によって“紫吹淳祭り”と命名された、男役陣が腕まくりして大階段に居並ぶ場面も夫より先に堪能〜(家庭内で自慢)。曲調的に、関西より東京で大いに受けそうな。
 <「ベルサイユのばら」5:「エル・アルコン」4:「スカーレット ピンパーネル」1>みたいなブレンドの「トラファルガー」は、様式美に寄るのかミュージカルに寄るのか、それとも不倫の“よろめき”ドラマに寄るのか、何だかとっ散らかってしまった感じがしないでもなく…。ここは、単なる「登場人物が漫画のページからそのまま飛びだしてきたみたい!」を超えて、「漫画のページからそのまま飛びだしてきたみたいな登場人物が、ごく普通に隣にいる人みたいに自然に生きて動いてしゃべってる!」という激しいギャップが観る者の度肝を抜く大空祐飛の持ち味を存分に生かして、「カサブランカ」同様、周囲も含め、大空直伝スーパーナチュラルセリフ回しで徹底してほしいような。そして、大空ネルソンが、いけないと思いつつ不倫相手のヒロインを訪ねてきてしまうシーンで宝塚心のベストワン作品を思い出さずにはいられなかったあひるとしては、「プロヴァンスの碧い空」(も、考えてみれば、まごうことなき“よろめき”なのであった)もブレンドされると、さらに物語に酔えるかな〜、なんて、帰りの新幹線でうたた寝しながら夢見たりしてzzz。東京公演、楽しみにしています!