宝塚宙組『白鷺の城』『異人たちのルネサンス』舞台稽古[宝塚]
 本日の初日前の舞台稽古を見学(10時、東京宝塚劇場)。まずは、日本物レヴュー『白鷺の城』作・演出の大野拓史&宙組トップスター真風涼帆の復調が喜ばしい限り。陰陽師・安倍泰成(安倍晴明の子孫)と妖狐・玉藻前が、千年に渡って互いに転生を繰り返して対決を続け、桜咲く白鷺の城(姫路城)で遂に決着をつけることとなる――。眼前でめくるめくスペクタクルが展開されている、と同時に、脳内では羽生結弦の「SEIMEI」と「春よ、来い」と四代目市川猿之助の『義経千本桜』と『元禄港歌』(で糸栄役として語った『葛の葉』)が一気に上演されているような、四回転ジャンプと宙乗りが一度に繰り広げられているような、そんな大昂揚の舞台。大野作品では過去に『花のいそぎ』(2004)でも小野篁のマジカルな魅力を取り上げていたのを思い出し&この夏訪れたのですが、『元禄港歌』の舞台となった室津は白鷺の城からもそう遠からず。『異人たちのルネサンス』は、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」誕生秘話異聞。作・演出の田渕大輔の芸術論、ミューズ論で、こちらも自由を象徴する白い鳥がモチーフ。レヴュー、芝居とも、トップ娘役星風まどかの大奮闘が光る。童顔なのに妖艶な美しさ、そしてデュエットダンスではにっこりキュートなスマイル! ちなみに本日あひるはイタリアの「モナ・リザ」というブランドの白鳥ワンピースを着て行っていたのでした(後でブランド名を思い出して自分でもびっくり)。公演のますますの進化が楽しみ。
2018-11-23 22:30 この記事だけ表示