『いだてん』五回目〜[ドラマ]
 羽田運動場でのオリムピック予選競技会。初挑戦のマラソンで、なんと世界記録を破ってしまう金栗四三(中村勘九郎)。ここから、世界へ――。「羽田」という土地の<地霊>(ゲニウス・ロキ)についてつい考えるあひるであった。<地霊>とは、建築史家鈴木博之の著書『東京の[地霊]』『日本の<地霊>』で知った概念なのだけれども、ある土地における歴史の堆積、その土地に結び付いた連想性や可能性、そこから引き出される霊感といったもの。日本人が初めてオリンピックへ、世界へと飛び立って行くきっかけとなった大会が開かれたその土地に、後に、文字通り世界へと飛び立って行く場所、羽田空港が建設されるという、羽田の<地霊>。
 ゴール後、幼い日よりの念願かなって、嘉納治五郎(役所広司)――実にうれしそうな表情が印象的――に抱きとめられる四三。――いいですよね、ハグ。あひるも年末、必死に書き切って、ちょっとボロボロになって一年を始めたわけですが、年始、とあるところで、ちょっとだけ人生の先輩(女性)にハグしてもらう機会があって。肝心なとき鈍くさいので、その瞬間はよくわかっていなかったのだけれども、「…あ、あれは、『年末よく頑張って書いたね!』のハグだったんだ…」と、後になって気づいて、うれしかった…。
 マラソン噺を語る古今亭志ん生(ビートたけし)がとてもよかった。わくわく、引き込まれた。その若き日の姿、美濃部孝蔵(森山未來)はといえば、遂に橘家圓喬(松尾スズキ)に弟子入り申し込み! あっちもこっちも、熱い青春。涙。
 最後に、一つ。
 …今後、こちらも努力します! けれども。くじ運の悪い女です。人気高倍率ともなれば、まず当たりません。なのですが。これまでの経験から言うと、心の中で「呼ぶ」も意外に効果があります。何らかの天の差配で、偶然スケジュールが変わって駆け付けてみたら、…ああ、「呼んで」いる人がいた…と、そう得心するときが何度かあり。
 ちなみに。来週末にかけては、フィギュアスケートの「四大陸選手権2019」が開催されますぞ〜。録画放送は2月8日、9日、10日。10日の日曜日は、NHKBSプレミアムで18時から『いだてん』を観て、19時からフジテレビで「四大陸選手権」男子フリーを観れば、スケジュール的にもバッチリ!
2019-02-03 23:24 この記事だけ表示