『いだてん』七回目〜[ドラマ]
 ドラマと共に、週刊文春連載の宮藤官九郎エッセイも欠かさず読んでます。
 今回、めちゃめちゃ裏切られた〜! いい意味で。オリムピック渡航費用を兄(中村獅童)に無心した金栗四三(中村勘九郎)。当然、「そんな金はない!」と怒られるんだと思った。違った。兄は、是非行くべきだと、一家で土下座までしてお金を工面しようとしてくれるのだった。涙がじわじわじわ。…兄に用立ててもらうのは無理そうだから、やっぱりこれを…と、羽田予選会の優勝カップを手につかんで外に出る四三。売っちゃうの売っちゃうのそれはだめ〜とはらはらしたところで、四三の目の前に、田舎からはるばる金を持ってきた兄の笑顔が! 涙腺崩壊。
 嘉納治五郎(役所広司)が、洋行の餞に勝海舟にもらったフロックコートを質入れして、そのお金で三越呉服店で洋行用の衣装を仕立てなさいと四三に手渡すシーンも、じーん――役所広司が、非常に楽しんでこの役を演じているのが伝わってきて、毎回とてもおもしろい。ちなみに、三越が「デパートメント宣言」を行ない、日本初の百貨店となったのが1904年――あひるは大学生のとき、クイズ番組「カルトQ」デパートの回で優勝し、カルトクイーンになりましたが、予選でこの問題が出ました。今は重要文化財となっている日本橋本店が落成したのが1914年なので、四三が洋服を仕立てたのはそれ以前の建物なり。
 次男坊の屈折を見せる、三島弥彦役の生田斗真の物憂い表情がよかった。父が次男だったこともあってか、次男の苦労というものが気になるあひる。
 さて、「夜明け前」「坊ちゃん」「雨ニモマケズ」など、ついニヤリとしてしまう毎回のサブタイトルにも注目しているのですが、今回は「おかしな二人」――ニール・サイモンの有名戯曲! オリムピック出場が決定した四三と弥彦のデコボココンビもおかしな二人なら、自分も随行できるかなあ…とそわそわしていた可児徳(古舘寛治)&先走ってインバネスまで誂えていた永井道明(杉本哲太)もキュートでおかしな二人なり。
 来週はいよいよ、ストックホルムに向けて出発! &大竹しのぶが登場〜。次回も『いだてん』から目が離せない!
2019-02-17 22:44 この記事だけ表示