『いだてん』十回目〜[ドラマ]
 先週ちょっと忙しすぎてなかなか書けんかったばい(←合ってる?)。
 ストックホルム・オリンピック前夜。日露戦争の勝利もあってか、日本人選手への注目が集まっている、と金栗四三(中村勘九郎)。ちなみに、日露戦争の勃発及びその展開が少なからず影響を与えた芸術作品が、プッチーニのオペラ『蝶々夫人』なり。
 三島弥彦(生田斗真)、体格勝る西洋人の中で一人走る重圧と孤独から、窓から飛び降りんとするくだり。…何だか、小学5年生でカナダのオタワに行ったとき、黒人の女の子と一緒に走って「違っ!」と思ったこと、そして、ときには心ない同級生から「ジャップ」「チンク」といった蔑称を投げかけられたことを思い出し。いや、英語が上達したら、こちらも負けじと言い返すようになりましたが。そして、弥彦に、「そこで死ぬことなか!」と四三の如く言いたくなり、返す刀で自分にも突っ込み。…いや、あんたも前はよく死にたい死にたい言ってたよね…と。四三と弥彦、生まれ育った環境の異なる二人の間で深まってゆく篤い友情。
 女子飛び込みの選手団、一瞬登場〜。以前も書きました。私の母方の祖母は飛び込みのオリンピック強化選手だったのですが、仲間が事故死したため、競技を辞めたとのこと。どのオリンピックを目指していたのか、祖母にも聞かずじまいだったのですが、『いだてん』の影響で初めて考えてみた。1917年生まれゆえ、目指していたのはおそらく、「前畑(秀子)ガンバレ」で有名な1936年のベルリン・オリンピックなのでは、と。『いだてん』を通じて、自分の中に点々とあった事実を、歴史に結び付けていく作業。それにしても、嘉納治五郎先生(役所広司)はいいタイミングで登場するなあ。
 深沢敦が二役目で登場して(前は『不如帰』の活動写真版で三島和歌子をモデルとした人物を演じていて、今度は橘家円喬の先輩噺家)、今後、さらなるカメレオンぶりが見られるのかどうか、気になる。
 次回はいよいよ、ストックホルム・オリンピック、開幕〜!
2019-03-17 23:39 この記事だけ表示