「フィギュアスケート世界国別対抗戦」ペア・ショートプログラム&アイスダンス・フリーダンス&男子フリースケーティングの演技 [フィギュアスケート]
 放映順〜。

 三浦璃来&市橋翔哉。
 「Cry Me A River」の曲を表現しようという気持ちは伝わってきた。二人の音楽の感じ方をさらに合わせるようにしていくといいのでは?

 小松原美里&ティム・コレト。
 リズムダンスの曲より、今日の音楽の方が合っているように感じた(リズムダンスでは、女性の衣装も配色が少々気になった)。今日は、演技の冒頭からひきこまれるものがあり、優美さも感じられた。

 ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン。
 演技が大きい! 自分の前を吹き抜けていく一陣の風――目には見えないはずの――を見るような陶然。

 マッテオ・リッツォ。
 クイーンの楽曲のメドレーと、心を一体化させていこうという演技。私にとっても心に響くところの多いクイーンの曲を分かち合えるのがうれしい。「Don’t Stop Me Now」でのステップでは魂が炸裂!

 田中刑事。曲はロッシーニの「ウィリアム・テル序曲」
 ダイナミックでほれぼれする大きなジャンプ!
 どんどんのってきて、――彼の身体が、ウィリアム・テルがきりりと絞る弓のように見えた。そこから放たれた矢はビューンと飛んでいって、観る者の心に突き刺さるのだった。
 ――そして私は、彼が滑りながら感じているのであろう風を、我が身にも確かに感じた…!

 宇野昌磨。曲はベートーヴェンの「月光」。
 世界をあまねく煌々と照らす月の光に、敢然と己が身をさらけ出して立つ人がいた――。
 …周りを思いやる、本当に優しい人だな…と、でも、その優しさがときに彼自身を苦しめることはないのかな…と、観ていてちょっとつらかったから、昨夜は書けなくて…。
 今宵の闘う宇野昌磨、私はとても好きです。

 ヴィンセント・ジョウ。
 軽々すぎて、4回転ルッツが4回転に見えない〜。あれだけ跳べるのはすごい。

 ネイサン・チェン。
 こちらも、観ていて楽しかった!
 …私自身、つい最近まで、誰かが訳してまで自分の文章を読みたいと思うようなことになるとは思ってもみなかったから、まあ、出会いが遅くなってもしかたない――日本語は、話し、読み書きする人が世界でも少ない言語だから。でも、そんな出会いがあちこちで起きてきたことで、私自身、「自分にとって母国語とは」というテーマに行き着くことができたので。
 私が、誰かの心に届くようなことを書けているのだとすれば、それは、私が評論家という形で携わっている、日本舞台芸術界がすばらしいところだからだと思います。
 アメリカ文化でいうと、個人的には最近、アーサー・ミラーの戯曲に感銘を受けることが多いです――アメリカという国から、世界的な普遍性を提示した知性であると、改めて感じます。
 貴方が多くの人々に支えられてきたように、後に続く人々を支えていってあげて!
2019-04-12 23:19 この記事だけ表示