『いだてん』十七回目〜[ドラマ]
 …こんなにちゃんと休んだの、いったいいつ以来だろう…というくらい、ゴールデンウイーク、休みました。5月3日の東京宝塚劇場の月組のGPに行き、後は読書三昧。後半には夫の一家と伊東で合流。川奈でひたすら相模湾を眺める他は何もしないという一日を過ごし。またまた富士山も見えました! ――東京に帰って来たら相変わらずのバタバタで、なかなか前回分観られず。今日は二本立てとまいりたく。
 金メダルが期待されたベルリン・オリンピックが中止となり、失意の金栗四三(中村勘九郎)。自分はいったい何のために走るのか――取り乱す四三に、上京してきた妻スヤ(綾瀬はるか)が水をぶっかけたところで、涙。いざというとき、四三をがっちり支えるしっかり者の奥さん。嘉納治五郎(役所広司)は、四三にかける言葉が見つからず、涙する――。…モスクワ・オリンピックに懸けた人々の無念を思った。出ていたら。メダルを取っていたら。人生は変わっていただろうか――。何もアスリートに限らない。人の人生はそんな問いの繰り返し。
 それでも。金栗四三という人は、前を向いて、明日の方を向いて、走っていく。そんな姿に、励まされて。
 …紐で結んじゃったら、それは足袋じゃなくて、靴なんじゃねえか。足袋職人としてのアイデンティティ・クライシスに悩まされる、ハリマヤの黒坂幸作(三宅弘城)。宮藤官九郎脚本が、ときに実はけっこう深刻なところを笑いでさらっと救ってくれるところ、三宅の演技がしっくりフィット。そして、いろいろ言いつつ調子に乗ってあれこれ改良してくれちゃいそうな気が非常にする。店のガラス戸に貼られたポスターも、何だかそんな感じ(笑)。
 自分のようなランナーが50人いたら。そんな発想から、駅伝を思いつく四三。50人もの金栗四三が走ったり体操したりする光景、大変シュールでした。そして。最近、金栗実次(中村獅童)が画面に映ると、池部幾江(大竹しのぶ)に盛大にドヤされるのを期待してしまう。いわんやこの日も。何だか名コンビとなりつつある二人。
 世界初の駅伝の最終ランナーとなり、走る四三。沿道で見守るスヤ。その目と目が合い――。走っているスピードだと目は合うのか。スケートだと早すぎて合わなそうな。え、劇場だとどうかって? それはもう、凄い人は二階席、いや、三階席…。いえ、その話はまたいずれ〜。
2019-05-12 23:22 この記事だけ表示