大河ドラマ『麒麟がくる』第一話[ドラマ]
 人は何故、戦うのか。争いは何故、起きるのか――。初回で明示されたテーマが一年かけていかに描かれていくのか、注目していく所存。非常にわかりやすい物語展開で、テンポもゆったりめ。主人公明智十兵衛光秀を演じる長谷川博己の滑舌も実に明晰。――長谷川博己。これまで観てきた舞台の中では、『皆に伝えよ! ソイレント・グリーンは人肉だと』(ルネ・ポレシュ作・演出)、『カリギュラ』『海辺のカフカ』(蜷川幸雄演出)といった出演作が印象に残っており。今年のあひるの初夢にも出演〜(昨年大晦日の「紅白歌合戦」に出演した姿が脳裏に残っていたと思われ)。今回放送のハイライトは、松永久秀役の吉田鋼太郎がいかにも吉田鋼太郎感満載の熱量で芝居してきたところを、長谷川光秀も負けじと熱量をもって返していったところ。そして、長谷川光秀が、亡き父の言葉について語るシーン――近代建築好きなので、昨年亡くなった建築史家長谷川堯の著作は私の書棚に何冊も並んでおり。
 今年の初め、フィギュアスケート関連書籍を探しに書店に行ったところ、高齢の男性が、「『麒麟がくる』の本が欲しい」と来店している姿を目にする機会があり、公演の原作本や関連書籍を読んで公演に備える宝塚ファンのような真面目さを感じると共に、大河ドラマを楽しみにしている多くの人々の存在を思い。
 主要キャストの中のお一人に、最近、出演舞台について取材させていただいています――昨年一年『いだてん』を観ていて、テレビで観ている人を舞台でも観られるということは、やっぱり楽しいことだなと思い。次項ではそのご紹介を。
2020-01-19 23:40 この記事だけ表示