『麒麟がくる』第六話[ドラマ]
 前回の第五話、二度のすれ違いがせつなかった明智十兵衛光秀(長谷川博己)と駒(門脇麦)ですが、今回、光秀立ち回りの際の負傷が理由とはいえ、無事会えてほっ。二人で京から美濃へと向かう旅路、寺で夜を明かすことになり、一枚しかない藁を負傷中の光秀に渡す駒。それでは駒が寒いだろうと、一緒に藁の中に入れと告げる光秀――決してラブシーンではない、けれども、ドキドキする場面。駒が口ずさんでいる、幼いころに旅芸人の一座で覚えたという歌が気になる光秀。駒役の門脇麦は現在東京芸術劇場プレイハウスで上演中の『ねじまき鳥クロニクル』でもキュートな歌声を披露しており、今後ミュージカルでの活躍も期待したいところ。
 光秀と細川藤孝(眞島秀和)が、争いのない世界への希求で一致する場面がよかった。相手の芝居を、言葉を、しっかり受け止め、返す、長谷川博己の役者としての包容力。
2020-02-23 23:16 この記事だけ表示