藤本真由
(舞台評論家・ふじもとまゆ)
1972年生まれ。
東京大学法学部卒業後、新潮社に入社。写真週刊誌「FOCUS」の記者として、主に演劇・芸能分野の取材に携わる。
2001年退社し、フリーに。演劇を中心に国内はもとより海外の公演もインタビュー・取材を手がける。
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2020年宝塚歌劇ベスト&新人賞発表〜
[宝塚]
今年の宝塚歌劇ベストは、大和和紀原作、小柳奈穂子作・演出の花組『はいからさんが通る』。自粛期間明けの宝塚大劇場再開公演でのトップスターお披露目となった柚香光が、逆境をむしろ舞台人としての成長の糧とした姿が強く印象に残る。ショー・ジャンルでのベストは齋藤吉正作・演出の雪組公演、望海風斗 MEGA LIVE TOUR『NOW! ZOOM ME!!』。コロナ禍にあってもまったくめげることのないそのステージに大いに元気づけられた。特別賞を、無観客ライブ配信の道を拓いた真彩希帆1Day Special LIVE『La Voile』(構成・演出:藤井大介)と、宝塚歌劇の新たな領域を切り拓いた宙組の斬新作『FLYING SAPA−フライング サパ−』(作・演出:上田久美子)に。
2020年新人賞は、星組新トップ娘役舞空瞳に。腕の動きの美しさだけで魅せられる彼女のさらなる充実が本当に楽しみ。『ロミオとジュリエット』ジュリエット役の演技に期待が高まる。
2020年も宝塚の舞台から多くの大切なものを受け取れたことに、心から感謝。2021年のますますの発展、飛躍を祈念して――。
2020年新人賞は、星組新トップ娘役舞空瞳に。腕の動きの美しさだけで魅せられる彼女のさらなる充実が本当に楽しみ。『ロミオとジュリエット』ジュリエット役の演技に期待が高まる。
2020年も宝塚の舞台から多くの大切なものを受け取れたことに、心から感謝。2021年のますますの発展、飛躍を祈念して――。
2020-12-29 20:38 この記事だけ表示