「うたコン」[テレビ]
 小椋佳で「愛燦燦」。切々とした歌声。――実は、大学時代、先輩と同じ授業にたびたび出席していました。私、就職活動に失敗して、卒業したのと同じ法学部に学士入学していて、だから同じ学部を違う類(公法コース&政治コース)で二度卒業しているのですが、二度目の卒業の同期生です。公衆電話でコンサートの打ち合わせをする美声が法学部の古めかしい建物に響いていたことが懐かしく。
 五木ひろし「山河」――作詞は小椋佳。よけいなものが削ぎ落された境地の歌声で描き出す理想郷。「♪顧みて恥じることない足跡」、歌手にとってのそれは、その歌声によって人々の心の中に残した軌跡。過去を振り返り、かつ未来への道を明るくまっすぐ見据える、実に前向きな歌! それにしても五木ひろしは観るたびに若返っていっている。
 三山ひろしと山内惠介で「元禄名槍譜 俵星玄蕃」。聴く者を陶然とさせる三山ひろしの声、弓矢の如くピュンと飛んでゆく山内惠介の声、華麗なる声の競演。
 三山ひろし「谺−こだま」。カーンと響くその声をいつか生で体感したい! 歌声の包容力。日本人としての心性の中にある音の記憶を揺さぶられて。
 五木ひろし「遠き昭和の…」。――彼の身体と歌声の中に、日本の歌の歴史が脈々と流れているのを確かに感じる瞬間!
2021-01-26 23:52 この記事だけ表示