「うたコン」[テレビ]
 細川たかし「浪花節だよ人生は」。どこまでも響いていくかのような歌声。哀歓をにじませつつ、それでも明るく前向きに笑いを交えて人生を疾走していくが如き。
 石丸幹二が映美くららと「モン巴里」。レビュー風石丸幹二に包容力あり。たっぷりとした布地でひだを寄せていくような歌声。『青天を衝け』の大久保利通、楽しみにしています。
 トータス松本「河内のオッサンの唄」。まだまだ全然行けると思う。
 大竹しのぶがRADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」をカバー。――祈り。何かが降りてきたかのような歌唱。一面、無機質な白の世界の中で、白をまとった者同士で向き合い立って、あたりの景色が二人の周りをぐるぐる廻っていくような――それはあるいは、魂となった後にたどり着く世界なのかもしれず。大竹しのぶの中には確固たる芯がある――それは、人によっては“神”と呼ぶものなのかもしれないし、個人的には“美”と呼ぶことが好きである。その芯あったればこそ、せりふを口にしても、歌を歌っても、揺るぎないものが表現され得る。最近、どういうタイプの人に肩ポンされたいと感じるのか、少しずつわかり始めてきていて。そして私はやはり大竹しのぶに肩ポンされたいのである。
 秦基博「泣き笑いのエピソード」。最後まであきらめちゃだめ〜。
 天童よしみ「残波」。その前に三戸なつめと歌った「道頓堀行進曲」でも思ったのだけれども、彼女の母音の「あ」の発声に心ひかれる。
2021-02-16 23:59 この記事だけ表示