Sanrio Kawaii ミュージカル『From Hello Kitty』初日&『サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史』初日
 …思えば、人生、身近にサンリオのキャラクター・グッズがないことがなかった。子供のころはお小遣いをにぎりしめてサンリオショップに「いちご新聞」を買いに行っていたし、今でも部屋にはキティちゃんの衣装ケースや食器が普通にある。そして、サンリオ熱の波は、大人になってからも定期的にやって来る。目下、人生何度目かのマイブーム中。
 そんなわけで、7月下旬開幕予定だったSanrio Kawaii ミュージカル『From Hello Kitty』も楽しみにしていたのが、開幕が何度か延期になった挙句、観劇を予定していた日が偶然初日になり。ということで、豊洲の回る劇場、IHIステージアラウンド東京へ(14日15時の部)。
 Kawaii!!!
 …動くキティちゃんを観て、自分の心がここまで高揚するとは思いませんでした。しかもキティちゃん、身体能力、すごい。着ぐるみだと顔の表情がない分、手足と身体のアクションで大きく表現することが求められるところ、テンション高。あざとさ一歩手前の絶妙なかわいさ。そして踊る踊る。ボーイフレンドのダニエルくん、マイメロディ、キキ&ララ、シナモロール、ポムポムプリンを従え、センターのキティちゃん、トップスターの輝き。7人でのラインダンス風振りも! サンリオの創始者の伝記風物語を交えつつ、キティちゃんたちが暮らすピューロビレッジが、『マクベス』の魔女を思わせる3人の闇の女王に襲われたりする展開で、キティちゃんの世界に悪や闇が存在するとは思ってもみなかったので、突き飛ばされるキティちゃんを観て心が痛み。小学生のころ、宇宙人にさらわれて開頭手術された人の絵入り体験談を「いちご新聞」で読んでトラウマになったことを思い出し。でもでも、キティちゃんの温かい心で闇の女王たちも救われ、みんな仲良くなって、ホッ。キティちゃんが教えてくれる振りを舞台と客席一緒になって踊って、楽しいひととき。ハートを宙に描く振りは汎用性高そうです。
 そして、本日からは、六本木ヒルズ展望台の東京シティビューで、『サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史』スタート。こちらも前々から楽しみにしていたところ、偶然近くで仕事が発生し、終了後にGO。
 Kawaii!!!
 これ、持ってた〜と懐かしくなるグッズもいっぱい。そして、…あのキャラクターもこのキャラクターも、サンリオだったんだ…と改めて気づき、少女時代、そしてそのころの友達を思い出して、胸がキュン。帰る途中、サンリオショップに寄り道し、パーカーのフード部分がキャラクターの顔になっているルームウェアを衝動買いするあひるであった。携帯アプリのスマイル(ポイント)も貯まって、気になっていた景品と交換〜。…と、デジタル化はあれど、やっていることが昔とまったく変わらない(笑)。それにしても、サンリオ話って世代を超えて盛り上がれるんですよね。日本の女の子には、サンリオがある! これからも末長くお世話になりそうです。ミュージカルは26日まで、展覧会は1月10日まで。キティちゃんの回し者ではございませぬ。
2021-09-17 23:51 この記事だけ表示