藤本真由
(舞台評論家・ふじもとまゆ)
1972年生まれ。
東京大学法学部卒業後、新潮社に入社。写真週刊誌「FOCUS」の記者として、主に演劇・芸能分野の取材に携わる。
2001年退社し、フリーに。演劇を中心に国内はもとより海外の公演もインタビュー・取材を手がける。
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『どうする家康』第34回[ドラマ]
徳川家康(松本潤)の悪夢に登場する際の凄み。大坂で静かに過ごす際の背中。妻と酒を酌み交わす際の顔。石川数正(松重豊)の多彩な表情を楽しむ。
本多正信(松山ケンイチ)が見せる、生き抜こうとする力みたいなものが好き。
「どうする家康ツアーズ」に、数正ゆかりの国宝松本城――数年前に取材で松本を訪れた際、松本城の横を通過して同じ国宝の「旧開智学校校舎」を観に行ったことを思い出し、何だか数正に申し訳なくなり――明治9年(1876年)完成の「旧開智学校校舎」は、和と洋が不思議に混ざり合った擬洋風建築の代表格の一つで、車寄せのところにある「エンジェル」というよりは「エンゼル」と呼びたい超和風顔の天使二人の装飾がチャームポイント。現在耐震工事で休館中なので、開館の折には松本城共々訪れたく。
本多正信(松山ケンイチ)が見せる、生き抜こうとする力みたいなものが好き。
「どうする家康ツアーズ」に、数正ゆかりの国宝松本城――数年前に取材で松本を訪れた際、松本城の横を通過して同じ国宝の「旧開智学校校舎」を観に行ったことを思い出し、何だか数正に申し訳なくなり――明治9年(1876年)完成の「旧開智学校校舎」は、和と洋が不思議に混ざり合った擬洋風建築の代表格の一つで、車寄せのところにある「エンジェル」というよりは「エンゼル」と呼びたい超和風顔の天使二人の装飾がチャームポイント。現在耐震工事で休館中なので、開館の折には松本城共々訪れたく。