フライングシアター自由劇場『あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た』
 ウィリアム・シェイクスピアの『夏の夜の夢』を原作に、串田和美が脚色・演出・美術を手がけ、7名のキャストと共に出演する本作。串田演じるパックは、肩の力が抜けていて遊び心自由自在な様がチャーミング。メタ構造がおもしろい『夏の夜の夢』の戯曲のセリフの一節を、「この作品はフィクションです」のお断りテロップ風にフォーカスしたりする瞬間も興味深く。串田が何度か繰り返すモノローグの中の情景に、ベルギー・シュルレアリスムのルネ・マグリットの絵画を思い出したり。

(6月10日19時の部、新宿村LIVE)