『ウーマン・イン・ブラック』
 ……ロンドンでも東京でも何度も観ていて、オチも知っているのに、何でこんなに怖いんでしょう、このホラー作品。「演劇です」ということが前半であんなにも念押しされるのに、それでも(とりわけロッキングチェアが怖い)。舞台の魔法について改めて考えたくなる作品。題材的に、宝塚月組『Eternal Voice 消え残る想い』にも通じるところがあり(こちらは幽霊もので、あちらはサイコメトリーですが)。そして、幽霊話に出てくる夫人が『大いなる遺産』のミス・ハヴィシャムっぽいな……と思っていたら否定形なれどミス・ハヴィシャムへの言及あり。

(6月11日13時、パルコ劇場)