宙組東京宝塚劇場公演『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle』[宝塚]
  “宝塚歌劇百十周年紀念奉舞”の角書がつけられた『宝塚110年の恋のうた』の作・演出は大野拓史、月組『ゴールデン・リバティ』に引き続いての登板である。今回の作品は宝塚歌劇の数々の日本物作品から選んだ恋にまつわる名曲でつづるストーリー仕立ての日本物レヴューで、“八千代”という名の「俳優(わざおぎ)」(“宝塚の至宝”と謳われた大スター春日野八千代にちなんでいる)を、宝塚歌劇の舞台を彩ってきたタカラジェンヌの象徴的存在として登場させた構成が巧い。曲替わりの場面で本日歌われたのは『心中・恋の大和路』から「この世にただひとつ」。雪の中でのラスト・シーンが心に残る作品なので、本日の東京の雪景色にマッチしていて。『Razzle Dazzle』(作・演出:田渕大輔)は宙組生の前向きな頑張りが非常に印象的な作品。