藤本真由
(舞台評論家・ふじもとまゆ)
1972年生まれ。
東京大学法学部卒業後、新潮社に入社。写真週刊誌「FOCUS」の記者として、主に演劇・芸能分野の取材に携わる。
2001年退社し、フリーに。演劇を中心に国内はもとより海外の公演もインタビュー・取材を手がける。
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『ツイッギー』[映画]
1960年代を代表するファッション・モデル、ツイッギーの初の公認ドキュメンタリー映画(4月24日公開。試写鑑賞)。ちょうど今上演中の星組東京宝塚劇場公演『恋する天動説』が60年代を舞台にしていて、その予習復習のため、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が刊行した『Swinging Sixties Fashions in London and beyond 1955-1970』や1960〜1970年代のロンドンのストリート・ファッションを代表するお店の一つであるBIBAに焦点を当てた『BIBA スウィンギン・ロンドン 1965-1974』、そしてモッズやロッカーズも取り上げられた『イギリス「族」物語』等を楽しく読んだのですが、それらの本で知った人々や事象が『ツイッギー』にいっぱい出てきてさらによくわかり。労働者階級出身で、モデルとして成功した後は舞台や映像で、そして歌手としても活動する彼女の歌い踊る姿もふんだんに、ビング・クロスビーやブライアン・フェリーとデュエットする場面も。予告編にもちらっと出ていますが、ウディ・アレンにいやあな感じに質問されての絶妙な切り返しに胸のすく思い。長年活躍してきた女性のスマートさや、60年代のポジティブな変革パワーも感じられる映画。そして、14歳でモッズになったというツイッギー、当時の彼氏とのエピソードがモッズっぽくて笑ってしまったので、気になる方はぜひ映画館でお確かめを! ちなみに私、ツイッギーが昔来日したときにCM撮影でチョコレート菓子を食べまくったという話を子供のころ母から聞かされ(来日シーンも映画にあり)、そのあたりから命名されたらしきお菓子「小枝」(ツイッギー=小枝)を食べるといつもツイッギーを思い出し。


