矢島榛乃&池田喜充。古きよきアメリカのさわやか青春カップルのムード! 白い襟のついた矢島のワンピース風衣装がかわいい。
 
 平山姫里有&立野在。しっとりとした曲においても際立つねっとりとした平山の個性、そこに実にいい感じで寄り添う立野の存在から目が離せない!

 深瀬理香子&張睿中オリバー。二人の間に散る恋の火花のパッションを感じた。

 村元哉中&橋大輔。曲はバレエ『ラ・バヤデール』の「影の王国」より。死んだ恋人の幻影と踊る男――「NHK杯2020」のときより、“幻影と戯れている”感がより強調され、此岸と彼岸に切り裂かれた二人が踊っているからこその哀しさを深く感じた。ちなみに『ラ・バヤデール』といえば、以前Kバレエカンパニーで熊川哲也芸術監督がソロルを踊ったとき、恋人ニキヤがいながら権力者の娘ガムザッティの美しさにくらっとするシーンの演技があまりに秀逸で、声を出して笑いそうになってしまったことがあり。こちら、芸術監督オリジナルのラストの圧巻の演出もお勧めの作品です。

 小松原美里&小松原尊。曲は映画『ある愛の詩』より。男前な小松原美里姉さんが演じる楚々とした可憐なヒロインがツボ。恋人たちが氷上で繰り広げるめくるめく愛の物語。幸せな季節、そして悲しみ――悲恋すぎてつらい映画ですが、名ゼリフ「Love means never having to say you’re sorry」が心の中にあざやかに甦るのを思い出し。
2020-12-27 16:33 この記事だけ表示
 ――今まで生きてきて、こんなにも深い愛に包み込まれた瞬間を、私は知らない。
 開始直後から、嗚咽を止めることができなかった。

 自粛期間中、毎日、近所の川べりの桜の花を観に行っていた。劇場が開かない。スケートの大会が開かれない。美にふれ、美に耽溺する機会を奪われた私にとって、かろうじて美を摂取できる場所はそこしかなかった。晴れの日も、雨の日も、風の日も、雪の日も、私は桜を見つめながら、同じ時代に生まれ、共に美に生きる心の仲間たちの顔を思い浮かべていた。雪の重みで多少の枝が折れようとも、やはり花を咲かせ空へと伸び続けるその木。随分遅い時期になってからも忘れていたかのようにつぼみを開かせる様には、“遅咲き”という言葉の意味を改めて知る思いだった。――美しく咲いてあっという間に散るような勝手なイメージを描いていたのだけれども、全然違った。私が思っていた以上に逞しい。そして、花を咲かせていない時期でも、木は、春に再び美しい花を咲かせるために、自らの内に力を蓄えている。
 毎日、狂おしいほどの美への渇望を心の内に抱えながら桜を見つめて、いつしか、私の中に、生まれた言葉。
 美を想うとは、貴方を想うこと。美に生きるとは、貴方と生きること。
 美に生きるすべての人々へ、今、深い愛をこめて、この言葉を記す。

 「四大陸選手権2020」からずっと、新たにテレビやツイッター上で公開されるもの以外は、羽生結弦断ちしていた。過去の映像を観ないようにしていた――次にいつ観られるかわからないから。うっかり観てしまって、自分の中の渇望をさらに煽ることになってはいけない。その意味で、この間、私はずっと自分の心を抑えつけて生きてきたのだと、昨夜、ショートプログラムの演技を観て気づいた。――願いをもってはいけない。希望をもってはいけない。そうして抑えつけて、私の中で、羽生結弦が体現する美と結びついている部分は、この間、ずっと眠っていた――死んでいた。けれども、私は生きたい。美を欲するこの心のままに。そうして世界を愛したい。
 元気に過ごしてくれているだけでいい。そう思っていた自分の心に偽りはなくて、けれども、こうして、健やかな姿で演技をする様を観て、もっともっと観たいと思う自分がいて、そのどちらも私の真実である。
 美に超越して生きるその姿を、末長く観られますように。
2020-12-26 23:59 この記事だけ表示
 國方勇樹。終盤、湧き上がる感情の表現が曲調とマッチしていた。

 小林建斗。ラストあたり、胸にぐーっとこみ上げるものを感じた。

 木科雄登。「ラプソディー・イン・ブルー」の細かい音を拾って表現しようとしている姿勢に好感がもてた。

 大島光翔。個性的な振付も印象的な「ボヘミアン・ラプソディ」、曲を好きな気持ちが伝わってきた。

 長谷川一輝。曲は映画『カサブランカ』より。「As Time Goes By」あたりの感情表現がよく、伝えたいストーリーをもっている人だなと感じた。男の哀愁が出るとさらに◎。

 小林諒真。ゆったりとした曲に乗って、一瞬一瞬を愛おしむように滑る姿が印象的。

 中村俊介。決まったジャンプは気持ちよかった。腕の動きが直線的に見えてしまうきらいがあるので、肩から肘、肘から手首と、少し意識を向けてみては?

 森口澄士。ステップシークエンスにワイルドさあり。

 中野紘輔。腕の動きに優美さを感じた。

 須本光希。伸びやかさと雄大さを感じる演技だった。

 本田ルーカス剛史。バレエジャンプが今日も綺麗! 哀愁を感じた。

 三浦佳生。炎! スピード感があり、観ていてぞくぞく興奮した! ジャンプ力、内なる物語の表現力、音のとらえ方、総合力において才能の塊である。15歳にして漢気あふれる生き様をスケートで見せてくるところに魅せられる。さらなる進化が本当に楽しみ!

 本田太一。妹たちとスケートしてきた思い出を胸に滑る優しき兄の姿に、涙。

 日野龍樹。余計なものが削ぎ落された凛とした姿に、男のせつない美しさを感じた。

 櫛田一樹。演技に壮大さを感じられた箇所はよかった。

 島田高志郎。今日は、彼の中に流れるマイ時間が、競技時間としっくり来ていた印象。衣装もよく似合い、気品、そしていつになく力強さを感じた。

 三宅星南。自信をもってできていた箇所はよかった。

 友野一希。ラスト、魂炸裂。いくつになっても人は悩んで成長する。青春ENJOY!!!

 山本草太。人としての愛と大きな成長を感じる演技だった!

 佐藤駿。大きな学びと気づきは、貴方をきっと成長させてくれるから。今日はちゃんと佐藤駿のロミオでした!

 田中刑事。いつになく前へ前へと攻めていく、美のため闘う姿勢! 世界、他者&フィギュアスケートへの深い愛を感じて、涙!

 宇野昌磨。その緊張感で昨日からやれ〜〜〜!!!(怒)&(笑) 去年と同じプログラム、去年と同じ“役”を演じてきたけれども(そのこと自体はどうかと思うけれども)、去年のその演技より断然よかった。漢気を感じた。

 鍵山優真。綺麗なジャンプもあった。
2020-12-26 22:59 この記事だけ表示
 平山姫里有&立野在。おもしろいコンビ! 平山のキャラの濃ゆさに対する立野の居方がいい感じ。

 深瀬理香子&張睿中オリバー。深瀬のはじけるような笑顔が印象的。

 矢島榛乃&池田喜充。矢島と池田、双方がそれぞれ前面に出てくるところがあっておもしろい。

 小松原美里&小松原尊。二人が最初から最後までキラキラと『ドリームガールズ』の世界を楽しんでいるのが伝わってきて、テレビの前で一緒にノリノリで踊りました!

 村元哉中&橋大輔。「NHK杯」から一か月、橋がアイスダンス選手としてますます進化していて、彼のまた違う顔が見られるようになって、コンビとしてもますます空気が深まっていっていて、村元哉中に感謝しかない! 涙を浮かべながら見入っていたらあっという間に終わってしまった…!
2020-12-26 16:12 この記事だけ表示
 横井ゆは菜。――クリスマスに、夜空から粉雪が舞い降りてくるのを、…綺麗…と眺めているような情感あふれる世界←を、おもしろクイーン横井ゆは菜で観られる妙。明日のフリーも盛大に盛り上げちゃって!

 佐藤伊吹。アップテンポのところ、拍の強弱をもう少しだけでも意識すると◎。

 大矢里佳。祈りの思いがこめられた、ていねいな演技。

 本郷理華。久しぶりに彼女の気持ちのよい演技が観られてうれしい。澄み切った心境で見せる、優美でしっとりとした演技。解き放たれたようなステップシークエンス!

 廣谷帆香。表現したいものをいっぱいもっていることが伝わってくる演技だった。

 滝野莉子。エキゾティックな衣装が素敵。しっとりとした腕遣いが印象的で、レイバックスピンにムードあり。

 鈴木なつ。水のたゆたいを感じさせる演技だった。

 住吉りをん。音楽によく乗れていて、心の中にそっと薔薇の花が咲くような演技。

 永井優香。曲はミュージカル『エリザベート』より「I Belong To Me」。衣装も髪型もエリザベート! 一つ一つの要素が綺麗で、毅然とした皇妃の美しさの表現に、涙。

 青木祐奈。気持ちのよいジャンプを跳ぶ人である。

 吉田陽菜。ジャンプの回転が速い。全体的に何となくせわしなく見えてしまうのがもったいない。

 竹野比奈。リリカルな演技。気迫みなぎるスピン!

 浦松千聖。黒にゴールドの衣装が氷上によく映えて、妖艶な魅力も感じられた演技。

 松田悠良。長い腕が引き立つ長手袋つきの赤い衣装がとても素敵! コケティッシュな魅力あり。

 松生理乃。雄大さを感じさせる演技だった!

 本田真凜はお大事に!

 山下真瑚。ジャッジ席への堂々たるキューティー・アピールを一切のあざとさなしにできる無邪気な女子力の高さ! かわいらしさが全編通してさらにアップ!

 千葉百音。エネルギーを感じる演技だった。

 松原星。曲を感じてていねいに滑っていて◎。

 樋口新葉。足替えシットスピンのスピードの緩急のつけ方に魅せられた。苦しみもがきながらも着実に前に進もうとするしなやかな力強さ。

 吉岡詩果。確かな決意を感じられる箇所はよかった。もっと観客を引き込むと◎。

 河辺愛菜。演技に大きさ&華やかさが出てきた。

 紀平梨花。赤が似合う!&パンツルックがかっこいい! 闇を切り裂くが如きトリプルルッツの鋭さ! 片手側転が演技にしっくり溶け込んで。

 新田谷凜。演技に流れがあった。

 白岩優奈。演技は音楽に乗れていてよかった。衣装の上半身部分が彼女の持ち味にあまり合っていないような…。

 渡辺倫果。スケーティングに粘りを感じた。

 坂本花織。やっぱりおしゃれで洒脱なプログラム! ラストあたり、引き込まれてめくるめく想い!

 三原舞依。同時代に生きる者として、彼女への敬意がますます増した演技だった…。Magical! 本日一番の感涙!

 宮原知子。演技全体にふっくら丸みが増した感あり。緑の衣装がとてもよく似合って。

 川畑和愛。空気と戯れるような美しさあり。終始浮かべたやわらかな笑顔に、こちらも引き込まれて思わず笑顔に。
2020-12-25 23:47 この記事だけ表示
 年の瀬も押し迫ったクリスマスの日に、2020年最高の高揚がやってきた! 今シーズン初戦、ロビー・ウィリアムスのロック・ナンバー「Let Me Entertain You」に乗って、黒にキラキラライダースジャケット風の衣装で踊る羽生結弦!
 !!!!!
 お茶の間で一人観戦なので全編通して心おきなく叫びました。ロビーも「Now scream」と歌っていることだし(笑。ちなみに、ロビーがヴォーカルを務めた「Everything Changes」、テイク・ザットの楽曲の中で一番好きです)。26歳ともなると、こんなに成熟した大人の男性の魅力を演じられるようになるんだな…と、新たな顔にドキドキ。歌詞と音、その双方に目配りの利いた、圧巻の演技。しかも、…このプログラム、まだまだ行ける! と、滑りながら確信できるという。明日のフリーもGO!!!
2020-12-25 23:36 この記事だけ表示
 日野龍樹。手袋をはめた腕の動きがエレガント。後半乗ってきてよかった。

 國方勇樹。自分の感じる音楽をきちんと表現していこうという姿勢に一貫された、ていねいな演技。最後のふわっとした腕の動きが素敵。

 石塚玲雄。もっと音楽を感じて滑って!

 中村俊介。ほとばしるものは感じた。最初の曲調変化をもっと意識すると◎。

 三宅星南。激しくジュリエットを求める、青春の疾走感あふれるロミオ! せつない初恋の物語を氷上にパッショネイトに描き出していった。

 本田太一。冒頭から終始気迫みなぎる演技に心打たれた。

 山田耕新。曲はポップなアレンジの「ラストダンスは私に」。観る者をパートナーに見立てた、アイスダンスを意識した振付(キャシー・リード)がおしゃれ。細かなしぐさも粋で楽しく、大人の洒脱な魅力にあふれた、完成された彼の世界を堪能。

 大島光翔。表情に余裕あり。腕の動きにおいてビシッとしたキメを意識すると◎。

 本田ルーカス剛史。滑りに落ち着いた大人の魅力を感じる。

 櫛田一樹。表現したい世界を、確信をもって滑っていた。風に一人吹かれるような、男の哀愁も少し感じたりして。

 森口澄士。もっと音楽を感じて滑って!

 唐川常人。この人の演技をもっと観たい! と思わせる、ぐいぐい引き込まれるパフォーマンスだった。

 杉山匠海。腕はもっと活かせると思う。最後のスピンで反対側の肩に手をおく振付がよかった。

 三浦佳生。何気ないしぐさに感じさせる、ふわっとした浮遊感に魅せられる。気持ちのよい「Feeling Good」!

 木科雄登。タンゴにうまく乗れたスピンはよかった。

 古家龍磨。肩の動きが印象的な振りと、アシンメトリーな衣装の襟開きがマッチしていないような…。

 長谷川一輝。ミュージカル『チェス』より「アンセム」の雄大な音楽に乗って、ていねいさが小気味よい演技を展開。

 中野紘輔。身体のキレのよい動きが楽しかった。

 須本光希。音楽のムードに合った演技だった。

 佐藤駿。秘めたる静かな闘志が見える演技!

 田中刑事。キレ&ノリのよさがすばらしく、テレビの前で思わず一緒に踊り出す楽しさ! 深い胸の開き含め、大人の余裕。ENJOY姿勢◎!!!

 山隈太一朗。しなやかな表現に引き込まれた。ラストのスピンの迫力!

 小林諒真。ところどころ、せわしなく見えてしまったのがもったいない。

 鍵山優真。謎曲、今日はかなり楽しんで観られた。さらに楽しくできると思う!

 小林建斗。見ろよ〜みたいな会場への指差しポーズも含め、表現上の細かい工夫が印象に残った。

 山本草太。復調に安心。彼らしい端正な魅力を発揮!

 宇野昌磨。次第に音楽に乗っていった。もっとENJOY!

 島田高志郎。大人っぽさは増しつつも、彼らしい愛すべきキュートさは随所にふんだんに。曲の世界によく入れていた。

 友野一希。ほとばしる情熱! 前へ前へと向かう気迫が印象的。
2020-12-25 23:35 この記事だけ表示
 「全日本フィギュアスケート選手権2020」、テレビ観戦します! 年内の原稿はさきほどすべて終わらせた! みんな気をつけてENJOY!!!
2020-12-24 23:07 この記事だけ表示
 吉岡希。音楽を感じて滑ろうとしている個所はよかった。氷上に映えるダークな色合いの衣装だからこそ、髪型はもうちょっと軽くてもいいような。

 山本草太。衣装◎。攻める姿勢は感じた。途中、せつなさに胸がしめつけられる演技だった。ステップシークエンスもよかった。

 三浦佳生。4回転を失敗した後、…絶対もう一回挑戦してくるな…と思ったら、見事成功! そうやって前へ前へと攻める気持ちと、きちんとまとめようとするところと。気持ちのいい滑り、観ていてぞくぞくした!

 佐藤駿。あきらめずに攻めていた。そして、ちゃんと自分らしさと向き合えるようになっていて、よかった。世界に同じ人間は二人といないのだから、たった一人のかけがえのない「佐藤駿」として滑っていって!

 三宅星南。王子様のようなクラシカルな衣装が素敵。腕の動きがエレガント。

 木科雄登。音楽をきっちり表現して滑ろうとしている姿勢がよかった。

 田中刑事。大人の男の魅力を感じた!

 本田ルーカス剛史。バレエジャンプ! ダイナミックなコレオシークエンス。後半よく踏ん張って立て直した。“ズキューン”と銃を撃つポーズもあって、決まってくると実に楽しい『007』のプログラム。

 友野一希。スピード感が最後まですごい。魂のコレオシークエンス。――もともと表現したいものを自分の内にいっぱいに抱えている人で、以前は、それを粗削りながらも丸ごとぶつけてくるような滑りだった。今では、表現したいその心の内を的確に表現するために、一つ一つの技を真摯に磨いて洗練させてきている。その進化に心打たれた。

 鍵山優真。4回転ジャンプ、綺麗でした! 一つ一つの要素をきっちり滑っていた。表現も頑張ろう。
2020-11-28 23:45 この記事だけ表示
 深瀬理香子&張睿中。張睿中の包容力に心ひかれた。

 村元哉中&橋大輔。曲は、バレエ『ラ・バヤデール』の「影の王国」より。死んだ恋人の幻影と踊る男――二人に合った選曲の妙が光る。夢幻的な雰囲気に引き込まれた。

 小松原美里&ティム・コレト。曲は映画『ある愛の詩』より。物語性あるプログラム。昨日のあまりに男前なかっこよさから一転、ドラマティックな表現を見せる小松原美里。そんなパッションあふれる彼女を支えるティム・コレト。二人の関係性が見えてきて、非常に興味深かった。
2020-11-28 23:42 この記事だけ表示