…実に濃厚な時間だった!
2020-09-07 23:59 この記事だけ表示
 11時の部、日生劇場。思いっきりネタバレ。
 ――地球から脱出した人々が移り住んだ水星(ポルンカ)。人々の生命を維持する装置及びその記憶を吸い上げるシステムを開発してその場所を統べる総統(汝鳥令)は、“娘”(星風まどか)を後継者に指名する。記憶が4年分しかない主人公(真風涼帆)は、人々の意識の中に入り、共同体にとって危険と思われる思想を消す“兵士”だが、ひょんなことから“娘”と共に、望みが叶うというクレーター“SAPA”の奥地へと分け入っていくこととなる。物語のクライマックスで、主人公は総統と対峙する――総統は、後継者たる“娘”とすべての人々の意識とを一体化させる、新たな統治のシステムを開発していた。総統は主人公に、記憶を見せる。総統の過去の。“娘”の過去の。そして、主人公の過去の。
 その対峙を観ていて――私の中で、かつて、ある人が私に向かって手を差し出した記憶が呼び起こされたのだった。その記憶は、現実のものではない。夢で見た。舞台を観た後、夢で見た。その舞台によって、私の意識か無意識に何らかの作用があって、夢を見た。一週間ほど続いた一連の夢の中でもひときわ強烈な夢。――劇場とはときに恐ろしい場所である。今宵の私はどんな夢を見ることか。
 上田久美子作・演出の異色の舞台である。ほぼソロ曲がない。三宅純の音楽(座付きの青木朝子と共に担当)が、内面へ、深層へと分け入っていく作品世界、その道程を彩って蠱惑的である。“宝塚”と聞いて一般的に想像するような要素がないながらも、宝塚歌劇作品として見事に成立している。難しい意欲作に果敢に挑んだ出演者及びスタッフに心からの拍手を送りたい。3月に別の劇場にて上演される予定だったが、コロナ禍によって日生劇場での上演となった。建築家村野藤吾の代表作の一つである日生劇場は、劇場空間自体、何か神秘で深遠なものの内面の表象のように思われるところがあり、縁あって実現した作品世界との親和性をも楽しんだ。
2020-09-07 23:59 この記事だけ表示
 真彩希帆1Day Special LIVE『La Voile』19:45の部LIVE配信観ます!
2020-09-06 23:21 この記事だけ表示
 出演者の気合が細部にまで満ち満ちていて、非常に見応えあり。大正デモクラシーの時代を、1923年の関東大震災をクライマックスに描く作品だけれども、宝塚歌劇団が大正期の1914年に誕生したことを考えると、宝塚で上演されることは必然の巡り合わせであったようにも思えて。もともと心のベストスリーに入るほど大好きな少女漫画ですが、舞台を通じてさらにその奥深い魅力に気づかされ。伊集院忍少尉(柚香光)、女嫌いの編集長・青江東生(瀬戸かずや)、二人がなぜヒロイン紅緒を愛するに至ったのか、少女のころはそこまで深く突きつめて考えてはいなかったなと…。両人の演技に感謝。紅緒さんを演じる華優希は、芝居が乗ってくると歌も踊りも俄然安定してくるようである。今日のはじけっぷりはヒロインとして頼もしい限り。芸者の吉次を演じる朝月希和は、舞台にかける気迫と覚悟で凄絶な美しさ。芸の人である。この公演後、トップ娘役として雪組に戻ることになった彼女を送り出す大劇場の拍手は実に温かかった…。舞台全体、ちゃんとギャグ漫画テイストもあるのがいい! 美形キャラも大真面目にギャグを体現するのがいい。それでこそ『はいからさんが通る』!
 フィナーレの男役群舞は、本日は、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第二番」に乗っての、軍服姿での「大正バージョン」。踊る柚香光を観ていると、――シベリアの吹雪の中で、大怪我を負って一人倒れていて、それでも、生きて日本に帰らなければ、そうして、愛する紅緒さんに会わなければ…と命を燃やしている少尉の姿――舞台本編で描かれているわけではない――が、不思議と見えてくるようで。その後、瀬戸かずやセンターになってからも、男役陣が一丸となってとてもドラマティック。弾む心の会話を楽しむようなトップコンビのデュエットダンスも幸せ感いっぱい。終演後の柚香光の挨拶が実に立派なもので、私より先に、一緒に観ていた夫が感極まっており。
 作品についてまだまだ書きたいことは多々あり。今日のところはこれにて。東京でお待ちしています!
2020-09-05 23:59 この記事だけ表示
 花組トップスター柚香光演じる伊集院忍少尉は、心の陰影がより濃厚に。トップ娘役華優希扮するはいからさんこと花村紅緒も一段とはじけて、舞台全体パワーアップ! 『はいからさんが通る』は何回観てもしみじみいい作品!
2020-09-05 14:28 この記事だけ表示
 宝塚花組『はいからさんが通る』千秋楽ライブ配信観ます!
2020-09-04 23:27 この記事だけ表示
 3〜4月の東京青年館ホール公演が中止となり、観られなかった舞台の延期公演(大阪・シアタードラマシティ)の千秋楽を、ライブ配信にて視聴(15時より)。“壮麗帝”こと、オスマン帝国のスレイマン1世を主人公に描く作品だが、物語にうねりが感じられず、終始淡々と進んでいく印象なのが…。そして、ハレムの描写は『エリザベート』の影響大である。帝の壮麗さをはっきりと示す絵面なり、セリフで語られるのではない具体的なエピソードなりが欲しいところ。スレイマン1世を演じた桜木みなとは着実な成長ぶりを見せた。声や表情に男役としての色気を感じさせ、ギラギラと輝く情熱的な瞳はときに翳りを帯び、元宙組トップスター大空祐飛の眼差しを思い起こさせる。歌声も力強く、振る舞いも帝役にふさわしく堂々としたもので、舞台の芯をしっかりと務め上げた。ライブ配信だと、衣装がクローズアップで見られるという利点があるが、凝った布地の豪華なものが多く、目を楽しませてくれた。
2020-08-18 20:59 この記事だけ表示
 主演の桜木みなと、堂々!
2020-08-18 16:16 この記事だけ表示
 宝塚宙組『壮麗帝』ライブ配信観ます!
2020-08-17 23:59 この記事だけ表示
 本日の昼公演、すばらしかった! LIVE配信もツボを押さえたカメラワークでとても見やすく、これからのおうち観劇が楽しみに。後日ゆっくり書きます〜。
2020-07-18 23:52 この記事だけ表示