藤本真由
(舞台評論家・ふじもとまゆ)
1972年生まれ。
東京大学法学部卒業後、新潮社に入社。写真週刊誌「FOCUS」の記者として、主に演劇・芸能分野の取材に携わる。
2001年退社し、フリーに。演劇を中心に国内はもとより海外の公演もインタビュー・取材を手がける。
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bluemoonblue@jcom.home.ne.jp まで。
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宝塚
二作品とも見応えあり! 観ている間、今のこの現実を本当に忘れて楽しんでいて、終演後、…夢から覚めたようで、何だかしょんぼりしてしまったほど。『シャーロック・ホームズ−The Game Is Afoot!−』では心ロンドンに飛び、宝塚の伝統を踏まえた上での現代アレンジが光るレヴュー『Délicieux!−甘美なる巴里−』(作・演出:野口幸作)では心パリに遊び…。心自由に羽ばたける時間の貴重さ、美しさ。
『シャーロック・ホームズ』では、シリーズの人気キャラクターたちが宙組の強力布陣にぴったりはまっていて、それぞれが役どころを大いにENJOYしているのが◎。パリのスウィーツをテーマにしたレヴューは楽しいシーンの連続で、かわいくておいしそうな衣装がいっぱい。「ラデュレ」のルームウェア・ラインを愛用中のあひる(今日も着用)、こんな洋服&お菓子、欲しい! と、引き込まれて画面の前で盛大に拍手&手拍子。
そして、黒燕尾服のシーン。…「パリの散歩道」がどこかで流れるらしいということは知っていた。しかし、ここで来るとは! 宝塚の男役のかっこよさ、炸裂! そう言えば、宙組公演では、先の『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』でも、絶妙なところでショパンの「バラード第1番」が流れていたのでした。
このところ当たり役しかない真風涼帆は、名探偵を演じてはダンディ、パリのパティシエを演じては粋。物を創る人間の思いがつまったパティシエの歌が心にしみる。そして、新トップ娘役潤花と、これほどまでに似合うとは。
東京宝塚劇場でも、ロンドン&パリに心羽ばたけますように!
『シャーロック・ホームズ』では、シリーズの人気キャラクターたちが宙組の強力布陣にぴったりはまっていて、それぞれが役どころを大いにENJOYしているのが◎。パリのスウィーツをテーマにしたレヴューは楽しいシーンの連続で、かわいくておいしそうな衣装がいっぱい。「ラデュレ」のルームウェア・ラインを愛用中のあひる(今日も着用)、こんな洋服&お菓子、欲しい! と、引き込まれて画面の前で盛大に拍手&手拍子。
そして、黒燕尾服のシーン。…「パリの散歩道」がどこかで流れるらしいということは知っていた。しかし、ここで来るとは! 宝塚の男役のかっこよさ、炸裂! そう言えば、宙組公演では、先の『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』でも、絶妙なところでショパンの「バラード第1番」が流れていたのでした。
このところ当たり役しかない真風涼帆は、名探偵を演じてはダンディ、パリのパティシエを演じては粋。物を創る人間の思いがつまったパティシエの歌が心にしみる。そして、新トップ娘役潤花と、これほどまでに似合うとは。
東京宝塚劇場でも、ロンドン&パリに心羽ばたけますように!
2021-08-02 23:49 この記事だけ表示
生田大和のスマッシュ・ヒットで、真風涼帆&潤花の新宙組トップ・コンビ、堂々たるお披露目! 二人の相性の良さにしびれる。宙組生の個性も生きて、ロンドン・ベーカー街のシャーロック・ホームズ・ホテルに泊まったことのあるあひる、大満足!
2021-08-02 14:45 この記事だけ表示
宙組宝塚大劇場公演『シャーロック・ホームズ−The Game Is Afoot!−』『Délicieux!−甘美なる巴里−』千秋楽ライブ配信観ます。
2021-08-02 00:27 この記事だけ表示
轟悠の、宝塚の男役としての最後の舞台作品。作・演出を手がけるは植田紳爾。今年、二月大歌舞伎『泥棒と若殿』(歌舞伎座)を観た際、…こういう作品を宝塚でも観たい! 娘役が演じる役が一つもないのは困るけど! と思ったのだが、その願いが叶った。それも、ヒロインが最高の女のやせ我慢を見せるという形で。別れに際して姿を見せないヒロインお鈴の、その澄んだ声だけが遠くから聞こえてくるラストの痛切な美しさ。轟悠の最後の相手役、大切な作品のヒロインを、音波みのりが見事務める。観客の轟への惜別の念を代弁するかのようなセリフを、深い愛をもって語る汝鳥伶の至芸。
――今日が、男役・轟悠を生で観る最後の機会だった。
(7月28日11時の部、東京芸術劇場プレイハウス)
――今日が、男役・轟悠を生で観る最後の機会だった。
(7月28日11時の部、東京芸術劇場プレイハウス)
2021-07-28 23:44 この記事だけ表示
というわけで、月組東京宝塚劇場公演『桜嵐記』『Dream Chaser』13時半の部、桜の花柄のカーディガンで観てきました。珠城りょう&月組生大奮闘のおかげで、『桜嵐記』がわかった。――限りある命を燃やし尽くす者と、それを見守る者との間の“恋”を描く物語。その物語の語り手が作中“語り手”として登場しているのがツボ。作・演出の上田久美子が、今の月組、とりわけ珠城りょうに与えたセリフ――男役・珠城りょうの身体をもってこの世に送り出したいと願った言葉――を文字でもじっくり味わいたくて、戯曲掲載の「ル・サンク」を購入した次第。『Dream Chaser』の黒燕尾服の場面は、私が大好きな月組感に満ちあふれていて――。宝塚、好きだ〜! と心の中で咆哮。大盛り上がりの拍手&手拍子の嵐で終演した瞬間盛大に脱力しましたが、帰宅して無事公演レビュー原稿を書き上げることができました。掲載についてはまた後日〜。舞台人は、稽古場で苦労した分、舞台上で幸せになって欲しい! この勢いで8月15日の千秋楽までみんなENJOY!!!
2021-07-14 23:59 この記事だけ表示
『桜嵐記』深く理解! 速攻「ル・サンク」買いました。ショーもGO!
2021-07-14 15:23 この記事だけ表示
やり切った感のある良き千秋楽でした! これからの花組も楽しみ!
2021-07-04 23:08 この記事だけ表示
作品のねじ伏せ方が一段とパワーアップ!!!
2021-07-04 15:13 この記事だけ表示
『アウグストゥス−尊厳ある者−』『Cool Beast!!』の宝塚大劇場公演の千秋楽(無観客ライブ配信)のカーテンコールで、柚香光が、瀬戸かずやの男役としての美質をあれこれ挙げていたのが微笑ましかったのだけれども、生まれ変わったら宝塚の男役になりたいあひるからもぜひ一つ付け加えたい。頬の削げ具合! これぞ男役! と、いつも見惚れる。『Mr. Swing!』(2013)で“女装”したとき、すでに、男役が女のいでたちで現れたときならではのクセのある魅力を発揮していたことを思い出す。
男役としての美質に大いに恵まれていたけれども、決して器用な人ではなかった。器用にこなそうとすることなく、愚直なまでに舞台に向き合う姿にいつも打たれた。いつ観ても、男役としての道を歩んでいこうというその姿勢に揺るぎはなかった。――自分で男役をやると決めて、宝塚に入った人にとっては、それが基本だと思う。でも、ときにそれは難しいことでもあるようだなと、長年舞台を観ていて思う。思うからこそ、男役・瀬戸かずやの歩んできた道がまぶしく見える。
舞台上で見せる姿はきりっとシャキッとシャープで、根の部分はとても優しい人で、だからこそ、他者からの優しさを胸いっぱいに受け取って、自分の優しさでもってさらにふくらませて投げ返すことのできる人だった。
…ホントに花組からいなくなっちゃうの?
2011年3月に開催された真飛聖ディナーショー『For YOU』には、真飛聖の他、真野すがた、朝夏まなと、望海風斗、瀬戸かずやが出演していて、真野は真飛と共に退団、朝夏は翌年宙組に、望海は2014年に雪組へと組替えになった。真飛を継ぐトップスターとしては花組出身の蘭寿とむが宙組から組替えとなり、次いで明日海りおが月組から組替えとなった。激動の時代の中で、瀬戸かずやは花組の男役芸を守り続けた。スーツの着こなしが粋だった――横浜アリーナで上演された『恋スルARENA』(2019)での某刑事ものパロディで演じた刑事“アキラ”、パリッとしていた! 黒燕尾服でのダンス・シーンでも、花組スタンダードここにありという感じ。『ME AND MY GIRL』(2016)のジョン・トレメイン卿、『ポーの一族』(2018)のフランク・ポーツネル男爵、ダンディな役どころもしっくり来た。『For the people−リンカーン 自由を求めた男−』(2016)では奴隷制賛成論者スティーブン・ダグラスを演じて劇場中を敵に回すかのような場面で見事踏ん張り、『蘭陵王−美しすぎる武将−』(2018)では作品をスーパーセーブする演技を見せと、“KAAT(神奈川芸術劇場)の雄”の異名を捧げたくなる名アシストぶり。『マスカレード・ホテル』(2020)ではホテルマンに扮する刑事、『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』(2021)では執事に化ける酒の密売人と、作中の衣装チェンジもあざやかな役どころで魅せた。
そして、『はいからさんが通る』(2020)の青江冬星。ヒロイン花村紅緒に心を寄せ続け、最終的にはあっぱれな男のやせ我慢を見せる。柚香光扮する伊集院忍と銀橋で殴り合うシーンは心の名場面である。
退団作となった『アウグストゥス−尊厳ある者−』では、婚約者がいながらエジプト女王クレオパトラに懸想し、暗殺されたカエサルの後釜を狙う野心家マルクス・アントニウス役。ダーティな役どころではあるのだが、瀬戸はけっして悪役としては演じない。あくまで人として真摯に向き合って演じる。古代絵巻物の中のその立ち姿。花組の熱いショーの系譜にある『Cool Beast!!』でも、野性味あふれる男役姿で大いに魅了する。柚香と瀬戸の活躍あってこそ、花組パワーが炸裂する。
2011年3月11日のことを今なら書けるかもしれないと思った、その気持ちが確信に変わったのも、『アウグストゥス−尊厳ある者−』『Cool Beast!!』の宝塚大劇場公演の千秋楽の無観客ライブ配信と、瀬戸かずやスペシャルライブ『Gracias!!』のライブ配信を観たからなのだろうと思う。瀬戸かずやは、宝塚大劇場千秋楽で、「どうかこの先、宝塚の生徒が二度とこのような景色(無観客の劇場)を見ることのない、そんな世界になることを強く願っております」との言葉を残した。――あの日、真飛聖ディナーショー『For YOU』は終わらなかった。けれども、真飛聖のタカラジェンヌとしての姿勢は確かに受け継がれていた。だから、私は十年経った今、そのことを書き記したいと思った。そして、瀬戸かずやのタカラジェンヌとしての姿勢、男役芸が受け継がれていくことを、これからの大きな楽しみにしたいと思う。
あの日終わらなかった、終われなかったディナーショーに、瀬戸かずやが見事な幕を引いてくれようとしている、私の中ではそんな気持ちでいっぱいである。
幸せな一日を! ライブ配信で観ています!
男役としての美質に大いに恵まれていたけれども、決して器用な人ではなかった。器用にこなそうとすることなく、愚直なまでに舞台に向き合う姿にいつも打たれた。いつ観ても、男役としての道を歩んでいこうというその姿勢に揺るぎはなかった。――自分で男役をやると決めて、宝塚に入った人にとっては、それが基本だと思う。でも、ときにそれは難しいことでもあるようだなと、長年舞台を観ていて思う。思うからこそ、男役・瀬戸かずやの歩んできた道がまぶしく見える。
舞台上で見せる姿はきりっとシャキッとシャープで、根の部分はとても優しい人で、だからこそ、他者からの優しさを胸いっぱいに受け取って、自分の優しさでもってさらにふくらませて投げ返すことのできる人だった。
…ホントに花組からいなくなっちゃうの?
2011年3月に開催された真飛聖ディナーショー『For YOU』には、真飛聖の他、真野すがた、朝夏まなと、望海風斗、瀬戸かずやが出演していて、真野は真飛と共に退団、朝夏は翌年宙組に、望海は2014年に雪組へと組替えになった。真飛を継ぐトップスターとしては花組出身の蘭寿とむが宙組から組替えとなり、次いで明日海りおが月組から組替えとなった。激動の時代の中で、瀬戸かずやは花組の男役芸を守り続けた。スーツの着こなしが粋だった――横浜アリーナで上演された『恋スルARENA』(2019)での某刑事ものパロディで演じた刑事“アキラ”、パリッとしていた! 黒燕尾服でのダンス・シーンでも、花組スタンダードここにありという感じ。『ME AND MY GIRL』(2016)のジョン・トレメイン卿、『ポーの一族』(2018)のフランク・ポーツネル男爵、ダンディな役どころもしっくり来た。『For the people−リンカーン 自由を求めた男−』(2016)では奴隷制賛成論者スティーブン・ダグラスを演じて劇場中を敵に回すかのような場面で見事踏ん張り、『蘭陵王−美しすぎる武将−』(2018)では作品をスーパーセーブする演技を見せと、“KAAT(神奈川芸術劇場)の雄”の異名を捧げたくなる名アシストぶり。『マスカレード・ホテル』(2020)ではホテルマンに扮する刑事、『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』(2021)では執事に化ける酒の密売人と、作中の衣装チェンジもあざやかな役どころで魅せた。
そして、『はいからさんが通る』(2020)の青江冬星。ヒロイン花村紅緒に心を寄せ続け、最終的にはあっぱれな男のやせ我慢を見せる。柚香光扮する伊集院忍と銀橋で殴り合うシーンは心の名場面である。
退団作となった『アウグストゥス−尊厳ある者−』では、婚約者がいながらエジプト女王クレオパトラに懸想し、暗殺されたカエサルの後釜を狙う野心家マルクス・アントニウス役。ダーティな役どころではあるのだが、瀬戸はけっして悪役としては演じない。あくまで人として真摯に向き合って演じる。古代絵巻物の中のその立ち姿。花組の熱いショーの系譜にある『Cool Beast!!』でも、野性味あふれる男役姿で大いに魅了する。柚香と瀬戸の活躍あってこそ、花組パワーが炸裂する。
2011年3月11日のことを今なら書けるかもしれないと思った、その気持ちが確信に変わったのも、『アウグストゥス−尊厳ある者−』『Cool Beast!!』の宝塚大劇場公演の千秋楽の無観客ライブ配信と、瀬戸かずやスペシャルライブ『Gracias!!』のライブ配信を観たからなのだろうと思う。瀬戸かずやは、宝塚大劇場千秋楽で、「どうかこの先、宝塚の生徒が二度とこのような景色(無観客の劇場)を見ることのない、そんな世界になることを強く願っております」との言葉を残した。――あの日、真飛聖ディナーショー『For YOU』は終わらなかった。けれども、真飛聖のタカラジェンヌとしての姿勢は確かに受け継がれていた。だから、私は十年経った今、そのことを書き記したいと思った。そして、瀬戸かずやのタカラジェンヌとしての姿勢、男役芸が受け継がれていくことを、これからの大きな楽しみにしたいと思う。
あの日終わらなかった、終われなかったディナーショーに、瀬戸かずやが見事な幕を引いてくれようとしている、私の中ではそんな気持ちでいっぱいである。
幸せな一日を! ライブ配信で観ています!
2021-07-04 00:18 この記事だけ表示
華優希は、毎年年末に発表しているあひる新人賞を二度逃している。2017年と2020年、いずれも『はいからさんが通る』のヒロイン花村紅緒を演じたときに。
2017年時は、タカラヅカニュースで公演の模様を観ていて、…実際に観劇した際、「今日はおよばれだで、おしゃれしてもんぺのアンサンブルで決めたずら」のセリフがはじけて決まれば新人賞! と思っていた――紅緒が伊集院家に乗り込む大切なシーンで、衣装の加藤真美はここで原画の模様をきちんと再現、ピンク地に白いウサギと赤いハートがちりばめられた実にキュートなもんぺのアンサンブルとなっていた――。しかし、決まらず…(この年は新人賞該当者なし)。2020年時も、…今回は行けるかな…と思っていた。しかし、途中で、…この人、自分は花村紅緒しか演じられないと思っているわけじゃなかろうな、何だかおかしい…と思った。すると、東京宝塚劇場の千秋楽直後に退団発表。
<さらに燃えよ花組!!!>(http://daisy.stablo.jp/article/481807041.html)の項でも少し書いたけれども、どうも、アクセルとブレーキの踏みどころがちぐはぐな印象を受ける。観ていて、そこはアクセル! と思うところでブレーキを踏んでしまうというか。それがもったいない。
歌や踊り、芝居といった技量の部分に関しては、ある程度しっかり培ったものがないと自信がもてないのは仕方ないと思う。それは他者がどうこうできるものでもない、本人が地道に培っていくしかない。でも、それ以外の部分、舞台に立ってパフォーマンスを披露する上での心構えや姿勢のような部分で、心解き放たれたところをもっと観たかったなと、本当に残念で…。その意味で、以前も書いたけれども、『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』で何度も何度もスープを給仕しに出てくるシーンは、大切な思い出として残っている。
ここぞというときに舞台上で見せる思いきりのよさ、素敵でしたよ。
退団後、舞台の道に進むのかどうかわからない。でも、もしまた舞台に立つとしたら、アクセルとブレーキのことを頭の隅にでも置いておいて欲しいな…と思う。何だかんだ言って、こうして構いたくなる人でした。
今日は思いっきりENJOY!!!
2017年時は、タカラヅカニュースで公演の模様を観ていて、…実際に観劇した際、「今日はおよばれだで、おしゃれしてもんぺのアンサンブルで決めたずら」のセリフがはじけて決まれば新人賞! と思っていた――紅緒が伊集院家に乗り込む大切なシーンで、衣装の加藤真美はここで原画の模様をきちんと再現、ピンク地に白いウサギと赤いハートがちりばめられた実にキュートなもんぺのアンサンブルとなっていた――。しかし、決まらず…(この年は新人賞該当者なし)。2020年時も、…今回は行けるかな…と思っていた。しかし、途中で、…この人、自分は花村紅緒しか演じられないと思っているわけじゃなかろうな、何だかおかしい…と思った。すると、東京宝塚劇場の千秋楽直後に退団発表。
<さらに燃えよ花組!!!>(http://daisy.stablo.jp/article/481807041.html)の項でも少し書いたけれども、どうも、アクセルとブレーキの踏みどころがちぐはぐな印象を受ける。観ていて、そこはアクセル! と思うところでブレーキを踏んでしまうというか。それがもったいない。
歌や踊り、芝居といった技量の部分に関しては、ある程度しっかり培ったものがないと自信がもてないのは仕方ないと思う。それは他者がどうこうできるものでもない、本人が地道に培っていくしかない。でも、それ以外の部分、舞台に立ってパフォーマンスを披露する上での心構えや姿勢のような部分で、心解き放たれたところをもっと観たかったなと、本当に残念で…。その意味で、以前も書いたけれども、『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』で何度も何度もスープを給仕しに出てくるシーンは、大切な思い出として残っている。
ここぞというときに舞台上で見せる思いきりのよさ、素敵でしたよ。
退団後、舞台の道に進むのかどうかわからない。でも、もしまた舞台に立つとしたら、アクセルとブレーキのことを頭の隅にでも置いておいて欲しいな…と思う。何だかんだ言って、こうして構いたくなる人でした。
今日は思いっきりENJOY!!!
2021-07-04 00:12 この記事だけ表示


