真彩希帆1Day Special LIVE『La Voile』19:45の部LIVE配信観ます!
2020-09-06 23:21 この記事だけ表示
 出演者の気合が細部にまで満ち満ちていて、非常に見応えあり。大正デモクラシーの時代を、1923年の関東大震災をクライマックスに描く作品だけれども、宝塚歌劇団が大正期の1914年に誕生したことを考えると、宝塚で上演されることは必然の巡り合わせであったようにも思えて。もともと心のベストスリーに入るほど大好きな少女漫画ですが、舞台を通じてさらにその奥深い魅力に気づかされ。伊集院忍少尉(柚香光)、女嫌いの編集長・青江東生(瀬戸かずや)、二人がなぜヒロイン紅緒を愛するに至ったのか、少女のころはそこまで深く突きつめて考えてはいなかったなと…。両人の演技に感謝。紅緒さんを演じる華優希は、芝居が乗ってくると歌も踊りも俄然安定してくるようである。今日のはじけっぷりはヒロインとして頼もしい限り。芸者の吉次を演じる朝月希和は、舞台にかける気迫と覚悟で凄絶な美しさ。芸の人である。この公演後、トップ娘役として雪組に戻ることになった彼女を送り出す大劇場の拍手は実に温かかった…。舞台全体、ちゃんとギャグ漫画テイストもあるのがいい! 美形キャラも大真面目にギャグを体現するのがいい。それでこそ『はいからさんが通る』!
 フィナーレの男役群舞は、本日は、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第二番」に乗っての、軍服姿での「大正バージョン」。踊る柚香光を観ていると、――シベリアの吹雪の中で、大怪我を負って一人倒れていて、それでも、生きて日本に帰らなければ、そうして、愛する紅緒さんに会わなければ…と命を燃やしている少尉の姿――舞台本編で描かれているわけではない――が、不思議と見えてくるようで。その後、瀬戸かずやセンターになってからも、男役陣が一丸となってとてもドラマティック。弾む心の会話を楽しむようなトップコンビのデュエットダンスも幸せ感いっぱい。終演後の柚香光の挨拶が実に立派なもので、私より先に、一緒に観ていた夫が感極まっており。
 作品についてまだまだ書きたいことは多々あり。今日のところはこれにて。東京でお待ちしています!
2020-09-05 23:59 この記事だけ表示
 花組トップスター柚香光演じる伊集院忍少尉は、心の陰影がより濃厚に。トップ娘役華優希扮するはいからさんこと花村紅緒も一段とはじけて、舞台全体パワーアップ! 『はいからさんが通る』は何回観てもしみじみいい作品!
2020-09-05 14:28 この記事だけ表示
 宝塚花組『はいからさんが通る』千秋楽ライブ配信観ます!
2020-09-04 23:27 この記事だけ表示
 3〜4月の東京青年館ホール公演が中止となり、観られなかった舞台の延期公演(大阪・シアタードラマシティ)の千秋楽を、ライブ配信にて視聴(15時より)。“壮麗帝”こと、オスマン帝国のスレイマン1世を主人公に描く作品だが、物語にうねりが感じられず、終始淡々と進んでいく印象なのが…。そして、ハレムの描写は『エリザベート』の影響大である。帝の壮麗さをはっきりと示す絵面なり、セリフで語られるのではない具体的なエピソードなりが欲しいところ。スレイマン1世を演じた桜木みなとは着実な成長ぶりを見せた。声や表情に男役としての色気を感じさせ、ギラギラと輝く情熱的な瞳はときに翳りを帯び、元宙組トップスター大空祐飛の眼差しを思い起こさせる。歌声も力強く、振る舞いも帝役にふさわしく堂々としたもので、舞台の芯をしっかりと務め上げた。ライブ配信だと、衣装がクローズアップで見られるという利点があるが、凝った布地の豪華なものが多く、目を楽しませてくれた。
2020-08-18 20:59 この記事だけ表示
 主演の桜木みなと、堂々!
2020-08-18 16:16 この記事だけ表示
 宝塚宙組『壮麗帝』ライブ配信観ます!
2020-08-17 23:59 この記事だけ表示
 本日の昼公演、すばらしかった! LIVE配信もツボを押さえたカメラワークでとても見やすく、これからのおうち観劇が楽しみに。後日ゆっくり書きます〜。
2020-07-18 23:52 この記事だけ表示
 宝塚大劇場のロビーの旧ソファの布地とお揃いの椅子で夫と並んで視聴中〜。2017年の日本青年館ホール公演もすばらしかったけれども、大劇場の空間で上演されると、この作品が、『ベルサイユのばら』や『ミー・アンド・マイガール』といった宝塚の名作群の文法を踏まえて作られていることがより明確に。そして、めちゃギャグ漫画! 新花組トップコンビ、伊集院少尉役の柚香光&花村紅緒役の華優希、そして出演者みんなの芝居がはじけてます。パソコンの前で何度も大爆笑〜。
2020-07-18 14:30 この記事だけ表示
 「OUR FAVORITE TAKARAZUKA−Special Edition−」に続いては、花組公演『はいからさんが通る』初日のフィナーレ&カーテンコールの生中継〜! 3月9日以来、130日ぶりの宝塚大劇場公演。番組冒頭は、ビニール幕を貼ったり、アルコールで拭き清めたり、宝塚大劇場において行なわれている感染予防対策の模様が流れて。ソーシャル・ディスタンスのためのシールを貼っているシーンで気づいた。――大劇場のロビーに置かれているソファのファブリックが一新されて、あひる宅のソファとお揃いじゃなくなっている!(夫が百貨店で気に入った柄が本当に偶然お揃いだった) それはさておき。
 プロローグの映像も録画で流れました。客席の拍手が熱い! 軽快な主題歌に乗って歌い踊る新花組トップスター柚香光&出演者みんなに、テレビの前で、思いっきり手拍子&拍手。
 生中継に切り替わってからは、ラストシーンもちらっと。そしてフィナーレ。2パターンあるうち、本日は“浪漫バージョン”。銀橋を渡る瀬戸かずやの歌に、嗚咽。男役として、役者として、確固たる決意表明――家で一人きりだから、泣きすぎても誰も周りにいないぞ〜と思いながら、嗚咽。
 続いての、娘役陣によるモダンガールの舞で、涙、一気に無事止まる(笑)。まだまだ制約が多かった時代、鮮やかに軽やかに自分の人生を生きたモダンガールたちはあひるの永遠の憧れ。花組娘役陣、攻めていて◎〜。
 ラインダンスの衣装が、上は着物、下はフリフリスカートで今様アイドル風。そして曲は、アニメ版『はいからさんが通る』の主題歌! ――気合の入ったラインダンスに合わせて手拍子!
 大階段に柚香光が登場し、タンゴの名曲「黒い瞳」に乗っての黒燕尾服シーン。今年1月のプレお披露目公演『DANCE OLYMPIA』のときにも書きましたが(http://daisy.stablo.jp/article/473024515.html)、――もう何年も前からトップを張っていました! みたいな、あの堂々たる安定感たるや。そして、花組男役陣が披露する黒燕尾の舞。天下一品。男役のエネルギーが、ブラウン管(まだブラウン管)からこちら側にスパーク。
 そして、宝塚版主題歌に乗って、白い衣装のトップコンビのデュエット・ダンス――もっと呼吸が合うとさらに良し。
 パラソルをさして大階段を降りてきた、エトワール音くり寿の、「♪はいからさんが通る」の、「♪と・お・る」に合わせての指差しポーズがキュート。青江冬星役の瀬戸かずやは、階段降りだけで役作りに大いに心惹かれるものが。
 そして、大きな羽根を背負って大階段を最後に降りてくる、柚香光――『DANCE OLYMPIA』を観たとき、思っていた。――これ、まだプレお披露目公演だから〜! その感慨は、宝塚大劇場の初日まで取っておいた方がいいのでは――? と。そして、それから半年以上時が流れて、私は、そのとき立ち合えるとは思いもしなかった、その、大劇場公演トップお披露目の初日の瞬間を、こうして観ているのだった。――不思議だった。凍結されていた時間が、一瞬にして融解して、再びごおーっと流れ出すのを観ているような。
 ――ちょうど「フィギュアスケート世界選手権」が中止になったころだったから、3月中旬のこと。「タカラヅカ・スカイ・ステージ」をつけたら、『ベルサイユのばら』が流れていた。私は、そのフィナーレを観ながら、泣くしかなかった。――この、他に世界のどこにもない、慣れていた人間でもときに唖然としてしまうくらい華やかできらびやかな舞台が、今この瞬間、この世界のどこにもない、上演されていないことが、どうしようもなくさみしく、やりきれなかった…。何も、宝塚だけが好きというわけじゃない。けれども、私は宝塚の舞台から、多くのことを学んできた。そして、宝塚で、多くの大切の人に出会った。だから、宝塚歌劇が、一年中常に上演されているということが、どこか心の支えになっていた。そのことに改めて気づかされた。――そして私は、公演が休止されていたこの130日間、宝塚歌劇が今この瞬間この世で上演されていないという事実と、努めて向き合わないようにしてきていた。そして、自分の心の中に残る舞台の記憶を綴ることで、何とか心の中で宝塚歌劇を上演し続けていた。そして、公演再開――宝塚は、変わらず、宝塚だ…と思った。ラインダンスを観ながら、――本当に、今、宝塚の舞台が上演されているんだ…と思った。夢のようだった。夢のような、現実。
 柚香光のトップスターとしての初めての挨拶も、安定感があり、立派なものだった――宝塚歌劇、芸術宣言である。花組組長高翔みずきの挨拶の途中でフライングで自分の挨拶を始めちゃいそうになったところで、若干初々しさを感じさせたけれども。――それにしても、ギリシャ彫刻のような顔立ちである。
 仕事から帰ってきた夫と、録画したフィナーレをもう一度観返していた――それを切り替えた瞬間、「タカラヅカ・スカイ・ステージ」で、『黒い瞳』の名曲「ニコライとプガチョフ」が流れた――ということで、気になることが多々あり、明日13時からの『はいからさんが通る』LIVE配信も観ることにしました――迷いました。というのも、初見の印象が一番重要なので、できれば最初に生で観劇したかった。ただ、東京公演まではまだだいぶ間がある――。ですので、約9時間半にわたって放送される「音楽の日」は生と録画双方で視聴いたします。
2020-07-17 23:36 この記事だけ表示