三月末、パソコン全データに続き、スカーフまでなくしたあひる(レトロ調のクラシックカーのプリントが美しいエルメスの……)。しかし海外出張を間近に控えた身、涙をこらえて仕事にいそしむ日々。嗚呼、職業婦人。
 それはさておき、新たな月、気分も新たにということで、四月から「SANKEI EXPRESS」は首都圏でも駅売り始まってます。一部100円。あひる担当の演劇面掲載は毎週木曜日。4月3日号では「パーム・イン・ギリヤド」が新宿シアターモリエールで上演中の演出家ロバート・アラン・アッカーマンさんにインタビュー。本当に純粋に演劇を信じている方で、楽しいお芝居の話、いつまでもいつまでもしていたかった! URLはこちら。
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/080403/art0804031900007-n1.htm
 次号4月10日号掲載のインタビューも乞うご期待!
 掲載情報連発になってしまいましたが、激しく働いているということで。Kバレエカンパニー「白鳥の湖」ちらしにて、公演への期待とダンサーの方々の紹介文を担当しています。ダンサー紹介文の方はパネルにもなって、「ベートーヴェン 第九」の公演が行なわれた際、新劇場・赤坂ACTシアターのロビーに飾られていました。
「ベートーヴェン 第九」はもう、熊川哲也の舞台復帰に感涙。自分が生涯かけて生きてきた表現手段と再び一体となれた喜びが、舞台に満ち満ちていて…。その喜びが、新劇場誕生、そして生の喜びとも重なって、まさに祝舞。それにしても、新劇場誕生を、自身の舞台復帰で祝ってしまうとは、何たる演出! もちろん、復帰のためには、肉体的にも精神的にもどれだけ大変だったか知れず、舞台復帰ができない可能性だって考えなくはなかったであろうことを思うと、“演出”などという言葉を軽々しく口にすべきではないとは考えるのだけれども、ただ、選ばれてしまった人の人生は、それだけドラマティックな出来事に彩られているものなのかもしれないと思った次第。ちらしの文章にも書きましたが、遠ざかっていた間にいま一度、バレエと向き合ったに違いないアーティストが、今見せる舞台に大いに期待。
 あひる担当分は、宝塚星組公演「赤と黒」主演・安蘭けいさんインタビュー、「カラミティ・ジェーン」の湖月わたるさんと小林十市さんの対談、宝塚月組公演「ME AND MY GIRL」の主演コンビ、瀬奈じゅんさんと彩乃かなみさんの対談、そして、宝塚で文学作品を上演することについて、演出家の植田景子さんにインタビュー。
 最近、文学及び小説家の生涯の舞台化作品等にふれるたび、もっと本を読む時間を作らないと…と思うことしばしばなのですが、ついつい劇場通いにいそしんでしまい。今思えば、一番熱心に本を読んでいたのって、小学生の頃かも。毎日毎日、学校の図書館で二冊本を借りて、帰り道、電車の中はおろか、二宮金次郎のように歩きながらも読んでいて、電柱にぶつかりそうになったところを近所の人に助けられたこともあり。当然視力は低学年のときから悪かったのですが、視力回復のために通っていた目医者への行き帰りの道も歩きながら本を読んでいたあひるであった…。どうしてそこまでして読みたかったのか、自分でも不思議なくらいですが、「どうしてそこまで」というその情熱が、今は観劇に傾けられているような気がしないでもない今日この頃。
 掲載記事についてざっと一言。湖月さんと小林さんはそれぞれ、役柄をイメージしたいでたちで登場。「そう、銀行員を意識して」と語る小林さんが、ベジャール振付作等で見せていた印象とはまったく違って、あまりにおもしろい方なのにびっくり! 湖月さんは、お好きなスタイルと語るだけあって、ウエスタン・ルックでさっそうと。安蘭さんの話に出てくる「イメージとそのズレ」の話は、芸術作品の受容をめぐる重要な論点提起かと。今後も考えていきたいテーマの示唆を受けた感あり。瀬奈さん&彩乃さんの取材は、涙涙…という感じ。涙もろいあひるですが、ようやっとこらえました! それにしても、「赤と黒」と「ME AND MY GIRL」、それぞれにとっての宝塚の原点ともいえるような作品に、主演男役として充実期を迎えているお二人が同時期に取り組んでいるのが印象的。詳しくは記事をチェックされたし。
 風邪の名残&花粉症に悩まされてはいますが、何とか無事です。日本にもまだいます。ようやっと大きな山場をほぼ越えた…と思ったら、もう三月も下旬! 忙しくしていて桜、見逃さないようにしなくては。
 日が経ってからのご紹介で申し訳ないですが、21日付関西版朝日新聞&読売新聞の夕刊に「梅田芸術劇場」の広告記事が掲載されています。最近何かと取材させていただくことの多い武田真治さんのお話を通じて、梅田芸術劇場メインホールで5月に行なわれる「ウィーン・ミュージカル・コンサート」と、7月に行なわれる宝塚宙組公演「雨に唄えば」の魅力に迫る記事。朝日新聞は見開き全面、読売新聞も全面なので、武田さん、そして、「雨に唄えば」主演の大和悠河さんの写真もめちゃくちゃ大きい! 関西方面の方は、新聞をリサイクルに出す前にぜひご覧いただければ。
 「SANKEI EXPRESS」1月17日号“ステージドア”では、19日から彩の国さいたま芸術劇場で上演される“彩の国シェイクスピア・シリーズ第19弾”「リア王」演出の蜷川幸雄氏インタビューと、こまばアゴラ劇場で上演中の青年団プロジェクト公演「隣にいても一人」紹介記事を担当しています。URLはこちら。

http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/080117/art0801171607004-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/080117/art0801171558003-n1.htm

 この世界の現状の否認。闘争心。羞恥心。そしてあくなき演劇への情熱。蜷川作品に共感するゆえんだなと、取材させていただいて改めて深く実感。世界をつかまえるためには一本と言わずたくさんの作品を演出しないと……との思いも、世界を、演劇を理解するためにも一本でも多くの舞台を観たい! とのあひるの願いと共通するような。
 ちなみに、1月10日号より「SANKEI EXPRESS」は首都圏版もオールカラーに! 手に取りやすく読みやすい媒体で、おもしろかった! と思っていただけるような記事をこれからも手がけていきたいと思っていますので、なにとぞご愛読のほどを。
 「エリザベート」ウィーン版&宝塚版の二人のトート、マテ・カマラスさんと水夏希さんのインタビューと、宝塚星組公演「さくら」「シークレット・ハンター」&宝塚宙組公演「バレンシアの熱い花」「宙 FANTASISTA!」&「三文オペラ」のショートレビュー、そして、トピックスコーナーの「タカラヅカ、激動の年」の原稿を担当しています。
 水さんとマテ氏のインタビューはいずれも宝塚で行なわれたもの。真紅のバックが印象的な水さんの写真ですが、実は部屋を真っ暗にして撮影されていて、水さんのインタビュー中のコメントはそんな雰囲気を指しての言及。詳しくは記事をチェックされたし。
 マテ氏は、11月に宝塚バウホールで行なわれたトークショーの直後に取材。あひるもトークショーにお邪魔していましたが、ゲストとして登場した星組の涼紫央さんにプレゼントされたマラカス(何でも楽屋のボードに“マテ・カマラス”ではなく“マテ・マラカス”と書いてあったから……というプレゼント理由が素晴らしい!)を激しく振り鳴らしつつ、涼さんとノリノリで歌い踊るマテ氏の姿が忘れ難く……。しかし、あまりに激しく踊り狂ったためか、取材にやって来たマテ氏はすでにかなりお疲れ。俺の美しさはこんなんじゃない! ということなのか、最初のうちは、撮っても撮っても写りに納得がいかないようでしたが、エルヴィス・プレスリーなんぞを口ずさむうちにだんだん快調になり、フォト・セッションは大盛り上がり。そしてトークの方も盛り上がり……となったのはいいのですが、どんどん時間が押し、「……これ、今日のうちに東京に帰れないんじゃあ……」との思いが胸をよぎる取材陣一同。結局、取材終了と共にダッシュで帰途に着き、何とか最終ののぞみで帰京できたのでした。それにしても、姿月あさとさんと武田真治さんの三人で行なった「SUPER LIVE」のプログラム用の取材のときも思ったのですが、闇の帝王を演じて甘い歌声を聴かせるマテ氏、ときに周囲が総がかりでつっこんでもつっこみきれないほどのボケキャラなのがおもしろい。
 「SANKEI EXPRESS」1月10日号“ステージドア”では、劇団☆新感線主宰のいのうえひでのり氏インタビューと、2009年5月にJR高円寺駅近くに誕生する新劇場「杉並芸術会館」プレイベントの紹介記事を担当しています。
 ちなみに、2007年12月掲載分より、“ステージドア”の記事がウェブでも読めるようになりました。一日一千万ビュー! の「MSN産経ニュース」(http://sankei.jp.msn.com/)から記事検索をかけていただければ。ちなみに今回の掲載記事のURLは以下の通り。

http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/080110/art0801101724007-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/080110/art0801101703005-n1.htm

 いのうえひでのり氏演出の「IZO」(2月3日まで青山劇場にて上演中)ですが、せつなさと純粋さを秘めた有能な“人斬り”が主人公、しかも、脇を固めるのが木場勝己・西岡徳馬・千葉哲也という渋かっこよすぎる名優三人! とあって、観劇の日が本当に楽しみ。そして、地元民として大期待の「杉並芸術会館」ですが、小劇場と区民ホールの他に阿波踊りホールができると聞き、さすが我が街高円寺! と感服した次第。
 しばらくご無沙汰の間に掲載情報もたまっておりました。正直遅いよ! ってな情報もありますが、バックナンバー取り寄せの参考にでもなれば。
 Domani1月号では1月に来日公演のあるバーミンガム・ロイヤル・バレエ団のプリンシパル佐久間奈緒さんのインタビュー記事を執筆。発売中の2月号では「恋する妊婦」をご紹介。東京人「東京デパートメント細見」、12月号では世界一思い出のある「日本橋三越」を取り上げ、1月4日発売の2月号では「大丸東京新店」に潜入。個人的に、今回の大丸のリニューアルはかなり好感度大。神戸大丸はリニューアルで帽子売り場が縮小されたのが……でしたが、東京だと、大好きな帽子ブランド、神戸の「マキシン」を扱ってくれているだけでうれしい。「私の時間」12月号ではカルチャー欄はじめ謝珠栄さんインタビュー等々手広くやってます。宝塚月組公演「MAHOROBA」話もちょこっとあり。
 木曜日は“ステージドア”の日の「SANKEI EXPRESS」、第四回目以降については以下の通り。ちなみに、在庫があればバックナンバー販売も可能とのこと。
11月22日号:「BLUE MAN GROUP」来日公演紹介記事
11月29日号:現役最長老演出家(91歳!)、文学座・戌井市郎インタビュー記事
        「死ぬまでの短い時間」紹介記事
12月6日号:シルヴィ・ギエム全国縦断公演紹介記事
        劇場紹介「文学座アトリエ」記事
12月20日号:「国立モスクワ音楽劇場バレエ」取材記事
        青年団「火宅か修羅か」紹介記事
12月27日号:「バーミンガム・ロイヤル・バレエ団」来日公演紹介記事
 戌井氏インタビューは本当に本当におもしろかった! 演劇史の教科書に出てくるような人物の名前が、実在する人間としてバンバン登場して……。演劇への尽きせぬ愛を感じ、生きるパワーを大いにいただいてしまった取材でした。氏が役者として登場した、パラダイス一座「続オールド・バンチ〜復讐のヒットパレード!〜」も、めちゃくちゃかっこよくておもしろい舞台でした。
 その「SANKEI EXPRESS」、“ステージドア”は1月10日号までお休みですが、2008年元旦号ではあひるが演劇面を飛び出し人物面に進出、2008年も大いに注目していきたい演劇人にインタビューしています。さて、どなたが登場するかは、元旦の朝のお楽しみ! 1月に予定されている首都圏版オールカラー化をにらみ、新しい企画も考えていたりします。11月のリニューアル後、大幅部数増という話の「SANKEI EXPRESS」にどうぞ今後もご注目を!
 国立モスクワ音楽劇場バレエについては、来日公演プログラムに現地レポートを執筆している他、以下の媒体にも紹介記事を執筆しています。

「SANKEI EXPRESS」12月20日号
「SWAN MAGAZINE」2007年冬号
「DDD」2008年1月号

 「SWAN MAGAZINE」には、1月に来日公演のあるバーミンガム・ロイヤル・バレエ団芸術監督デヴィッド・ビントリー氏インタビュー記事も掲載されています。
 発売日を過ぎてのご紹介で申し訳ないのですが、「SANKEI EXPRESS」“ステージドア”も15日発行分で第三回目。今週のあひるはシアターコクーンで上演中の「カリギュラ」劇評と、「劇場へようこそ」のコーナーの「ベニサン・ピット」紹介記事を担当しています。劇場の顔ともいえる支配人の方々にお話をうかがってみたいとの思いで発案したこのコーナー、今後もあちこちの楽しい劇場をご紹介していく予定です。ちなみに三ページ目では伝統芸能と宝塚を隔週で取り上げていて、第三回目は宝塚の番。朝夏まなとさんインタビュー、水夏希さん母校訪問、オスカル・アライス氏宝塚初体験など盛りだくさんの構成。首都圏版と関西版では地域にあわせて取り上げる公演も変えていたりと工夫もいっぱい。今後も乞うご期待!