毎週木曜日は「SANKEI EXPRESS」“ステージドア”の日! ということで、先週から始まった演劇ページ、今週も楽しい公演の数々をご紹介しています。ちなみに11月1日のリニューアル以降、購読・試読申し込みも急増とかで、一同ますます気合が入っています。
 今週のあひるは、11月10・11日、日生劇場でオペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」を演出する田尾下哲さんのインタビュー原稿と、Kバレエカンパニーの冬のツアー公演の紹介記事を担当。前から新国立劇場での演出作品を観ていて感じ入るところが多かった同世代の田尾下さんは、舞台作品のあり方についての考え方等々、やはり共感する点多し。それに、ユーモアセンスも! 何と言っても彼は、新国立劇場小劇場でフランス喜歌劇「フラ・ディアヴォロ」を演出する際、昭和40年代の日本の温泉宿に舞台を設定、30年ぶりの復活が話題の「タイムボカン・シリーズ」のお間抜け悪役“三悪”風トリオを登場させ、“ドクロベエ”の声を務めていた声優・滝口順平にあの声色で「休憩だベェー」と言わしめた芸の細かさが光る人だからして。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」と同じ物語をベースにした今回のオペラ、シェイクスピア作品との相違点やロメーオ役を女性歌手が演じることなど、いろいろと興味が尽きない作品なのですが、彼の演出がまた細部にまでこだわり尽くしているようなので、公演が非常に楽しみ。
 5、6日とオーチャードホールで公演が行なわれる「スペイン国立バレエ団」広告に短い紹介文を寄せています。先日<プログラムA>を観劇しましたが、ラヴェルの曲に振付けた「ボレロ」はやはり迫力アリ。併せて日本初演作も登場する<プログラムB>にも期待。
 あひるの担当は以下の四本。

☆「ウーマン・イン・ホワイト」笹本玲奈×神田沙也加×別所哲也

 アンドリュー・ロイド=ウェバーの最新作で共演するお三方の鼎談は、姉妹役を演じる笹本さん、神田さんの二人を、別所さんが温かく見守っている様子が非常に微笑ましく。実は「FOCUS」時代、笹本さんの「ピーターパン」でのデビュー記者会見を取材したことがあり、その時も、若いのになんてしっかりしているんだろう…と驚嘆したものですが、今回初めて取材させていただいた神田さんにも同様の驚きが。あんなに深い自分の言葉を持っている20歳には初めてお会いしたかも。

☆「蜘蛛女のキス」石井一孝×浦井健治/朝海ひかる

 モリーナ&ヴァレンティンとしてがっちり組むお二人の対談は、終始笑いの絶えないものでありながら、作品のテーマを深く語ってもいて。それにしても、二人が“愛”を育んだのが、「マイ・フェア・レディ」全国ツアー中の中古レコード屋めぐりというのが楽しい限り。詳しくは誌面にて!
 ここ数年の間に出席した宝塚の主演男役の退団会見で、一番印象に残っているのが昨年暮れの朝海さんの会見。普段とまったく変わらず、退団の日まで取材陣にあれこれ気を配る湖月わたるさんの会見も非常に好感度大だったのですが、朝海さんの場合、それまで背負ってきた責務をその日やっと下ろした人が、長き沈黙を破って口を開いたような感じで……。会見場にぱっと広がったそんな空気を察して、取材陣から矢継ぎ早に質問が飛んだ昨年のクリスマス・イヴは、何だか忘れ難い印象あり。そんなことを思い出しながら、今回も楽しく取材させていただきました。さて、「タランテラ」「蜘蛛女のキス」と“蜘蛛”役が続く朝海さんに、前から一度聞いてみたかった質問。「ところで、蜘蛛はお好きですか」。その答えも記事にて是非お確かめいただきたく。

☆宝塚花組・春野寿美礼/真飛聖/桜乃彩音

 まったくの偶然ながら、半月のうちに、退団して新たな道を歩み始めた朝海さん、退団を年末に控えた春野さんと、同期トップのお二人を取材させていただくことになり、取材者としても感慨深いものがありました。春野さんのさよならインタビュー+真飛さん、桜乃さんからの贈る言葉という構成ですが、真飛さん、桜乃さんとも、話をしながら目が潤んでいって、思わずあひるももらい泣きしそうに。当の春野さんはといえば、まったく気負う風がなく自然体で、ぬるい質問にはツッコんでいただき、こちらもときにツッコませていただきと、楽しいセッションをさせていただいたような取材でした。その際、はっきりとした答えはいただけなかったけれども、どうか歌うことだけでも末長く続けていってほしいな…と心から願う次第。
 ヒロ・コミュニケーションズから隔月刊で出ている女性誌「私の時間」。12日発売の10月号でカルチャー・コーナー一挙4ページを担当、あひるセレクトの舞台・映画・CD・書籍をご紹介しています。舞台が、宝塚星組公演「エル・アルコン−鷹−」「レビュー・オルキス−蘭の星−」、「三文オペラ」、「キャバレー」。映画が、「ヘアスプレー」、「この道は母へとつづく」、「ミス・ポター」。CDがケリー・スウィート「ウィー・アー・ワン」、ラッセル・ワトソン「ザッツ・ライフ」。書籍が茂木健一郎「芸術脳」(新潮社)、小野まり「図説 英国コッツウォルズ」(河出書房新社)というラインアップ。バッグに入れやすいハンディ・サイズのこの雑誌、ぜひご一読のほどを。
 「Domani」10月号では新国立劇場オペラ「タンホイザー」をご紹介しています。新国立劇場といえば、もうすぐ開場十周年!!! 10月1日の記念ガラ公演もいったいどんな祝典になるのか、本当に楽しみ。デパートクイーン連載「東京人」10月号の“東京デパートメント細見”では「銀座松屋」を取り上げています。このコーナーが始まってからさらにデパートの楽しさに目覚め、取材活動と共に消費活動も激化の一途をたどるあひるであった……。
 8月10日付の朝日新聞朝刊広告特集カラーページに牧阿佐美バレエ団「ア ビアント」の紹介記事が掲載されています。心と心の結びつきを信じたいなと思わせてくれるこの作品、公演は8月25・26日、新国立劇場オペラ劇場にて!
 最近のあひるのドジ。連日の寝不足ゆえか、羽根?(じゃなかった)肌がてきめんに荒れました。なかでもひどいのが、くちばしならぬ唇。しょうゆめんつゆ果ては洗顔時の水や空気さえしみる始末。口紅が塗れないので代わりにリップクリームでごまかしていたのですが、ある日、出がけに仕事の電話を受けながらあわてて身支度していたところ、唇が猛烈にピリピリ! なんと、容器が似ている練り香水を思いっきり塗りこんでいました。…ああ痛かった。
 そんな、サザエさんを地で行くような日々を送っているうちに、7月もはや終わりぬ。そして、掲載情報をふっ飛ばしていました。ということで、8月上旬分と合わせて一気にGO!

 まずは表題の件について。ソウルのLGアート・センターで7月23日まで行なわれていたマシュー・ボーン版「白鳥の湖」韓国公演、日本から観に行かれた方もいらっしゃるかと思うのですが、そのプログラムに、私が編集を手がけた2005年の来日公演プログラム初出の原稿が転載されています。名場面“スワンク・バー”に登場する個性あふれるキャラクターを、マシューの愛する映画の数々と関連付けて解説したページに、「藤本真由」とハングルで記載されているはず…なのですが、残念なことに私はハングルが読めず。というか、私自身まだ現物を確かめていないのですが、もしお手持ちの方がいらしたら見てみてください。

 Domani8月号では「犬顔家の一族の陰謀」、本日発売の9月号では「ドラクル」について書いています。アワビ7+8月号では、星組日生劇場公演・博多座公演、雪組&宙組の全国ツアーなど、東西大劇場以外の劇場での宝塚公演を紹介。6月21日の項でもふれましたが、東京人8月号では「新宿伊勢丹」を取り上げています。「Club iT」8月号には地球ゴージャス「ささやき色のあの日たち」に出演する山口紗弥加さんのインタビュー記事、「LOOK at STAR!」9月号には「ブラスト!」に出演する石川直さんのコメントを絡めた紹介記事あり。ミュージカル「ヘアスプレー」大阪公演のちらしにも文章を寄せています。イープラス内にはミュージカル「ピーターパン」主演・高畑充希さんのインタビュー記事(http://etheatrix01.eplus2.jp/article/44619361.html)がアップされています。

 レプリークBis vol.8「シェイクスピアはお好き?」では、演出家ジョン・ケアード氏のインタビュー記事、「シェイクスピア・ミュージカル」及び「シェイクスピアとタカラヅカ」の項、そして、新トップコンビお披露目第三弾ということで、宙組の大和悠河さんと陽月華さんの対談記事を担当しています。音楽学校時代の陽月さんのかわいらしいエピソード、「雨に唄えば」でのお二人の出会い等々、楽しいお話盛り沢山。謙遜一直線の陽月さんに、大和さんがさりげない優しさで絶妙なフォローを入れる様に、コンビとしての相性の良さを実感。8月17日からの宙組東京公演が楽しみ。

 7月の初めに発売になった樋口裕一氏のCD付き著書「頭がよくなるオペラ」(ビジネス社)には、「初心者でも安心・オペラガイド」と題して、「新国立劇場」の紹介記事を寄稿しています。7月の新国立劇場といえば私、対象年齢からかなり外れているにもかかわらず、幼稚園のときからあまり変わらないと噂の風貌を生かし?、「高校生のためのオペラ鑑賞教室『蝶々夫人』」(14日14時の部)と「こどものためのオペラ劇場『スペース・トゥーランドット』」(29日15時の部)に突撃、潜入。高校生の皆さんや子供たちと一緒になって大いに楽しんでしまいました。10月の「タンホイザー」まで新国立劇場主催のオペラ公演がないのがさみしい限り。

 「psiko」での連載は、現在発売中の8月号をもって終了です。始まったと思ったらあっという間に終わってしまいましたが、最後まであひるらしく、ということで、「ロマンス」、「氷の上のスワン・レイク――白鳥の湖――」、宝塚星組博多座公演の三本を紹介しています。最終回スペシャル? ということで、星組主演男役・安蘭けいさんのコメント入り。このコメントのため、先の東京公演中に10分だけ取材時間をいただきました。取材中は集中するためにも時計というものを見ないのですが、後でICレコーダーの録音時間を見たら、10分を10秒超くらいで終わっていて、己の体内時計の正しさにびっくり(あひるの場合、腹時計…?)。
 7月27日付の朝日新聞朝刊広告特集ページに、「ブラスト!」ブロードウェイ・バージョンの紹介記事が掲載されています。出演陣も来日し、いよいよ来週8月3日に初日を迎える「ブラスト!」、いまだ晴れぬ梅雨の天候のうっとうしさ、そして夏の暑さを吹っ飛ばすに最適! 石川直さんが太鼓判を押す実力派揃いのキャストの活躍が楽しみな限り。
 7月24日付の朝日新聞朝刊広告特集カラーページに、9月末から10月初めにかけて東京と大阪で来日公演を行なう「スペイン国立バレエ団」の紹介記事が掲載されています。スペインという国の熱い息吹を伝える華麗なフラメンコ作品、なかでもラヴェルの名曲にのせたバレエ団の代表作「ボレロ」が楽しみ! 「ボレロ」といえば、8月3日から来日公演の始まる「ブラスト!」の冒頭を飾る曲でもあるわけで、表現の違いを見比べるもまた一興。
 忙しさのあまり今月も危うく掲載情報を吹っ飛ばすところでした。

 「psiko」7月号では「THE BEE」(6〜7月、シアタートラム)、オーストラリア・バレエ団来日公演「白鳥の湖」「眠れる森の美女」(7月、東京文化会館)、サシャ・ヴァルツ&ゲスツ「Körper ケルパー(身体)」(7月、彩の国さいたま芸術劇場大ホール)を紹介しています。

 今月上旬に発売となった平凡社「SWAN MAGAZINE」(Vol.8 2007 夏号)では“バレエの新しい扉を開こう!”特集全21ページ&アレッサンドラ・フェリ引退公演関連4ページの取材・編集等々を担当しています。3〜5月にかけての多忙の原因はこれですね。数々の魅力的なダンサー&表現者の方々にお会いできたこのお仕事については語りたいことも多々あるので、詳しくはまた後日。

 そろそろ劇場での折り込みもはじまったようですが、12月に来日公演のある「国立モスクワ音楽劇場バレエ」のちらしに文章を寄せています。オフィシャルホームページでも読めます。
http://www.mmtb.jp/home.html
 登場人物の心理描写が際立つ「白鳥の湖」と、衣装&舞台装置がキュートな「くるみ割り人形」、どちらの公演も今から本当に楽しみ!

 「カルトQ」デパートクイーンの看板を背負って隔月連載中の「東京人」、7月2日発売予定の8月号の「東京デパートメント細見」にはおしゃれなあのデパートが登場! しかし、この連載を充実させるためにもと、最近、某ブランドのバーゲンに百貨店ごとに潜入するということをしているのですが、ついつい消費の方も充実してしまい。「カルトQ」出場前も、予習のために都内百貨店をあちこちめぐっていたところ、出場賞金を超える消費をしてしまったことを思い出しました。でも、「仕事仕事!」と言いつつお買い物できるなんて、幸せ?!

 ちなみにこれは、不掲載情報。九月? に某S社から出るという話の宝塚企画本には私、まったく寄稿の予定はなく。あひる困惑。宝塚関連でスタンバイ中のものは、時期が来たら必ずこのブログでお知らせします!
 6月15日〜17日、オーチャードホールにて公演のある「ラプソディ・イン・ブルー」の稽古場に、先日潜入! 稽古場ルポと、服部有吉さん、ラスタ・トーマスさんのインタビュー記事が、イープラス内にアップされています。

http://etheatrix01.eplus2.jp/article/43833957.html

 5月31日に潜入して、翌日昼には原稿があがって、4日には記事がアップされるというすばやさ! 関係者の絶妙な連係プレイゆえ、とちょっと自画自賛したりして。しかし、タイトルが「侵入」になってますが、それだとまるで泥棒しに忍び込んだような……。何はともあれ、まさに取れたてほやほやのルポ&インタビューをお楽しみあれ。今年2月にもインタビューさせていただいた服部さんですが、今回、世界観の近さを改めて実感する取材となりました。15日からの公演が本当に楽しみ!