藤本真由
(舞台評論家・ふじもとまゆ)
1972年生まれ。
東京大学法学部卒業後、新潮社に入社。写真週刊誌「FOCUS」の記者として、主に演劇・芸能分野の取材に携わる。
2001年退社し、フリーに。演劇を中心に国内はもとより海外の公演もインタビュー・取材を手がける。
ご意見・お問い合わせ等は
bluemoonblue@jcom.home.ne.jp まで。
ブログトップ
歌舞伎
併せて観たら発見があるかも……と昼の部が楽しみになる『御贔屓繫馬』。
(5月15日16時の部、明治座)
(5月15日16時の部、明治座)
セリフが身体に心地よく響く『寿曽我対面』。
市川團十郎演じる織田上総之介信長の孤独と哀しみが心をしめつける『若き日の信長』。
童心に帰って楽しめる『音菊眞秀若武者』。
(11時の部、歌舞伎座)
市川團十郎演じる織田上総之介信長の孤独と哀しみが心をしめつける『若き日の信長』。
童心に帰って楽しめる『音菊眞秀若武者』。
(11時の部、歌舞伎座)
チーム・スピリットを感じた『新・陰陽師 滝夜叉姫』の舞台(原作は夢枕獏の小説『陰陽師 瀧夜叉姫』)。
(11時の部、歌舞伎座)
(11時の部、歌舞伎座)
陰惨な刃傷シーンに思わず「あっ!」と声を出してしまうほど物語の展開に引き込まれた、通し狂言『絵本合法衢』の舞台。
(16時の部、明治座)
(16時の部、明治座)
“武士たる者”に対する作者・河竹黙阿弥のまなざしが心に不思議なざらつきを残す、『大杯觴酒戦強者』(1881年=明治14年初演)の舞台。
(11時の部、明治座)
(11時の部、明治座)
16時の部観劇(歌舞伎座)。与三郎(片岡仁左衛門)とお富(坂東玉三郎)、二人の問答無用の“恋”が描き出される『与話情浮名横櫛』。長唄も間狂言も楽しい『連獅子』。
昨日の項で書いた文章の二行目を改めてかみしめる『髑髏尼』。はらはらと涙を流す『夕霧 伊左衛門 廓文章 吉田屋』。
(3月8日、歌舞伎座)
(3月8日、歌舞伎座)
作品について知っているのが「いつか終わる夢」という曲のみという状態で『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』観劇(前編:3月6日、後編:3月7日、IHIステージアラウンド東京)。“異界”や“召喚”等、劇場という空間と親和性の高い物語であると感じた。豊洲の回る劇場での公演は4月12日まで。
三部とも、人間について深く考える時間を与えてくれた、見応えのある舞台でした。明日が千穐楽〜。
いろいろつながってきたかも……と思えた、「壽 初春大歌舞伎」第三部(26日)、第一部(27日千穐楽)の観劇。『弁天娘女男白浪』<稲瀬川勢揃いの場>の“ツラネ”は、その生きた言葉の美しさに、何度聞いても涙が……。