藤本真由
(舞台評論家・ふじもとまゆ)
1972年生まれ。
東京大学法学部卒業後、新潮社に入社。写真週刊誌「FOCUS」の記者として、主に演劇・芸能分野の取材に携わる。
2001年退社し、フリーに。演劇を中心に国内はもとより海外の公演もインタビュー・取材を手がける。
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ドラマ
相手の幸せを思い、主人公を…行けよ…とばかりに新政府へと送り出す徳川慶喜。これぞ男のやせ我慢を、静謐に演じ切った草g剛。
大隈重信(大倉孝二)の佐賀弁ロング・スピーチ、おもろ説得力あり。ラストの場面での、伊藤博文(山崎育三郎)や岩倉具視(山内圭哉)たちとの受け芝居も楽しく。
「紀行」に登場した慶喜撮影の写真、一足先に「ワルイコあつまれ」第一回で慶喜さんにより紹介されていたのを見ており。「ワルイコあつまれ」は二回とも観ましたが、ブラックユーモアが効きつつ、稲垣吾郎、草g剛、香取慎吾、三人の芸が生かされていて味わい深く。続きを期待。
大隈重信(大倉孝二)の佐賀弁ロング・スピーチ、おもろ説得力あり。ラストの場面での、伊藤博文(山崎育三郎)や岩倉具視(山内圭哉)たちとの受け芝居も楽しく。
「紀行」に登場した慶喜撮影の写真、一足先に「ワルイコあつまれ」第一回で慶喜さんにより紹介されていたのを見ており。「ワルイコあつまれ」は二回とも観ましたが、ブラックユーモアが効きつつ、稲垣吾郎、草g剛、香取慎吾、三人の芸が生かされていて味わい深く。続きを期待。
2021-09-26 23:25 この記事だけ表示
大久保一翁を演じる木場勝己のセリフの説得力。少しの出番ながら深い印象を残す。
大隈重信役で、大倉孝二、登場。歴史上の人物を重厚に演じる姿、新鮮だな…と思って観ていたら、やっぱりおもしろいことをしてくるのであった。今後も楽しみ。
大隈重信役で、大倉孝二、登場。歴史上の人物を重厚に演じる姿、新鮮だな…と思って観ていたら、やっぱりおもしろいことをしてくるのであった。今後も楽しみ。
2021-09-19 23:20 この記事だけ表示
…草g剛に徳川慶喜が降りてきているような。ちょんまげ姿で軍服の洋装、かっこいい。
ときに目に狂気を孕む男、山内圭哉演じる岩倉具視と、梅沢昌代演じるトメのやりとりが楽しく。
渋沢栄一の孫娘の渋沢華子が書いた『渋沢栄一、パリ万博へ』を久方ぶりに読み返しています。祖父の女性問題についてもあけすけに書かれており。1921年生まれの著者はレビュー黎明期の宝塚ファンだそう(父・渋沢秀雄は東宝取締役会長)。
ときに目に狂気を孕む男、山内圭哉演じる岩倉具視と、梅沢昌代演じるトメのやりとりが楽しく。
渋沢栄一の孫娘の渋沢華子が書いた『渋沢栄一、パリ万博へ』を久方ぶりに読み返しています。祖父の女性問題についてもあけすけに書かれており。1921年生まれの著者はレビュー黎明期の宝塚ファンだそう(父・渋沢秀雄は東宝取締役会長)。
2021-07-04 23:09 この記事だけ表示
堤真一扮する平岡円四郎、今宵放送回で暗殺さる――徳川斉昭を演じた竹中直人に続き、きちんとした演技ができる役者が画面から消えていくのは痛い。一橋慶喜(草g剛)を京都まで支えに来た際の、「助太刀いたす」と言わんばかりの演技は実にかっこよかった。草gとの演技のやりとりもおもしろく、もっと言い応えのあるセリフで二人が芝居するのをいつか観られたら。
2021-05-30 23:50 この記事だけ表示
熱血演技が毎週楽しい徳川斉昭役の竹中直人を、徳川慶喜役の草g剛が受け切ったくだりに見応えあり。先週放送分では狂乱の美賀君(川栄李奈)を見ている慶喜の虚無の表情にぞくっとしましたが、今週の二人のやりとりも何やら意味深で怖い&今後が楽しみ。
2021-03-28 23:59 この記事だけ表示
徳川慶喜役、草g剛の髷姿がりりしい。あくまで柔らかなその語り口に、――慶喜という人の内の真空、ブラックホールにそのまま飲み込まれていくような。
2021-02-28 20:58 この記事だけ表示
草g剛のスターぶり!
竹中直人が早速いい味。声が素敵。
竹中直人が早速いい味。声が素敵。
2021-02-14 23:41 この記事だけ表示
今に生きる我々は、歴史上に起きた過去の出来事の顛末を知っている――その顛末の帰結の果てに、我々が生きる今がある。しかしながら、今を生きる我々が、今起きている事態の成り行きを知らないのと同様、過去の時点においての“今”を生きる人々は、その顛末の成り行きを知らない。最終回を観て強く違和感を覚えた次第である。
主人公明智十兵衛光秀を演じた長谷川博己の盤石の受けの演技が周囲に好ましい影響を及ぼしていくのを見守った一年だった――印象に残った役者についてはその都度記した。また、正親町天皇役として登場した坂東玉三郎の存在感が終盤の展開をぐっと締めた。ジョン・グラム作曲のテーマ音楽も勇壮でよかった。
主人公明智十兵衛光秀を演じた長谷川博己の盤石の受けの演技が周囲に好ましい影響を及ぼしていくのを見守った一年だった――印象に残った役者についてはその都度記した。また、正親町天皇役として登場した坂東玉三郎の存在感が終盤の展開をぐっと締めた。ジョン・グラム作曲のテーマ音楽も勇壮でよかった。
2021-02-14 14:10 この記事だけ表示
月の光に照らされながら、明智十兵衛光秀(長谷川博己)、そして三条西実澄(石橋蓮司)と、“桂男”の伝説について語る正親町天皇(坂東玉三郎)――玉三郎に異界へといざなわれる、幻想的で美しい場面。
2021-01-17 23:24 この記事だけ表示
NHKBSプレミアムで日曜22時に放送されているドラマの初回(1月10日)放送分。バレエ監修は熊川哲也。Kバレエカンパニーが協力し、同団から小林美奈と栗山廉、そしてゲスト・アーティストの宮尾俊太郎が出演。“孤高の世界的バレエダンサー”(公式HP紹介文より)高野悠を演じる宮尾俊太郎の俺様演技がツボすぎる! 第一声はいきなりフランス語だし…。ちなみに、あひるがこよなく愛する新宿伊勢丹地下食料品フロアが発行している食のマガジン「FOODIE」VOL.10に彼が登場していて、糖質をいっさい取らないというその非常にストイックな食生活に感銘を受けたのですが、同じ号に出ていた「白鳥の湖」クッキーにも感銘を受け、買いに行ってしまったあひるであった(笑)。宝塚月組版ではトップ娘役・愛希れいかが「東京五輪音頭」のすばらしい歌唱を聴かせちゃったりしましたが、ドラマ版の今後の展開も楽しみです。
↓「白鳥の湖」クッキー&缶。クッキーの方の白鳥は多少あひる感も…?
↓「白鳥の湖」クッキー&缶。クッキーの方の白鳥は多少あひる感も…?
2021-01-16 18:17 この記事だけ表示