小椋佳で「愛燦燦」。切々とした歌声。――実は、大学時代、先輩と同じ授業にたびたび出席していました。私、就職活動に失敗して、卒業したのと同じ法学部に学士入学していて、だから同じ学部を違う類(公法コース&政治コース)で二度卒業しているのですが、二度目の卒業の同期生です。公衆電話でコンサートの打ち合わせをする美声が法学部の古めかしい建物に響いていたことが懐かしく。
 五木ひろし「山河」――作詞は小椋佳。よけいなものが削ぎ落された境地の歌声で描き出す理想郷。「♪顧みて恥じることない足跡」、歌手にとってのそれは、その歌声によって人々の心の中に残した軌跡。過去を振り返り、かつ未来への道を明るくまっすぐ見据える、実に前向きな歌! それにしても五木ひろしは観るたびに若返っていっている。
 三山ひろしと山内惠介で「元禄名槍譜 俵星玄蕃」。聴く者を陶然とさせる三山ひろしの声、弓矢の如くピュンと飛んでゆく山内惠介の声、華麗なる声の競演。
 三山ひろし「谺−こだま」。カーンと響くその声をいつか生で体感したい! 歌声の包容力。日本人としての心性の中にある音の記憶を揺さぶられて。
 五木ひろし「遠き昭和の…」。――彼の身体と歌声の中に、日本の歌の歴史が脈々と流れているのを確かに感じる瞬間!
2021-01-26 23:52 この記事だけ表示
 あひるブログは2021年も「うたコン」を応援しています!
 石川さゆり。暮れの「紅白歌合戦」ともまた違う「天城越え」――持ち歌に磨きをかけてさらに名曲へと育て上げていくことの尊さ。無邪気に微笑んで歌う「♪あなたを殺していいですか」の凄み。互い以外にもはや何もないこの世の果てまでたどり着き、命を燃やしぶつけ合って愛し合う壮絶を、さらっと歌って。
 氷川きよし「母」。歌いかけるところのその“母”から生まれた己の生をしみじみかみしめるような歌唱。今日もかっこよくて、綺麗だった。
 水森かおり「鳴子峡」。峡谷を吹き荒れる風の音。歌声に迫力が増した。
 石川さゆり「飢餓海峡」。かわいい声で表現する情念に、社会のしがらみやしきたりといったものを超えて厳然と存在する根源的な生の力を感じた。古典作品の中にときおり姿を見せる、激しい女性の姿。
 純烈「プロポーズ」。一人一人の個性が少しずつ見えつつある。
 細川たかし「北酒場」。昨年の明治座公演の楽しさが不思議なくらいに心と身体に一気に甦り、ポカポカと温めてくれた。声の艶!
 モーニング娘。’21「ギューされたいだけなのに」。好きだからこその女の子のふてくされをもっとかわいく描き出す表情の研究を!
2021-01-19 23:14 この記事だけ表示
 遅くなりました。
 2020年12月31日放送を生視聴。落ち着いた進行で、例年より歌そのものをじっくり楽しめた。とりわけ、司会の大泉洋の「紅白大好き!」感が、会場にいない観客、テレビの前で見守る視聴者の気持ちを代弁して好印象――そう言えば彼は、昨年の三谷幸喜作・演出『大地(Social Distancing Version)』でも“観客”を演じていたのでした。

 King & Prince「I promise」。せつなさは伝わった。もっとキラキラはじけて良し&もっと踊り揃えたが良し。
 山内惠介「恋する街角」。王子様のような衣装で、決めポーズも画面のこちら側に炸裂! 2020年、山内惠介に出逢えてよかった!
 milet「inside you」。ミュージカルに出てみないか!
 Little Glee Monster 「足跡」。力強さに勇気をもらった。
 SixTONES 「Imitation Rain」。世界観完成度高し。
 水森かおり「瀬戸内 小豆島〜2020映えSP〜」。心を乱されず確固として歌の世界を展開する水森かおりがツボ。
 天童よしみ「あんたの花道〜腹筋太鼓乱れ打ちSP〜」。ストロングな歌声に集中させて〜!
 さだまさし「奇跡2021〜紅白バージョン〜」。聴く者の心に優しく寄り添う絶唱に、歌い出しから涙! オーケストラを堂々従え歌う、大歌手の姿。――彼のあの美しい演技が貴方にインスピレーションを与え、そして貴方の歌声がまた人々のインスピレーションとなっていく、その環の尊さ。一人一人がそれぞれの生に与えられた役割を果たすことで、世界を少しずつ美しい場所へと変えていくこと。いつでも一緒に歩いています!
 <紅白 ディズニースペシャルメドレー>。氷川きよしの王子様ぶり、包容力が素敵! どこまでも空を翔けていくように、夢の世界へといざなわれて。ますますミュージカルに出て欲しい!
 五木ひろし「山河」。日本人の心性に切々と訴えかける素晴らしい歌唱! 日本の美しい景色のパノラマを展開し、その中で、日本の歌手としての誇りに満ちた姿で歌っていた。――明治座公演「新春『五木先生の歌う!SHOW学校』舞台版」、本日行く予定にしていたので、公演延期が残念です。いつかは生五木ひろし!

 瑛人「香水」。声に艶とせつなさが増した! いかなる状況でも自分の歌をしっかり貫き通せるようになって、アーティストとして大きく成長。
 Perfume「Perfume Medley 2020」。実は弟が前々からのPerfumeファン。今年の大晦日は感染防止のため実家に来なかったけれども、今、観てるかな…と。
 BABYMETAL「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。興味深い世界。
 郷ひろみ「筒美京平 トリビュートメドレー」。郷ひろみワールドを展開!
 JUJU「やさしさで溢れるように」。――忘れていない。でも、まだ書けない。
 連続テレビ小説「エール」コーナー。すっかりウインクがトレードマークとなった山崎育三郎が大活躍。「長崎の鐘」の森山直太朗に切々とした魅力。「栄冠は君に輝く」の山崎、せつない! いつか栄冠は君に輝く。
 嵐 「嵐×紅白 2020スペシャルメドレー」。こころ洗われるさわやかなラストデー! 5人それぞれの夢が叶いますように。舞台での活躍も心待ちにしています!
 三山ひろし「北のおんな町〜第4回 けん玉世界記録への道〜」。けん玉ギネス記録挑戦に、すさまじい緊張走る実家のお茶の間。せっかくの歌に集中できません(笑)。見事世界記録達成に拍手〜! その直後、母が自分でもけん玉を成功させていました(笑)。最近、三山ひろしの声のよさと歌の上手さと人柄のよさについて母と話すことが多いです。
 関ジャニ∞「みんなで踊ろう! 前向きスクリーム!」。聴いていて、心から前向きになれる歌唱。とても紅白らしい華やいだ雰囲気があった! 一緒に踊りました!
 東京事変「うるうるうるう〜能動的閏〆篇〜」。演奏にめちゃめちゃしびれた!
 石川さゆり「天城越え」。凄みと妖艶さと。『麒麟がくる』の牧役では無邪気なかわいらしさも見せていて、そんな振り幅のある女性に私もなりたい。
 星野源「うちで踊ろう(大晦日)」。せつない歌唱にいつになく大人の男の色気を感じた。仲間!
 氷川きよし「限界突破×サバイバー」。白→紅→ゴールドと衣装変化の濃密な時間。美しかった! エンターテイナー氷川きよしのさらなる展開に期待!
 松任谷由実「守ってあげたい」。少女時代の愛聴歌であり、人生のテーマソングの一つを、こんな形で聴けて、涙涙涙。「♪守ってあげたい/あなたを苦しめる全てのことから」――評論家としてはあまりお節介しすぎても何なので、そのあたりの按配が難しいところですが。しかし。今年は紅白、コントないんだな…と思いきや、まさかユーミンが(笑)。
 玉置浩二「田園」。生きてきた人生を包み込んで、歌を大きくふくらませていた。
 福山雅治「家族になろうよ」。――その人のこと、いろいろな人からよく頼まれます。そこに、彼の人となりを知る思いです。仲間=大きな「家族」。いざ共に闘わん!
2021-01-16 18:10 この記事だけ表示
 年内ラスト放送分、やっと観られました。
 純烈「純烈のハッピーバースデー」。小田井涼平のダンスにひかれる。
 丘みどり「白山雪舞い」。歌い手としての矜持! ――雪景色の中、一人踊る女。彼女の熱さが、その身に舞い散る雪を溶かしてゆく。
 山内惠介「唇スカーレット」。白地で襟のところにリップマークがある衣装がかわいい、と思いきや、リップマークがあちらこちらに! 歌い出しからねっとり炸裂。「♪君にあげるから」のポーズが画面越しに聴き手に命中! 美川憲一を彷彿とさせる艶っぽい歌声。ノリノリ! ラストの歌い上げ、絶唱。
 五木ひろし「ふるさと」。人の心の中の優しい部分だけを抽出して紡ぎ上げたような歌声に、涙。
 <クリスマスメドレー>。Little Glee Monster「Joy To The World」、すばらしいアカペラ! 海蔵亮太「WHITE CHRISTMAS」は古き良きアメリカのムード。純烈「赤鼻のトナカイ」、まさかの小田井涼平がトナカイ。そして、山内惠介で山下達郎の「クリスマス・イブ」――私の中で、ワムの「ラスト・クリスマス」と並ぶ二大クリスマス・ソング。ねっとりせつない! きらめくクリスマス・ツリーの陰で、来ぬ想い人を一人待つ姿が浮かんで。
 海蔵亮太with大竹しのぶで「ありがとうって気づいていてね」。エールは受け取った! 大竹しのぶに早く肩ポンできるよう、評論家としてますます頑張る! 大竹しのぶ主演『フェードル』はシアターコクーンにて1月8日から! ←勝手に宣伝。
 Little Glee Monster「Dear My Friend feat. Pentatonix」。歌い手としての芯がしっかりしてきた。成長を感じる。
 五木ひろし「遠き昭和の…」。歌が変わった。…昔はよかった…といった懐古ではなく、昭和の時代に苦楽を共にし、今は天から見ている仲間たちの思いすべてを一心に背負って、彼は歌っていた。昭和がよい時代であったように、令和もよき時代にせんと、燃えていた。デビュー50周年にしてますます血気盛ん。「うたコン」2020年ラストにふさわしい歌唱。「紅白歌合戦」も楽しみにしています!
2020-12-29 15:22 この記事だけ表示
 細川たかしで「2020イヨマンテの夜」――燃え盛る恋の炎そのもの。声、すごすぎる! と思った皆様、次の公演の機会には足を運ばれることを強くお勧めします。生で体感する細川たかしは、――人間ってこんな声が出せるんだ…と、驚嘆の思いにひたれること請け合い。十月の明治座公演の「歌謡ステージ」、全編ノリノリで本当に楽しかった!
 井上希美と「船頭可愛や」「トゥナイト」(『ウエスト・サイド・ストーリー』)をデュエットした山崎育三郎は、両曲とも実に艶っぽい。色気炸裂のトニー。
 三山ひろし「夫婦春秋」。村田英雄の半世紀以上前の曲を、きちんと三山の現代的な解釈で歌っていて、…いい曲だな…としみじみ。
 崎山蒼志はどんな大人になっていくのか楽しみな存在。
 明日は観劇のため、録画予約済〜。
2020-11-30 22:59 この記事だけ表示
 言葉になりません(怒)。
2020-11-24 23:59 この記事だけ表示
 ……まだ20時台だっつーの! と内心ツッコミながら、シャウトでカバーのロック・アレンジ「ロマンス」――岩崎宏美の原曲、好きです――の魂のパフォーマンスを体感。……いつか生で聴きたい。女唄を歌う宮本浩次に自分がどんな眼差しを注ぐこととなるのか、実に興味深い。放送が終わって、……え、一曲だけ?! と思いましたが、一曲だけでこのディープ・インパクト。猛獣大暴れ(笑)の後、miletと山本彩はよく頑張った!
2020-11-17 23:56 この記事だけ表示
 石川さゆり&三浦大知で「いい日旅立ち」。――二人の旅人が交錯する、人生の旅路。他者なくして人は生きてはいけない、だから、必ずや、「♪日本のどこかに/私を待ってる人がいる」――。
 徳永ゆうき&辰巳ゆうとで「高原列車は行く」。辰巳ゆうとの歌声に、明るく弾む青春感――ミュージカルに出てみないか!
 石川さゆり「火の国へ」。父の故郷が熊本その後山口で、子供のころよく東京駅から新幹線に乗って宇部まではるばる旅したことを思い出し。
 水森かおり「五能線」。――こんな歌を胸に一人旅に出たら途中で絶対泣いてしまう〜。旅先でふれる人々の親切、その優しさにまた涙したりして。旅情を誘う歌声。
 LiSA「炎」。人生の旅。冒険の旅。せつない旅。
 三浦大知「Antelope」。――各々、透明なカプセルに入っている同士が、手を伸ばし合い、互いにふれ合おうとする。そのカプセルが風に乗ってふわあっと飛んでいって、パーンと割れたそのとき、生身同士でふれ合いが始まる、そんな新感覚。ポツッという音が、洞窟に落ちていく水滴のようで。
 福山雅治「心音」。――秋の並木、並んで歩く人に、心にふわっとマフラーをかけられたような。共に歩けば、心も温かくなる。そして、木枯らしに枯葉舞う中、取り巻く世界もくるくると回って――。大人の男がありのままの心で率直に歌うラブ・ソングに、聴いていて心音、ドキドキ。
 坂本冬美「ブッダのように私は死んだ」。桑田佳祐の楽曲提供。壮絶。すごい曲を作るものだしすごい歌を歌うものである――イタリア・ローマの“骸骨寺”に足を運ぶもその骸骨のありようにどうしても踵を返したときのことを思い出したり。ちょっとない世界観のこの歌をベースに、髑髏の踊りがあるような音楽劇が生まれたなら――と夢想。
2020-11-10 23:15 この記事だけ表示
 10月27日の大阪からの生放送をリアルタイム視聴。先週末、バーチャルで開催された「生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪」(“イケフェス2020”)のトークライブを見ていたこともあって、しばらく足を運んでいない大阪への想いがさらに募り。
 上沼恵美子「大阪ラプソディー」。…「道頓堀今井本店」に行きたくなり。
 丘みどり「雨の御堂筋」。歌声ますます艶っぽく。赤の衣装も似合って迫力のかっこよさ。夜の大阪のネオンが見えてくるよう。船場近代建築散歩や近松門左衛門作品の地めぐりで何度も歩いた御堂筋を懐かしく思い出し。
 山内惠介「王将」。歌に綴られたなにわの心意気を感じ。
 NMB48「世界の国からこんにちは」。1970年大阪万博のコンパニオンのコスチュームのレトロフューチャー版みたいな衣装がかわいい。
 和田アキ子「古い日記」。ゴッド姉ちゃんかっこいい!
 くいだおれ太郎の人形は、黒子二人で遣うことを初めて知り(文楽とは違うのですね)。
 Little Glee Monsterが大阪市立都島中学校音楽部のコーラスと共に「足跡」。中学生たちに、人生の先輩として温かく道を示すような歌唱。
 天童よしみが大阪桐蔭高等学校吹奏楽部の演奏で「道頓堀人情」。頭をなでなで、励まされているような歌声。“イケフェス2020”で視聴したトークライブ「村野藤吾の世界」がとてもおもしろかったのだけれども、大阪に事務所を構えていた建築家・村野藤吾にもあったであろう、対東京のなにわパワーの大切さを感じて。
 西川貴教「やっぱ好きやねん」。――またミュージカルの舞台で観たいな!
 秦基博「泣き笑いのエピソード」。ちょっと涙がにじんだ後に、…よし! と立ち上がって一人、にこっとするような。
 純烈「ヨーデル食べ放題〜大阪食いだおれバージョン〜」。おもろい! 笑った。ちなみに、私の大阪食いだおれ松竹座観劇時バージョンは、<休憩中に「かに道楽」のかににぎりをテイクアウト→終演後、「道頓堀今井」で季節のメニューor法善寺横丁で串カツ→「夫婦善哉」or「丸福珈琲店千日前本店」でお茶>です(食べすぎ)。
 BORO「大阪で生まれた女」。やはりの反骨精神。そして、透き通る哀しみ。完成度高い世界。バックの大阪城の夜景が綺麗だった…。
 上沼恵美子「時のしおり」。上手い。だから、まだまだ行けると思う!
 フィナーレは、和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」。――コロナ禍の今、歌詞がひときわ胸に響く。ひそやかな悲しみの眠りについた町の中、高らかに鐘を鳴らしに行く、白い衣をまとったワルキューレの如き。やはりこの歌が大好きである。そして、…いい曲だな…とかみしめながら歌っていた歌い手自身と思いを共有できたことが幸せ。
2020-10-31 21:01 この記事だけ表示
 コブクロ「YELL〜エール〜」。諦念の果ての希望。
 坂本冬美「まだ君に恋してる」。歌声によって、色あざやかな反物が眼前に織り上げられていくような。
 新浜レオンで「メモリーグラス」。伸びやかな歌声は魅力的なれど、この歌においてはせつなさも欲しいところ。
 氷川きよしで「恋人よ」。絶唱。五輪真弓によるオリジナルの素晴らしさを思い起こさせつつ、そこに歌い手の個性をきっちり加えてくる技が光る。歌詞と共に心凍え、枯葉が舞い散る情景を目の当たりにするよう。今の氷川きよしでシャンソン、聴いてみたい!
 岩崎宏美「思秋期」――reflection。…思えば、子供のころから秋の物悲しさにどこか心ひかれていた、それは、この歌も一つのきっかけだったのかもしれない…と、懐かしい曲に思い。
 日向坂46「ひらがなけやき」。一期生9人、笑顔のテンション・レベルまで揃えてきて。
 米米CLUB35周年スペシャル・メドレー。ジェームズ小野田の存在感。
 日向坂46「アザトカワイイ」。踊れるグループである。
 氷川きよし「母」。――人は皆、母から生まれてくる。すべての人の心に切々と訴えてくる、大きな意味でのラヴ・ソング。私も、母が夜の散歩で元気な顔を見せてくれることが毎日うれしいのですが、…この歌、よかった…と母も申しており。
2020-10-24 20:24 この記事だけ表示